そこから、マミちゃんと都内でラン練習を開始。12キロは平気で走れるように成長した。
意気揚々と人生初の沖縄へ出向き、そこから船に乗ること約5時間。マラソン大会が開かれる地、ヨロン島は、本当に空と海の境目が分からないほど真っ青で、吸い込まれそうだった。
そんな美しい景色に包まれて始まったヨロンマラソン本番。都内のランとは比べ物にならないほどのアップダウンの激しさに、何度も心が折れそうになっては、マミちゃんと励まし合いながら、なんとか女子ハーフマラソンの部、TOP100に滑り込みゴール!
メダルをもらった時、きっと寸分くるわず同時に、ふたりの顔に笑顔が咲いた。小学生の頃に戻った気持ちだった。
説明も何もいらないまっすぐなマミちゃんの笑顔をみて、きっと私も同じ顔をしてるんだろうなと思った。
いくつになってもこんな笑顔を咲かせられる人でいたい。
そう改めて感じた、私の大切な思い出。