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伊藤万理華「全部私が抱きしめてあげる」。自分を味方につける生き方

伊藤万理華「全部私が抱きしめてあげる」。自分を味方につける生き方

「調査隊コラム:好きなものの愛し方は人の数だけ。」vol.4

SPONSORED:『出会えた“好き”を大切に。』
インタビュー・テキスト:羽佐田瑶子 撮影:小林真梨子 インタビュー・編集:野村由芽
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伊藤万理華さんが読者から集まった「好き」を形にするためのお悩みに答える

ここからは、She is読者の方々から送っていただいた「好き」にまつわるさまざまな質問に、伊藤万理華さんにお答えいただきました。

Q.幼い頃から表現することがとても好きですが、映像の中の自分を好きになれないです。写真に写る自分の姿に違和感を覚えることはありますか。
A. 自分のことは自分で認めてあげてほしいです。そして、自分一人ではなくだれかと一緒に作品を作ることで、肯定できるようになると思います。

私は幼い頃から表現する事がとても好きです。言葉を使って詩を書いたりお話を書いたり、最近は映像を使って頭の中を可視化するといったこともとても好きで、幅を広げて色々な挑戦をしてみたいと思っています。
しかし、自分をモデルにして映像を撮ろうとした際に、映像の中の自分を好きになれなくて、どうしても自分を表現の一部にする事が出来なかったのがショックでそこからあまり写真や映像に自分を写すことが出来なくなりました。伊藤万理華さんはカメラの前に立つ事で自身を表現されることが多いと思うのですが、写真に写る自分の姿に違和感を覚えたりすることはありますか?

伊藤:違和感を覚えること、あります。まずは自分から新しいものを作ることができることはすごい才能だと認めてほしいです。そして、コンプレックスがどこにあるかはわからないけれど、映像に映っている自分も自分自身だと認めないと進まないと思います。

好きになれないなら、被写体をお友だちにお願いするとか? 人に見せることは勇気がいるけれど、仲間と新しく物を作ると違う意見が生まれて、肯定してくれることもあります。今後のことが見えてきた時に、その先は自由に決めてください!

Q. 好きなことは趣味でいいと大人はよく言いますが、どう思いますか?
A. 周りの意見に流されず、一度好きなことを仕事にしてみて、違和感を感じたら方法を変えてみたらよいと思います。

「好きなことは趣味でいい」とよく大人は言いますが、この言葉に対して万理華さんはどう思われますか?

伊藤:私は、性格的に好きなことを仕事にしたいので、そうは思わないです。いろいろあるけれど、喜びもあります。周りの意見に流されずに、一度やってみて、違和感を感じたら方法を変えたり離れてみたり、やって失敗すると学びは多いと思います。

Q. 好きなものに対して思い通りに意見を伝えられていないと感じたり、申し訳なく恥ずかしくなってしまうことがあります。
A. 受け取り方は人それぞれなので、他人の反応は気にしなくていいと思います。

好きなものやいいと思ったことに対して前向きな意見を人に伝えたり、Twitterなどを利用しても、つい後で思い返すと自分の思い通りに伝えられていないと感じたり、何となく申し訳なく恥ずかしくなってしまうことがあります。万理華さんは似た経験がおありになったり、もしくはSNSで舞台や個展などの感想をご覧になったりしますか?

伊藤:受け取り方は人によって違うので、自分の言葉を受けた他人の反応は気にしなくていいと思います。恥ずかしくても、その時の感情で書いたことは間違っていないし、伝わらない人には伝わらないもの。個別の事象があるので一つの見解を言えませんが、言い方に正解はないと思います。恥ずかしいことなんて、たくさんしています!

Q. 好きな服を着て、好きな物を揃えて生活がしたいですが妥協せざるを得ず、「自分に見合った生活をしないといけない」という思いにとらわれています。
A. 自分の好きな空間や時間を、部分的にでも作るといいと思います。

私はどうしても家庭環境や他人に言えない生活の悩みなどで頭がいっぱいになってしまいます。
本当は、そんな悩みに関係なく、好きな服を纏いたいし、好きな物を揃えて生活がしたいです。妥協したくないのに、妥協せざるを得ず、また「自分に見合った生活をしないといけない」という思いに囚われて、本当はしたくない選択をしてしまいます。万理華さんだったら、どこから解決していきますか?

伊藤:難しいですね。でも、環境のせいなら自分が満足できる場所を部分的にでも作るといいと思います。一角にだけ好きなものを集めるとか、お風呂上がりの時間だけ好きな服を着るとか。好きなものがないと、心が死んじゃうかもしれない。自分のことは自分で認めてあげてほしいです。そして、自分の好きな空間や時間を作ってください。

「私」という主語を、大切にしていた伊藤万理華さん。常にやわらかい表情で、どちらか正解を決めることなく、「いろんな考え方がありますが」と相手の意思を尊重するような言葉選びをされていたのが印象的でした。

自分で考えて、動いて、私にとっての正解を見つける。でも、客観的な視野も柔和に広く持っておく。そこには、葛藤も悩みも必要なことです。怖いけれど一歩踏み出すことで、新たな景色や感情が待っていると思うとワクワクしてきませんか。決めるのは自分ですが、決して私たちは一人ではありません。まだ出会えていない仲間がいることを信じて、私だけの好きを、そして自分を、思いきり抱きしめましょう。

PROFILE

伊藤万理華

1996年2月20日、大阪生まれ、神奈川育ち。乃木坂46卒業後、女優としての活動に加え、雑誌「装苑」で手描きコラム連載、PARCOでの個展を2度開催するなどクリエイターとしての才能も発揮。心斎橋パルコオープニング映像企画「真夜中は女の子」、パルコ劇場初の朗読劇「仮面夫婦の鑑」など映像、舞台など幅広く活躍。2020年、「第33回東京国際映画祭」で主演映画「サマーフィルムにのって」(2021年公開予定)が特別招待作品として上映。

INFORMATION

サイト情報
『出会えた“好き”を大切に。』

いろいろな経験をした結果
出会った“好き”に囲まれていると、
自分らしくいられる気がする。
“好き”にまっすぐだからこそ、
こだわりを貫けたり、
やりがいが感じられたり、
心が満たされたりする。

そんな、自分らしい“好き”は
日々の暮らしの中に
心地よい風を呼び込んでくれる。
だから、出会えた“好き”を大切に。

出会えた“好き”を大切に。|リクルートスタッフィング ビームス

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