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服を選ぶルールに「知る」を加えてみる。過程に哲学があるブランドたち

服を選ぶルールに「知る」を加えてみる。過程に哲学があるブランドたち

伊勢丹新宿店TOKYO解放区が選んだ4つのブランド

2020年1・2月 特集:これからのルール
SPONSORED:TOKYO解放区
テキスト:千葉雛子 編集:竹中万季
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自身の祖父をミューズとし、過去を紐解き、未来へ繋ぐコレクションを展開するRURI.W

2つ目のブランドは「RURI.W(ルリ)」。デザイナー渡邉瑠璃さんの実のおじいさまを今期のミューズとし、過去を紐解き、未来へ繋ぐコレクションを展開しています。そんなRURI.Wのお洋服は、きちんとした背景を持ち、論理だてられていてすっきりとした印象があります。

RURI.Wさんの場合、リサーチの深さを基にした筋の通っている広げ方がとても魅力的です。リサーチのスタートは「自分の祖父」というデザイナーにとって“パーソナル”な部分。その後、祖父の生きた時代そのものだったり、その時代ならではの縫製、染色、生地感、ファッションの捉え方をリサーチしながら、どんどん“ダイナミック”に転換していきます。そして最終のアウトプットでは、いまの私たちが着たいと思える・着られる形に戻す。

パーソナルなところから始まっているからこその温もり、リサーチに基づく細かさ、そしてリアルクローズとしてのアウトプットへつなげるクオリティがとても高いのです。

また、デザイナーの渡邉さんご自身もとても素敵な方で、今のブランド活動の果てにファッションを志す学生の支援になるファンドを作りたいなど、自分自身を大事にしながらも、それを未来に還元していくことも考えていらっしゃる方です。そんな彼女の思いを知ったからこそ、なおさら着たいと思ってもらえたら何よりです。

RURI.Wデザイナーの渡邉瑠璃さんから、ルールに対して思うことについて言葉をいただきました。

ルールという言葉は、自由を制限するようなネガティヴな印象を与え、多くの場合、自由な発想と相反する意味で捉えられる。しかし私にとってのルールとは、自由を制限するものではなく、自分らしさや伝えたいものを表現するための礎。

ファッションの勉強をはじめた時から、そして今も、服作りに欠かせないものは基礎。私にとってはデザインのスタート地点。ルールを基礎と捉えるならば、それはあたりまえに存在し、その先に伝えたいものをカタチにしていける自由がある、と私は思う。

RURI.Wのコンセプトは、「過去から現代に受け継がれたものを繋ぐ」。過去を知り、色々な立場に身を置いて捉えることで、様々なことが見えてくる。それらを肯定も否定もすること無く、未来へ繋げるために、今、ファッションを通じて何を、どう伝えていくべきか。それを考え続けることが、RURI.Wの「ルール」。すなわちスタート地点である。

PROFILE

千葉雛子

2018年(株)三越伊勢丹に入社。TOKYO解放区の店頭スタイリストを経て、2019年4月よりTOKYO解放区の担当を務める。現在ここの学校に在学中。趣味で、夜空と交差する森の映画祭の代表補佐としても活動している。

INFORMATION

イベント情報
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TOKYO解放区「知る」

2020年2月26日(水)~3月10日(火)
場所:東京都 伊勢丹新宿店新宿伊勢丹本館2F RestyleTOKYO

今回ご紹介した4ブランドのほか、それぞれのブランドのコラボレーション商品、メインビジュアル・ロゴを担当したMaya Numata Graphicの陶器等も店頭に並ぶ。

また、会期中には、三越伊勢丹アプリをダウンロードしていただいた先着500名のお客さまに、「TOKYO解放区2020年ロゴ入り」のステッカーをプレゼントいたします。
※なくなり次第終了となります。

ブランド情報
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koll

混沌とした日常と静寂な非日常の中間、強さと繊細さの狭間を揺れるように生きる現代女性へ向けた衣服を提案。
ニューノスタルジックエレガントというキーワードを軸に、古き良き歴史のエッセンスと‘今’の時代感のスタイルを調和させた表現を行なっている。

TOKYO解放区「知る」会期中には、石内都『Mother's』に出てくる美しいブルーつながりで、美しいブルーの陶器を作る「nanakamio(ナナカミオ)」とコラボレーションしたコレクションで使用したレースを焼きこんだ花瓶などの陶器も展開。2月26日~3月3日の期間は、鮮やかで優しいお花が得意な花屋「gui flower(グイフラワー)」と一緒にVPも飾る。

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ブランド情報
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RURI.W

受け継がれたものを繋ぐ
服のもつ背景を知る
時代 用途 そしてどんな人物が
着用していたのかを手繰る
そこからデザインのリサイクルをするかのごとく
新たな服を生みだす

TOKYO解放区「知る」会期中の3月1日~3月3日、創作のインスピレーション源となった、デザイナーのおじいさまの写真アルバムなどを展示予定。会期中はアクセサリーブランド「lumgo,se(ルミゴーシェ)」とコラボしたオリジナルアクセサリーも展開。

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ブランド情報
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SREU

シーズンテーマは設けておらず、一点物の既製服をコンセプトに掲げる。
リメイクという軸は変わらずに、アップサイクルの要素も加えよりサスティナブルな服作りを目指す。

TOKYO解放区「知る」会期中はさまざまな古着をリメイクしたコレクションを展開。今回の企画内では特別に「LACOSTE(ラコステ)」の古着を使用したシリーズも展開する。3月には20FWのショーも控えており、会期中にSREU商品をお買い上げいただいたお客さまにはショーのインビテーションを贈呈。

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ブランド情報
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BELPER

難しいコンセプト並べるとかでなく、純粋に手や目で触れた時に、素敵、かっこいい、着たい、などといった何かしらの感動を人に与えられるモノ作りを目指しています。
人が見えるクリエーションでありたいと思う。

TOKYO解放区「知る」会期中の3月4日~3月10日は、油絵などを交え、映画『華麗なるギャッツビー』を感じさせる20SSのインスタレーションも展開。

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