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“美”は数字では測れない/ハヤカワ五味

日本独自の基準で決められた美にとらわれる必要はない

2019年2月 特集:美は無限に
テキスト:ハヤカワ五味 編集:竹中万季
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“美しい”とはなんだろう?

“甘い”とか“明るい”と違って、数字で測れたりするものではないように思う。
機械で観測したり、それをもって順位付けしたりすることなんて絶対にできなさそうだ。

では、“美しい”とはなんだろう?

化粧品ブランドの広告だったり、テレビに出ているあの人とかが“美しい”のだろうか?
言われてみると、みんな大体同じような髪型とか、雰囲気をしている。
なんとなく、それが“美しい”ということで正しいように思ってしまう。

私は、そんな世間一般の“美”にずっと違和感を感じて生きてきた。
なんか自分が良いと思うものとは違う気がするし、納得もしていないけど、それが世間で良いものだとされているようなので、なんとなくそれを追いかけていたし、それにすごく気が疲れたりもした。

でも最近、中国に行って気付いたのだ。
私の考えていた“美しい”も世の中には存在するし、それがとても支持されている国もある。凛としていてしたたかな、私が目指そうとしていた女性が存在する。中国は私にとってそんな国だった。

さらに、アメリカのコスメを手にして、“美”は作り出すものではなくて、自分の中から引き出すものなのかもしれないと感じた。
アメリカのコスメサイトを見たら、色々な肌の色、目の形の人たちが堂々とたたずんでいる。私が日本で見てきた数々の“美しい”とは少し違ったようだけど、それでも彼女たちは美しかった。

“美しい”は数字で測れたりするものではないように思う。
だからこそ、自分が何を“美しい”と思うかが基準になってくる。
日本は島国で閉じられているから、中にいると気付きづらいけど、思ったよりも日本独自の基準が沢山あるし、“美”も誰かが作った基準に押し込められたひとつではないだろうか。

世界を見渡せば沢山の“美”が存在している。
“かわいい”という方向性だけでなく、日本語で言うところの“カッコいい”に近かったり、内面から滲み出るようなものに対して言っていたりする場合など様々だ。しかもラッキーなことに、インターネットのおかげで現地まで行かなくても、世界中の“美しい”を見ることができる。InstagramやYouTubeなど、世界を見るだけでもこれだけ多くの“美”があるのだ。

どれが正解かなんてないからこそ、沢山の美しいものに触れて、自分に一番肌馴染みのいい“美しい”が見つかったらとても幸せなんだろうな。

PROFILE

ハヤカワ五味
ハヤカワ五味

1995生まれ東京出身、多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。課題解決型アパレルブランドを運営する株式会社ウツワ代表取締役社長。高校1年生の頃からアクセサリー類の製作を始め、プリントタイツ類のデザイン、販売を受験の傍ら行う。大学入学直後にワンピースブランド《GOMI HAYAKAWA》、2014年8月には妹ブランドにあたるランジェリーブランド《feast》2017年10月にはワンピースブランド《ダブルチャカ》を立ち上げ、Eコマースを主として販売を続ける。複数回に渡るポップアップショップの後、2018年にはラフォーレ原宿に常設直営店舗《LAVISHOP》を出店。

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