She isでは、特集テーマをもとにGirlfriendsに選曲してもらったプレイリストを毎月Spotifyで配信していきます。9・10月の特集テーマ「未来からきた女性」で曲を選んでくれたのは、日仏ハーフのシンガーソングライター / トラックメーカーのマイカ・ルブテ。14歳から独学で宅録を始めた彼女は、音楽活動だけでなくモデル、ファッションブランドとのコラボレーションなども行い、活動場所も国内外さまざま。そんな垣根のない世界で生きる彼女が感じる「未来からきた女性」は、どんなイメージなのでしょう? 国や時代を超えて輝きを放つ女性たちのミュージックをどうぞ。
01:Sui Zhen "Take It All Back"
オーストラリアのシンガーソングライター / トラックメーカー。一昨年くらいに知って、去年いっしょに『宅録EXPO』というイベントに出てもらったりしました。こんな骨太サウンド作ってて、それでいてチャーミングなやさしさに溢れた、スーパーウーマンだった。カッコいい。大好き。
02:Amber Mark "Way Back"
この曲にはやられた。最近スターになってきてる人。流行りの音でもなくて、未来からきた=フューチャリスティックでもなく、普遍的にエモいところが最高。太い樹の幹みたいな精神性の人なのかなぁ。精霊? なイメージ……。いつか会えたらいいな。
03:Laurie Anderson "O Superman"
これ1981年の音だよ。このテーマでこの人を選ばずにはいられなかったです。アヴァンポップの先駆者的な真のアーティストで、ルー・リードの元パートナーです。ビデオも素晴らしき唯一無二……。私含め、この時代に存在していた未来音にたくさんのアーティストが影響受けてると思う。
04:FKA twigs "Water Me"
今までになかったものが急に現れたとき、初見の違和感とか、謎のきもちわるさを少なからず人間は感じたりしますよね。FKA twigsを最初に聴いたとき、まさにそうだった。そしてハマっていくという。
05:Bjork "Venus As A Boy"
まぁ、もはや、外せないよね。私なんぞが説明する必要もないのでは……。ビョークの音楽、いつ聴いても、古くならないですよね。なぜなら、それは、未来からきた人だからー!!!!!
06:Ermhoi "Glamorous R"
家が近所なの(!)。それは後から発覚したことだけど……。Ermhoiの音楽は、時代の流れとか、そういうものは無視していいんだって思わせてくれる。自分の軸さえあれば。ぶれなさ大Respectです。こんどまじお茶したいです。
07:Yoko Ono "O'Oh"
オノ・ヨーコさん。大好きなアルバム『Yes I'm a Witch』から一曲。
08:Nina Hagen "Cosmic Shiva"
笑っちゃうくらいキレてる。赤ちゃんのボイスが微妙に不気味なところも理解不能で、いい。1970年代っておそろしいな。未来からくる女性だって色々いるよね。
09:Blood Orange "Best to You"
Blood Orange自体は女性ではないけど。まぁそんなことはいいよね。これを聴くと「未来からきた女性」を連想させられる。レインボーのワンピースでローラースケートしながら宇宙ステーション爆走してる人? シルバーのボディースーツ着た緑のボブヘアの人? たのしい。
10:The Swan & The Lake "Heavens Voice"
『未来からきた女性』っていう映画をもし作るとしたら、このロング尺な祈り系インストを冒頭に使うのいいと思う。ぜひナレーションやらせてください。
11:Maika Loubté "You and I"
今更だけど音楽って常に未来に向かってるよね。再生した、その時間の流れのことを言うもんね。その時間軸をあらかじめ作っているわけだから、私も未来からきてるのかな……。はじめまして。聴いてください。You and I。