偶然と選択が溢れる日々の中でそれらをどのように自分の力に変えていくのかを考える特集を展開した「ハロー、運命」の一環として、伊勢丹新宿店 TOKYO解放区で開催されたポップアップショップ『ハピネス香港』とShe isがコラボレーション。漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんをゲストに迎え『She is BOOK TALK』を開催しました。
さまざまな取材を通じてスピリチュアルの分野に精通している辛酸さんは、「運命」をどう捉えているのでしょう? 「運命」をテーマに選んだ本の紹介を交えながら、本場・香港の風水事情や、風水とファッションの関係について、『ハピネス香港』のプロデューサー・幸田康利さんと共にお話していただきました。終盤には辛酸さんによる参加者の方へのタロット占いも実施。盛りだくさんのイベントのレポートをお届けします。
歴史ある香港の風水事情とファッションの関係とは?
『ハピネス香港』は香港の魅力をファッション、アート、カルチャー、音楽を通じて伝えていこうというプロジェクトで、2016年から小谷実由さん、CHAI、たなかみさきさんなどとコラボレーションしながら行われてきました。2019年は香港のナイトラウンジをイメージしたポップアップショップを展開。幸田さんによると最近の香港では、ナイトラウンジでクリエイターたちが交流するのがムーブメントになっているのだそう。
幸田:もともと香港は、歴史的にも中華圏の文化とイギリスの文化がミックスされているんですけど、ナイトラウンジはそうした従来の文化と香港生まれ香港育ちの若手アーティストによる文化が混ざってDIYでつくられた新しい場所です。『ハピネス香港』を通じて香港独自の新しいクリエイションを日本の方にももっと知ってもらって、日本の方とコラボしたり、お互いの視点を改めて考えてみたりと、フィードバックがあったらいいなと思っています。
辛酸:前に香港に行ったときに、このショップでも取り扱っている「Adamo 3D Bag Original」が、ショッピングモールのデザイン系のコーナーで大きく展開されていたんです。そのときは買わなかったんですけど、もしかして香港で流行っているのかなと思って。空港に行ったら、空港のデザイン系ショップでも全面的に推されていたので、「これを買わないと香港に行ったって言えないんじゃないか」とか思って購入しました。実際にこのブランドって香港で注目されているんですか?
幸田:正直に言うと、香港ではあんまり認知されてないですね。ただ『ハピネス香港』では3年連続で取り扱っていて、毎回品切れが出るほど人気です。日本の方が香港を見る目は現地とはまた違っていて、だからこそ新たな香港の魅力が見つかると思うんです。
新しい場が生まれてきている香港ですが、古くから風水の考え方が浸透していて、現在でも人々の生活のなかに根づいています。運命にあらがえないとしても、日々の生活によって少しだけ軌道を変えられるのではないかと考えたとき、香港の人たちは風水をつかって、どのようなことを実践しているのでしょうか?
幸田:香港ではだんだんと身につけるものやファッションに風水を応用する考え方になってきているんです。昔は人間も大自然の中に住居を建てていたので、たとえば川の氾濫や土砂崩れが起きるような地域に家を建てるときに、その地域のどこであれば危険を避けられるのかっていうことを考えていて。その後も、危険を避けて運気を引き寄せる街作りを考えて、それがだんだん、家のインテリアの配置だとか、個人のファッションにも落とし込まれるようになってきたんです。
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