She isでは、特集テーマをもとにGirlfriendsに選曲してもらったプレイリストをSpotifyで配信中です。12月の特集テーマ「それぞれのヘルシー」では、シンガーソングライター・永原真夏さんが選曲してくれました。
12月11日に中目黒PAVILIONで行った『She is BOOK TALK vol.15 それぞれのヘルシー』でもミニライブでパワフルな歌声を披露した永原さん。日々を過ごしていくなかで体や心がうまくいかない瞬間もあるけれど、それでも一生懸命生きていく人たちに向けて、彼女の歌はいつもエールを送ってくれています。
そんな彼女自身が、朝起きてメイクをするときから、夜ベッドに寝転がるときまで、自分をヘルシーな状態に保ってくれるための曲を選んでくれました。そのときの気分にぴったりと寄り添ってくれる音楽は、自分を励まし思いもよらないほどの力を与えてくれるはず。このプレイリストを参考に、気持ちをあげてくれる自分だけのプレイリストをつくってみるのもいいかもしれません。
1:Rufus Wainwright “Out Of The Game”
寝起きの気分が悪い日は、メイクアップ中にこの曲を聴いて優雅な気持ちに整えます。<What are you doing?>と歌うルーファスの声が胸に問いかけてきます。「さて、今日の私はどうしようかしら……」と思っているうちに、心なしか顔の血色も良くなります。
2:Cults “Go Outside”
そして外に出る曲です。バンドサウンドに街のガヤガヤとした環境音が重ねられているので、聴きながら歩くと映画の世界に入ったようです。インドア人間の皆さんも、曲につられてふらりと外に出られるでしょう。
03:セロニアス・モンク “Dinah(Take 2)”
モンクのピアノにあわせて聴きながら歩くのが好きです。特に、ステップ、という単語がとても似合う曲。歩くにはテンポの速い曲ですが、歩きながら(恥ずかしくない程度に)踊れば問題無し!
04:奥田民生 “遺言”
お昼になってちょっと疲れたら、少し気の抜けた曲を聴きたくなります。この曲は世界一かわいい「遺言」だと思っているのですが、聴いていると身体の力が抜けてとても好きです。ムカムカが抜けなくて困っている全国の皆さんをゆるゆるにしてくれるでしょう。
05:The ピーズ “クズんなってGO”
健全な精神は健全な肉体に宿ると云いますが、本当にそうかもしれません……。健康ってスバラシイ……。ただ、いついかなるときも健康じゃいられねえよオラ~~~!!!! という、逆ギレ気分のときに聴きます。基本が逆ギレ気分なので、いつも沁みています。
06:金延幸子 “時にまかせて”
先日ライブで聴いて、号泣した曲です。思い入れがすごくあった、とかそういう曲ではないのに、不意打ちだったのか、この曲が始まった瞬間ぶわああーーーっと涙が出て止まりませんでした。これが音楽のパワーなのですね。帰り道に聴くと、金延幸子さんの声と詩が、一日の総てを許してくれます。
07:ヘンリー・マンシーニ “Moon River”
多忙を極める時期や疲れた夜なんかはこの曲ばっかり聴いているヘビー級リスナーです。美しい旋律というのは、大きな大きな癒しです。ベッドに大の字に寝転がって聴いています。
08:The Go! Team “Get It Together”
夜遊びに出かける際によく聴きます。曲のイメージは日中ですが、暗くなった街中で聴くと、なんだか自分だけの秘密を見つけたようでワクワクします。
The Go! Teamの楽曲は、肉体的でパーティー感があるので、ぐうたらな私でも身体を動かしたくなります。
09:The Clash “Career Opportunities”
自分に音楽への初期衝動を与えた一曲です。今でも聴くと、身体の底からたまらない気持ちがぐおおと湧き上がり、何でもできる気持ちになります。最新の流行歌も良いですが、自分がずっと好きな曲は、いつまでも元気をくれます。
10:The Pogues “If I Should Fall From Grace With God”
こちらもずーっと好きな曲。聴くと、「まあ何かいろいろあるけどとにかく僕らは風に吹かれて生きようぜ」という気持ちにしてくれます。癒しや元気とはまた違う、身体の凛々しさや芯を感じさせてくれる曲。普段お酒を飲まない私ですが、ガブガブ飲んじゃえーという気分にもなります。そうして二日酔いで健康を害したりもしますが、私なりのヘルシーはこんなかんじです。