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前田エマ×イプサ 時に開き直っても、心も肌も心地よく生きる

前田エマ×イプサ 時に開き直っても、心も肌も心地よく生きる

本来、持っているものを生かすからこそ美しい

SPONSORED:イプサ
テキスト:飯嶋藍子 編集:石澤萌
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誰かの悲しさやさみしさに触れることでも、救われたり勇気づけられたりすることがあるんじゃないかなって考えています。(前田)

撮影:石田真澄

—心地よい生き方というところで、最近行なっていることはありますか?

前田:私は小説を読むのが好きなのですが、「外出自粛」になってみんながいつも以上に本を読み始めたなかで、逆に読めなくなっちゃったんです。言葉の海に全身を溺れさせたい! って思うのですが、それがなんだかできなかった。

そんなときに、久しぶりに詩集を開きました。詩って小説よりも言葉が少ないし、ストーリーを追うというより、言葉の羅列のおもしろさに触れたり、音楽を聴く感覚に似ている気がして。

—小説に比べると、詩のほうが読み手に与えられる余白が少し多いというか。

前田:そうです、そうです。ぽんぽんと並ぶ単語に、匂いやリズム、色を感じるような、そういう言葉のほうがこの期間は触れることができて。

でもやっぱり、言葉っておもしろいなあって改めて思いました。言葉自体は本のなかでは不動のものですけど、その言葉を生かせるのかどうかは自分の心の深さ次第なんだなって再確認して。

—同じ言葉という箱だとしても、そこに込められている思いや量ってそれぞれの文章で違いますよね。ぎゅうぎゅうになにかが詰まっている言葉じゃなく、もうちょっと軽やかな言葉に触れたいと思うときもあるのかなと思います。

前田:まさしく! 今の言葉そのままです(笑)。Instagramにも載せたのですが、茨木のり子さんがご自身の夫についてずっと書いていた詩を、茨木さんが亡くなったあとにまとめた『歳月』という詩集があって。夫がとなりにいなくなったときに……みたいなこととか、ちょっと暗めの詩も多いのですが、私は逆に明るく軽い気持ちにさせられるというか。

—不安について描写されている詩でも、エマさんが明るくなるのはなぜなんでしょうか?

前田:私はもともと「ハッピー! 愛してるよ!」みたいな明るいものにあまり救われた経験がないんです。明るい言葉だけが人を明るい気持ちにさせるとはまったく思ってなくて。

今こういう状況になって、暗い言葉に敏感になる人も増えて、もちろんそれは人それぞれなのが当然なんですが、私は誰かの悲しさやさみしさに触れることでも、救われたり勇気づけられたりすることがあるんじゃないかなって考えています。そんなときに、この詩集を読んだので、私はやっぱりこういう言葉にすごくパワーをもらっているなと思いました。

PROFILE

亀田香織

2017年よりイプサ商品企画に携わる。直近では5月に発売したイプサ ザ・タイムR アクア限定デザインの商品開発を担当。

前田エマ
前田エマ

1992年神奈川県うまれ。2015年春、東京造形大学を卒業。オーストリア ウィーン芸術アカデミーに留学経験を持ち、在学中から、モデル、エッセイ、写真、ペインティング、朗読、ナレーションなど、その分野にとらわれない活動が注目を集める。芸術祭やファッションショーなどでモデルとして、朗読者として参加、また自身の個展を開くなど幅広く活動。現在はエッセイの連載を雑誌にて毎号執筆中。

石田真澄
石田真澄

1998年生まれ。
2017年5月自身初の個展「GINGER ALE」を開催。2018年2月、初作品集「light years -光年-」をTISSUE PAPERSより刊行。雑誌や広告などでも活躍の幅を広げる。

INFORMATION

商品情報
商品情報
イプサ ザ・タイムR アクア(医薬部外品)

肌表面をたっぷりのうるおいで満たし、キメを整える薬用化粧水。
みずみずしい感触が持続します。

内容量:200mL
価格:4,400円(税込)

IPSA 公式サイト

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