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独学で宝石のようなサシェを作る櫻子 肩の力を抜いて「好き」と向き合う

独学で宝石のようなサシェを作る櫻子 肩の力を抜いて「好き」と向き合う

「調査隊コラム:好きなものの愛し方は人の数だけ。」vol.5

SPONSORED:『出会えた“好き”を大切に。』
インタビュー・テキスト:羽佐田瑶子 撮影:小林真梨子 インタビュー・編集:野村由芽 
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櫻子さんが読者から集まった「好き」を形にするためのお悩みに答える

ここからは、She is読者の方々から送っていただいた「好き」にまつわる様々な質問に、櫻子さんにお答えいただきました。

Q. 自分の好きなものに自信を持てない。
A. 自分に自信がないのか好きなものに自信がないのか、好きなものとの関係性を交通整理してみてください。

櫻子:まずは、自分に自信がないのか好きなものに自信がないのか、好きなものとの関係性を交通整理してみてください。私自身も自分に自信がないまま、好きなものを人とつながるためのツールとして使っていたことに気づいたときは、苦しく思いながらも、気持ちがついてこなかった理由がわかって納得しました。まずは自分に自信を持つことが大事。純粋に好きなものに自信がない場合は、一度距離をとってみていいかもしれません。好きなものを手放したとしても、好きだった事実が消し去られてしまうことはないと思うので、将来に期待して一度離れてみるのもいいと思います。とはいえ、自信がなくとも意地でも「好き」を守り続けたら、そのうち自信がついて気にならなくなることもありますよ。

Q. 好きなことはどう見つければいいでしょうか?
A. 感情の起伏や心揺さぶられた瞬間を覚えておく癖をつけておくと、好きの反射神経が上がって見つけやすくなると思います。

自分の感情を目ざとく観察してみるといいと思います。いいなと思ったり、違うなと思ったり、そういう心の起伏や揺さぶられた瞬間を覚えておく癖をつけておくと、好きの反射神経が上がって見つけやすくなりますよ。自分から好きを見つけられない場合は、気になっている人の好きなものを真似してみることから始めてもいいと思います。

Q. こういった業態で、収益につなげるまでどのようなことをしましたか? マーケティング・販売方法などお教えいただきたいです。
A. 具体的なやり方はわかりませんが、社会人としての仕事の基本は守ることが大切だと思います。

当初は趣味を仕事にしていこうとは考えていなかったので、最初はマーケティングや販売方法を全く考えていませんでした。ひたすら作って、作りすぎてしまったから誰かに譲ろう、でも写真を撮るのも恥ずかしいし欲しい人はいるのだろうか……と、迷っていたくらいで。

作家には、3つのタイプがいると思っています。量産も視野に入れて着実に収益を増やしていくビジネスライクなタイプ、収益や労働力を度外視してとにかく作品を作りたい制作偏重職人タイプ、作品を通して自分を見てほしい注目タイプ。私は良くも悪くも職人タイプでした。でも、周りが声をかけてくれたことでできることが広がっていきました。大事だと思ったのは、どんなタイプでも仕事の基本は守ること。どんなアーティストでも、仕事である以上、きちんと業務連絡をすること、約束を守り、つながりを大切にすることは誠意を見せることになります。仕事のムラがあると相手も不安になりますよね。周りのことをリスペクトしているからこそ、安定感は大事なことだと思っています。それが次の機会につながります。

誰かのためではなく、自分のために、好きなものを大切にすること。ずっと好きじゃなくても、近づいたり離れたり、そのときの自分にとって心地よい距離感を保つこと。櫻子さんとの対話は、自意識に飲み込まれすぎず、ちょうどいい「好き」との付き合い方を探る大切さに気づくような時間でした。

PROFILE

櫻子
櫻子

ekot spectrum works / 檸檬はソワレ ディレクター
1992/05/07 東京都出身
幼少時から東京、深圳、香港での生活を経て、貿易関連の業務に従事しながら、2015年からワックスサシェ・キャンドルの制作をはじめ『檸檬はソワレ』として活動をスタート。2018年3月より、檸檬ソワレを包括し、より裾野を広げた制作・提案を目的とした『ekot spectrum works (エコー・スペクトラム・ワークス)』を立ち上げ展開中。
東京、札幌、大阪など複数の店舗での取り扱いの他、イベント出展も多数。
最近ではMUSIC VIDEOへの作品提供や、手塚治虫生誕90周年アニバーサリーコラボレーション等、活動の幅を広げている。

INFORMATION

サイト情報
『出会えた“好き”を大切に。』

いろいろな経験をした結果
出会った“好き”に囲まれていると、
自分らしくいられる気がする。
“好き”にまっすぐだからこそ、
こだわりを貫けたり、
やりがいが感じられたり、
心が満たされたりする。

そんな、自分らしい“好き”は
日々の暮らしの中に
心地よい風を呼び込んでくれる。
だから、出会えた“好き”を大切に。

出会えた“好き”を大切に。|リクルートスタッフィング ビームス

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