オンラインセレクトショップ「CINRA.STORE」のディレクター・康(かん)さんと小島さんが、4月の特集「ほのあかるいエロ」に合わせたアイテムを紹介。想像力を掻き立てる黒のタイツからいつもより大胆になれそうなアイマスクまで、どこか「エロティシズム」を感じさせるアイテムが揃いました。
ドキッとさせる肌へ近づくリッチなボディークリーム
誰かをドキドキさせるには、何と言っても「保湿」が重要です。例えば、不意に誰かの肌に触れたとき、その肌がふんわり滑らかでドキッとしたことはありませんか? おまけにその相手が好きな相手だった場合、「負けた」なんて思うことも。ですからリッチなボディークリームで念入りに保湿をしましょう。いつどんなことがあっても良いように。
こちらのアメリカ・コロラド発のボディケアブランド「FORMULARY55」のハンド&ボディクリームは、シーソルトとラベンダーに加えふんわりとジャスミンとムスクも感じさせる良い香り。しっかりと保湿してくれるのに、べとつきません。近づくと良い香り、触れると滑らか。想像するだけで素敵です。(康)
余計な詮索をしてしまうビッグサイズのロンT
普段からメンズの洋服を着るのが好きです。大きめサイズの洋服の中で体が泳ぐ感じが好きなんですよね。単純だけど、「恋人の服借りてきたのかしら?」なんて想像してしまうところも良い。
タトゥー文化を広めるためにKaho Iwayaが立ち上げたブランド「opnner」のロングスリーブTシャツもそんな想像力を掻き立ててくれるアイテム。ボーイッシュな印象になりがちなゆったりシルエットのカットソーでも、こちらのように袖口がリブになっていれば、きゅっとしまった手首など女性らしいポイントをさり気なくアピールすることができます。
ビッグサイズの洋服は見た目とは裏腹、「女性としての自分」を際立たせてくれるアイテムだと、私は信じています。(康)
「向こう側」を感じずにはいられない黒のストッキング
肌色のストッキングは履きません。なぜなら、往生際が悪い気がするから(オフィスで肌色のストッキング着用必須の方、すみません)。でも黒いストッキングは好きです。特に、足のツメを赤く塗って、それがシアーなストッキングのつま先から透けて見えるのが好きです。「向こう側」が確かに存在していて、そこに対する想像力が掻き立てられるのが良いんですよね。なので、私の中でストッキングと言えば「黒」。それでもって「つま先」です。
プロダクトブランド「proef」から出ている「TONE」シリーズのタイツは、編みの濃淡で柄を表現したデザインが揃います。太ももやサイドのほか、もちろんつま先もシアーに。向こう側を感じずにはいられません。(康)
「昼は淑女、夜は娼婦」なクラッチバッグ
「昼は淑女、夜は娼婦」という言葉がありますが、シンプルな美しさが魅力のバッグブランド「COET」のクラッチバッグもまさにそんな存在。一見クールな顔をしていますが、開けたらドキッ。ふとした瞬間にチラリズムするこの真っ赤な裏地が、最高にエロティックだと思いません?
がま口部分の口金をカチッと締める所作にも、大人の艶っぽさみたいなものを感じさせます。ここぞという時の勝負下着的な使い方で、デートの時の勝負バッグにしてみてはいかがでしょうか。(小島)
いつもより大胆になれる手刺繍のアイマスク
スタンリー・キューブリック監督のR18指定映画『アイズ・ワイド・シャット』で、最も印象的なのが仮面パーティーの性描写シーン。人は顔を隠すと大胆不敵になれるものですが、以前、目隠しをして真っ暗な空間を歩いていく『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』に参加した時も、なぜかいつもより大胆になれたことを覚えています。暗闇の中では「ここに何があるんだろう?」と、常に想像力を働かせ、自らアクションしないと前には進めない。さらには視覚が塞がれることで嗅覚、聴覚など他の感覚が研ぎ澄まされるので変なアドレナリンも出てくる。だから不思議と行動的になれたのかもしれません。
前置きが長くなりましたが、私のおすすめはアイマスク。ひとりで眠る時にはもちろん、ふたりで愉しむ時にも。映画の主人公みたいに大胆になれるかもしれませんよ。(小島)
どこか色気を感じるオールブラックの革ベルト
黒い革のベルトにはどこか色気を感じます。使い込むと艶が出てくるところや、ウエストをキュッとやる仕草や、あとはフェティシズムの象徴(と私は思っている)「白シャツ」を想像させるからでしょうか。
神戸を拠点とするハンドメイドのベルト専業メーカー「SOAK IN WATER」のベルトは、バックルも縫い糸もすべてオールブラックで統一。白シャツの魅力をより引き立てる存在になるはずです。(小島)