4月7日
今日から勇真さんはお店(ジム)を閉めることを決めた。しかし朝から従業員の人たちとオンラインで打ち合わせしたり、リモートトレーニングをしたりで忙しそう。夜は杏里と二人でお月見をした。杏里をスーパーやコンビニなど家と保育園以外の室内には入れないようにしているので、夜ご飯の後一人で急いでスーパーに行きお団子と桜餅を買う。杏里は絵本の影響でお月見に憧れを持っていて、お月見したいとかなり前から言っていたのだ。前回の満月の日(3月10日のワームムーン)では、わざわざ仕事終わりに百貨店のデパ地下に寄ってお団子を用意したのに雨あがりで雲が厚く、月が全く見れなかったのだ。今日は雲一つなく、とても綺麗に満月が見れた。杏里は念願のお月見がやっと出来て、本当に嬉しそうだった。
【夜の読み聞かせ絵本】
①『きいろいのはちょうちょ』(作・絵:五味太郎 出版社:偕成社)
<出版社からの内容紹介>
ちょうちょ! と思って網をかぶせると意外や意外、花や木の実や風船で失敗また失敗。蝶の形の穴あきしかけでめくる楽しさ抜群!
<感想>
子供の大好きな穴あきしかけ絵本。ちょうちょの正体が何だったかよりも、その空いていた穴が一体何になるかに注目してしまう。雑誌の表紙の男の人がかけているサングラスだったり、工事現場で働くおじさんの口だったり、宇宙人だったり。本当によく出来ているし面白い。何度読んでも娘も黄色いちょうちょの正体よりも穴の行く先にワクワクしている。
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②『バムとケロのさむいあさ』(作・絵:島田ゆか 出版社:文溪堂)
<出版社からの内容紹介>
はなが凍りそうな火曜日の寒い朝、こんな日は池も凍っているはず。そこで見つけたのは、池と一緒に凍っているあひるのかいちゃん。
<感想>
友人にバムとケロシリーズで一番好きだと言ってプレゼントして貰った絵本。バムとケロシリーズは絵が細かくて色んな仕掛けがあって、何度見ても楽しめるし、読むたびに発見がある。その中でも確かにこれはオチが一番面白い。バムの冬服もハイセンス。ケロちゃんはかいちゃんが家に来てくれたことが嬉しすぎてハイテンションなのが、とても可愛い。何度も読むとどんどん好きになっていきバムとケロシリーズを全て集めたくなってしまう。大変。
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③『なつみはなんにでもなれる』(作・絵:ヨシタケシンスケ 出版社:PHP研究室)
<出版社からの内容紹介>
『りんごかもしれない』『りゆうがあります』『ふまんがあります』などで人気の絵本作家ヨシタケシンスケがおくる、くりかえしが楽しいまねっこ絵本! なつみは、「すごくいいことおもいついたよ!」と、おかあさんのところにやってきました。そして、「なんのまねをしているか、あてるゲームだよ!」と、問題をだします。なつみは、毛布にくるまったり、手をぐるぐる回したり、身近なものをからだをつかってまねしていきますが、おかあさんはなかなか当てられません。ほのぼのとした親子のやりとりも見どころです。
<感想>
最初読んだときはなつみの発想が面白いなぁ……可愛いなぁ……くらいだったのですが、何度も読んでいると娘がなつみの真似をするようになってきて「杏里読んであげるね?」と言い「これは? これは?」と張り切ってなつみと同じようなポーズを取っている。本当になんにでもなってしまう杏里を見ながら、杏里の将来のことを考えたりする。夢がある絵本だと思う。
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④『りんごがたべたいねずみくん』(作:なかえよしを 絵:上野紀子 出版社:ポプラ社)
<出版社からの内容紹介>
木になった赤いりんご。でも、ねずみくんには木が高すぎてとれません。トリくん、とんできて一つとり、サルくん、のぼって一つとり……。
<感想>
私が小さい頃からある「ねずみくん」シリーズ。全て可愛くってユーモアがある。その中でもこの絵本はとても大事なことを伝えてくれる絵本。色んな動物たちがいてその動物たちの得意とする方法でりんごをどんどん取っていく。小さくて木に登れないし空も飛べないねずみくんは全然りんごが取れなくて悔しがるけど、最後には自分の良さをちゃんといかしてりんごが取れる。子供にも自分自身の良いところをちゃんと見つけて欲しいし、認めて欲しい。杏里に「杏里は自分のどこが好き?」と聞いたら「どこも好きじゃなーい!」と言われた。ガビーン。これから見つけて欲しい。
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⑤『おばけのてんぷら』(作・絵:せなけいこ 出版社:ポプラ社)
<出版社からの内容紹介>
うさこがごきげんでてんぷらをあげていると、においにさそわれた山のおばけが、そーっとしのびこんできました。さあ、たいへん!
<感想>
私は絵本を買うときになるべく現代の作家さんの絵本を買いたいな、という気持ちがあって(と言いつつここで紹介している絵本も巨匠の作品が多いのですが)ヨシタケシンスケさんやシゲタサヤカさんの絵本を購入するのですが、やっぱりこのせなけいこさんのめがねうさぎシリーズが好きで、その中でもこの『おばけのてんぷら』が大好き。自分が小さい頃はおばけが抜けてしまって衣だけになってしまった天ぷらを想像しては、ワクワクしていました。だって凄く軽くてサクサクしてそう! 一度で良いからかじってみたい! 大人になってから娘に向けて読んでみると、たまご屋さんや八百屋さんにならんで乾物屋があるし、うさこは英字新聞の買い物袋を持っているし、なかなかハイセンス。
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⑥『おつきみおばけ』(作・絵:せなけいこ 出版社:ポプラ社)
昨日も読んだのだが、お月見をしたので今日も読む。「今日おつきみしたねー!」と何度も杏里が言う。可愛い。