FABRIC TOKYOが開催する、あらゆる体型の人がメンズパターンのオーダースーツを作れるイベントのこと

「目指すのは、あらゆる人に自分らしい一着をお届けできる『性別を聞かないお店』」。「ファッションが持つあらゆる障壁について考える」をテーマに、メンズオーダースーツを提案するFABRIC TOKYOが『FABRIC TOKYO think inclusive fashion』と銘打って、男性体型だけでなく、女性体型やあらゆる体型の人がメンズパターンで作るオーダースーツを注文できるイベントを全国4店舗で開催することになりました。

FABRIC TOKYOが2020年3月から発足した新しいプロジェクト『FABRIC TOKYO think inclusive fashion』。「インクルーシブ」という言葉は「包括的」という意味。メンズオーダースーツを扱うFABRIC TOKYOとして、オーダーで日々実現しているサイズの包括に加え、今回は多様なジェンダーにおける選択肢も全て包括したサービスを提供したいという想いをこめてこの言葉を選んだそう。

オーダースーツは、性別に関わらず「あなたの身体に合わせて、好みのシルエットに仕上げる」ことを叶えるものですが、「スーツを仕立てる」という経験は、どちらかというと「男性」のものとう印象が大きいのではないかと思います。一方で、生き方が多様化し、趣味嗜好も無数に枝分かれしていく時代のなかで、ひとりひとりに寄り添ったオーダーメイドやカスタマイズには自分だけの「らしさ」を感じられるファッションの喜びがあるもの。その体験を、性別を問わずに体験できるのが今回のイベントです。

そして、She isのMembersの方から抽選で1名さまに、FABRIC TOKYOによるオーダースーツの注文を無料でプレゼント。詳細は下部の詳細をご確認くださいね。

オーダースーツにおいて、メンズ・レディースパターンはなにが違う？

オーダースーツを作る上で、メンズ・レディースパターンの一番の違いは、スーツを作る際に使われるパターン（型紙）の、くびれやラインに強弱を出す「ダーツ（切り込み）」にあるそうです。男性のダーツ（切り込み）は、胸元からウエストにかけて1本細く入っているのに対し、女性のスーツは曲線的なラインを作り出すために、男性よりもダーツが大きく、さらには肩にもう1本多くダーツが入っている場合があります。

ダーツのつまむ部分が大きいほど、きゅっと絞りがでやすいので、女性パターンでつくるスーツはくびれが出しやすく設計されており、一方男性パターンは、ダーツが細いので、より直線的なスーツを作るのに向いています。

たとえば女性が「メンズパターンのスーツを着る」ということに関して、2019年に開催した「女性のためのメンズオーダースーツ採寸イベント」では、「今までレディースの服が好きになれず買い物を楽しめていなかったけど、FABRIC TOKYOの企画を通して存在を認めてもらえた気がして嬉しかった」「安心して自分だけのオーダーを楽しめた」といった声が、実際に体験したお客さんから寄せられたそう。メンズパターンのスーツの特徴である、比較的ゆるめのシルエットや、体のラインが強調されないシルエットは、いわゆる「女性らしい」体型をファッションによって強調されることなく、自分のからだを取り戻すような体験につながるのではないかと思います。ぜひ、この機会に体験してみてくださいね。

『FABRIC TOKYO think inclusive fashion』に参加しよう。She is Membersにオーダースーツ体験のプレゼントも

Fit Your Life.なファッションが、ひとりでも多くの人の当たり前になっていけるように。ぜひ、チェックしてみてくださいね。