大好きなShe isさんの中で、連載が今にも始まることを、とっても嬉しく思っています。
映画監督の、山戸結希と申します。
この春、企画・プロデュースを務めさせていただく、
映画『21世紀の女の子』と言うプロジェクトが始まりました。
先日、春の少し前に、ニュースなどでも発表になりました、
未来の女の子ための新しい映画企画となっています。
まだ誰も全貌を知らぬ本作のプロダクションノート、
移り変わる季節の撮影日誌として、
怒涛の日々を記してゆきたいと誓います。
ぜひリアルタイムで、ご一緒に映画の完成を楽しみにしていただけましたら、心より、幸いです。
山戸結希監督(@KURAYAMI_TOWN )による映画『21世紀の女の子』の製作が発表。気鋭の映画監督12名のほか監督の1名をあたらしく公募。1つのテーマを全ての監督が8分以内の短編で表現し、1本のオムニバス作品に。キャストオーディションも開催。「来たれ!21世紀の女の子」!https://t.co/JBFEIjS9UX pic.twitter.com/n1Dm8nip5E
— She is (@sheis_jp) 2018年3月20日
映画『21世紀の女の子』とは、2018年を生きる「映画の女の子」たちが、共通した“あるひとつのテーマ”を題に、短編で表現するオムニバス作品です。
山戸に加え、今回新たな監督作を発表しますのは、こちらの皆さんです。
井樫彩、枝優花、加藤綾佳、坂本悠花里、首藤凜、竹内里紗、夏都愛未、東佳苗、ふくだももこ、松本花奈、安川有果、山中瑶子……(以上、50音順・敬称略)
正真正銘の、映画界における新鋭であり、確かな才能を光らせる、新進監督が見つめ合う、命がけのプロジェクトとなりました。
一世一代の選定・依頼から、
テンション咲き溢れるキャストオーディションも開催され、
これまでにもすでに、胸を突かれるようなドラマが生まれてきました。
その様子を、このプロダクションノートにこそ記してゆければと思っています。
時代の立ち会い人として。
未来の女の子が開くノートのために。
たった一人の孤独を、見逃さぬように生きる手引きとしながら。
そして今回の映画『21世紀の女の子』、
連載フライング・第0回では……
新しいたった一人の女の子に出会うための監督公募について、急遽お届けさせていただきます。
ついに近づいてきた締め切りは、4月16日(月)24時……
全く初心者であったとしても、どんな経歴であったとしても、
その才能を見つけられるように、とっておきの虫メガネで見つめさせてください。
(A)自分自身が女の子であること(あるいはないこと、もしくはその境界、迷い、ゆらぎ)
をテーマにした8分間以内の脚本か、
(B)マニフェストか、
(C)過去の映像作品が、応募条件となります。
8分間ほどの脚本でしたら、一拍集中すれば書き上げられるほどの長さでもありますので、何かを感じられた方は、チャレンジされてくださいね。
『21世紀の女の子』
http://21st-century-girl.com/
応募先の詳細等は、是非公式ホームページにて、ご参照ください。
この連載のマイナス1回目としても、遊びに来られてくださいね。
山戸監督にこの話を聞いたときに、「映画の世界には、監督だけではなくて俳優や美術、衣装含め女の人の感性や力を生かせる仕事がたくさんある、だから映画の世界に招き入れたいのだ」という働く場所、生きていく場所としての映画についてまっすぐ見つめていたのが印象的だった。本当に楽しみ。 https://t.co/3AVJIoyzkr
— yume nomura (@ymue) 2018年3月20日
ああ、光が透けて、
YUMEさんの眼にはお見通しですね。
きっと、映画よりも、女の子の魂を欲している芸術はありません。
映画が誕生してから、もう120年になります。
彼女は、いまだ生きています。
紛れもなく、あなたに出会うためだけに、
なんどもなんども生まれ変わっては、
暗闇に命を宿す。
つまり、
まるであなたのような、あなたにそっくりの女の子を探し求めていたのです。
あなたが彼女に気づいた時代に初めて、
あなたがカメラに触れた季節に初めて、
あなたがスクリーンに振り返った瞬間に、生まれて初めて、映画のクラシックが完成します。
未来のクラシックを、私たちの手で創生すること。
そのために、映画は120年も待ったのです。
彼女に応えて、未来の女の子のための、映画を撮ってみたいですね。
まさかあなたは、魂を注ぐ場所をお探しですか?
あふれでて仕方がないもの、
もしもそれに心当たりがあるのなら、
21世紀の女の子とは、ほかならぬあなたのことなのかもしれません。
映画『21世紀の女の子』企画・プロデュース 山戸結希