She isでは、特集テーマをもとにGirlfriendsに選曲してもらったプレイリストを毎月Spotifyで配信中。3月の特集テーマ「変身のとき」では、9・10月の特集「未来からきた女性」のプレイリストも作ってくれたシンガーソングライター / トラックメーカーのマイカ・ルブテさんが担当。
変身のツボを押してくれるBathsの曲や、変化のための助走のときに聴きたいChemical Brothersの曲、自身の曲“CandyHaus”など、環境が変わることも多いこの季節に、変化を楽しむことができそうなプレイリストです。新しい職場や学校に向かう途中でぜひ聴いてみて。
01:Smerz “Thrill”
ノルウェー出身の女子2人組エレクトロユニット。
最初に聴いた時、なんだか謎にショックで目をそらしてたんですが、骨太でビリビリしてもう中毒です。
“変身”にスリルはつきものかなぁと思う。こわいもの見たさというか、そこに行かずにはいられないときもある。
02:Ibeyi “River”
フランス&キューバ出身の双子姉妹デュオ。
この曲の<Wash my soul>っていう歌詞が、魂のお洗濯、みたいに聴こえてくる。
そんなことが本当にできたらいいよな。川に行ってじゃぶじゃぶと。MVもそんな感じで、2014年の衝撃作。
03:Panda Bear “Boys Latin”
Animal Collectiveの創始者によるソロユニット。ポルトガル、リスボン拠点。私の憧れのスターです。この声の重ね方、自分と自分が会話しているみたいな曲だなぁと思う。
04:Totally Enormous Extinct Dinosaurs “Waulking Song”
どんなに疲れていても、私はこのビートにいつも覚醒させられます。
ベッドで寝てた人がいきなり飛び起きて、トランポリンをしてるみたいな。
ほんの少しのちょっとしたことで、変身のツボを押してくれるなにか。
05:Baths “Miasma Sky”
LAの大好きなアーティスト、Bathsさん。なんで「風呂」なんだろう?
これ聴くと、なんか開放感と切なさが相まって、いろいろ手放してもいいんじゃないのって思う。
裸になっても大丈夫。
06:John Roberts “Navy Blue - original mix”
流れに身をまかせて、こんにゃくみたいな意志で生きていたって、別に、いいんだよね。
ただ、自分自身がこの流れを作り出しているのかもってことにフォーカスしてれば。
07:Chemical Brothers “snow”
ジャンプする前の助走。変身するときも急には変身しないですね、セーラームーンとかシンデレラも。
たくさん出会いがあっていろいろ必要なものも出てきて、いざ。みたいな。その助走のときの曲。
08:Maika Loubte “CandyHaus”
変身とは、細胞分裂! 体内で……つねに起きている。
細胞がよろこぶことだけやっていきたいですな。
手前味噌ですが……Yoshirotten氏監督のMVでも、ハイテンションで細胞分裂してます。
よかったら見てみてね!
09:CocoRosie “By your side”
タイトルにもある「いつもそばにいるよ」って、どれだけストレートな言葉なんだろうか。
それなのに、すごく神秘的なこの曲。いつもそばにいても、永遠にはそばにいられないからね。
生きてることがそもそも、変化ってことじゃんね。
10:Young Fathers “See How”
どう変わっていくのか。目の前で起きていることは、結果ではない!
どう変わっていくのか。目を凝らして、見ていようこれからも。