恋愛の出会いで使用されるイメージが強い一方で、友達やビジネスなどさまざまな出会いを世界中でもたらしているTinder。12月4日に開催されたTinder×She isのオンラインイベント「思いがけない出会い、その先にあるもの」では、Tinder Japanのカントリーマネージャー永田香澄さんをはじめ、「はましゃかと龍崎翔子が楽しむ、恋だけじゃないTinderの出会い方」でユニークなTinder活用法を語ってくれたはましゃかさんと龍崎翔子さん、少女写真家の飯田エリカさんが登壇。プロフィールの文面つくりかたや体験談、プロフィール写真のテクニックをはじめ、Tinderにまつわる様々なトピックをじっくり深掘りしていただきました。
自らマッチングアプリで夫と出会ったTinder Japanのカントリーマネージャー。「プロフィールは気合いを入れてつくってみてほしい」
まず登壇したのは永田香澄さん。リクルートで婚活サービス「ゼクシィ縁結び」の前身の立ち上げに関わったのち、アメリカに渡りポケモンの子会社を経てTinderに就職。現在はTinder Japanのカントリーマネージャーを務めています。
Tinderの成り立ちから、コロナ禍で人と直接出会うという概念が揺らいだ今年1年のTinderユーザーの興味関心の変化などをお話しいただくなかで、永田さんが特に強調していたのは、プロフィールづくりの重要性。
永田:Tinderは190か国以上、40を超える言語で使用可能で、累計DL数は4億以上、総マッチ数は550億件を超えています。ユーザー数が多いなかで、いかに人に注目してもらえるかが最大のポイントなんです。
そのためにはやっぱり写真と文章が重要なのでプロフィールは気合いを入れてつくってみてほしいです。気合を入れると言っても、とりあえずやってみて、LIKEをくれる相手が自分と合わなかったら変えてみるくらいでOK。友達や第三者のアドバイスを入れてつくるのもオススメですよ。
永田さんご自身、友達のアドバイスを取り入れてプロフィールをつくった結果、現在の夫と出会ったといいます。
永田:友達に写真を見せたら「全然ダメ!」と言われて、その場でヘアメイクしてもらって、写真を撮りなおしたんです。最初は本人とのギャップが大きすぎるんじゃないか不安になりましたけど結果オーライです(笑)。
Tinderでプロフィールの文章をつくるときに重要な4つのポイント
それでは具体的にどんなプロフィールをつくっていけばいいのでしょう? まずTinder社が教えてくれた大きなアドバイスは、「Tinderではプロフィール写真とともに、文章の最初の数行が表示されるので、ここに自分らしさを込めるようにすると良い」ということ。
先日公開されたインタビューで「ご近所フレンズ」や一緒に美術館に行く友達と出会った体験談や、Tinderを使ううえでのイニシアチブを取ることの重要性を話してくれた、はましゃかさんと龍崎翔子さんと一緒に、より具体的な4つのアドバイスを見ていきます。
<プロフィール文章作成のアドバイス>
・長文は読まれにくいので簡潔に。
・恋人と出会いたいのか、共通の趣味を持った友達と出会いたいのか、自分が何を求め、何を達成したいのかを明確に表明する。
・ユーモアを交えて個性を出すのもGOOD。
・趣味は具体的に書く。(映画が好き→○○系の映画が好き、一番好きな映画は○○/本が好き→好きな作家は××、一週間に×冊以上読みます)
龍崎:私も、「8月22日に京都市京セラ美術館の杉本博司展に一緒に行ける人を募集しています」って超具体的に書きました。あと、深夜ラジオとサウナについて書いたとたん、ものすごい熱意を持ったニッチな層に刺さってSuper LikeとLIKEが増えました。
ツッコミどころを提示するのもすごく大事だと思っていて、「オードリーのオールナイトニッポンが好きです」じゃなくて、「オードリーのオールナイトニッポンを聴きながら入眠してます」と書いたんです。「入眠しながら」という部分が、いい意味でにわかでも話しかけやすかったみたいなので結果的に良かったです。
はましゃか:私は、ユーモアもなく、超真面目に長文で書いたんですよね(笑)。遅刻癖とか、普段は大々的に言えないけど、こういう変えられない特性があるんですっていうことも全部書くようにしたので、それでマッチする人が結構フィルタリングされたんだと思います。それこそ「友達募集」ということもちゃんと書きました。
安全に楽しくTinderを使いこなすには? 見る目を養い、イニシアチブをとる方法
はましゃかさんは「ご近所フレンズ」の趣味であるDTM(Desk Top Music)を相手の家で一緒に楽しむようになったり、龍崎さんは美術館友達を自身のホテルのイベントに招待したりと、Tinderでの出会いを有機的に深め、広げているふたり。自身のプロフィール作成だけでなく、相手のプロフィールを見極めることも重要そうですが、安全に楽しくTinderを使いこなすためには何に気をつけたらいいのでしょうか?
龍崎:まずはチャットをしてみる。そうすると仲良くなれそうな人かどうかかなりわかって、自分の感覚でフィルタリングできていくと思います。実際に会うときも、自分の仲の良い友達と3人で会うとか、自分の指定したお店で、指定した時間に会うとか、しっかりイニシアチブを取って、万が一の時にアクションできるような状態をつくっていました。
NOPEとLIKEを繰り返す過程で、こういう人が好きなんだとか、こういう人に会いたいんだっていうことがわかってくるから、見る目がどんどん養われていくし、自分の中の判断基準も精度が上がっていきますよね。
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