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服を選ぶルールに「知る」を加えてみる。過程に哲学があるブランドたち

服を選ぶルールに「知る」を加えてみる。過程に哲学があるブランドたち

伊勢丹新宿店TOKYO解放区が選んだ4つのブランド

2020年1・2月 特集:これからのルール
SPONSORED:TOKYO解放区
テキスト:千葉雛子 編集:竹中万季
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石内都さんの写真集『Mother's』から着想を得て、実母のワードローブを眺めることから始まったkollのコレクション

最初にご紹介するのが、デザイナー楠原麻由さんによる「koll(コール)」。「ファッションを通して、夢を見ることができる」と話している彼女。芯がありながら柔らかさもある、素敵な女性に纏ってほしいお洋服を作っています。ギャザーの加減だったり、レースの使い方だったり、さらっと纏えるけど、そこに意志が感じられるようなお洋服です。

20SSは、写真家の石内都さんが実母の遺品を撮りためた写真集『Mother's』が着想源になっています(石内都さんのこの写真集自体もとても素敵なので、おすすめです)。20SSの製作にあたり、楠原さんは実家に戻って彼女の実母のクローゼットを開けてみて、そのワードローブを眺めてみたそう。そして、実家にいたときにたまに借りたりもしていたシルクのブラウスやレースのアイテムたちが並ぶのを改めて見て、母から娘へと大切にされ続けるお洋服の素敵さを感じたとおっしゃっていました。

だいすきな服、いつか似合いたい服、捨てられない服だっているクローゼット。クローゼットにはひとりひとりが一生懸命選んだ大事なお洋服たちがいて、今日という一日をたのしむためにその中からわたしたちは毎日お洋服を選んでいます。kollのお洋服も、そのなかの大事な一着になったらとても嬉しいです。

kollデザイナーの楠原麻由さんに、洋服を選ぶとき・作るときの「ルール」について伺いました。

洋服を選ぶとき、そして作るとき、共通する私の中のルールは「自分の意思で決める」こと。

現代には様々や情報が溢れていて、自分の装いに関する選択肢は無限にあります。

憧れのあの子の洋服をそっくり真似した10着のおしゃれな装いよりも、自分が本当に好きだから身に纏う1着の方が幾分、すてきだなぁと私は思います。例えばそれが、他の人から見たら全然何てことない恰好だったとしても。

お気に入りの1着を纏う日は、心が豊かになったり、いつもより少し背筋が伸びたり、人にやさしくできたり、自信を持てたりするから。自分が自分の人生の主役ってことを、改めて思い出したりすることができるから。

そういう力が洋服にはあると信じているし、そんな風に日々の小さな豊かさに、現実と現実の隙間にふっとある少し贅沢な時間に、そっと寄り添う洋服を作っていきたいと思っています。

PROFILE

千葉雛子

2018年(株)三越伊勢丹に入社。TOKYO解放区の店頭スタイリストを経て、2019年4月よりTOKYO解放区の担当を務める。現在ここの学校に在学中。趣味で、夜空と交差する森の映画祭の代表補佐としても活動している。

INFORMATION

イベント情報
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TOKYO解放区「知る」

2020年2月26日(水)~3月10日(火)
場所:東京都 伊勢丹新宿店新宿伊勢丹本館2F RestyleTOKYO

今回ご紹介した4ブランドのほか、それぞれのブランドのコラボレーション商品、メインビジュアル・ロゴを担当したMaya Numata Graphicの陶器等も店頭に並ぶ。

また、会期中には、三越伊勢丹アプリをダウンロードしていただいた先着500名のお客さまに、「TOKYO解放区2020年ロゴ入り」のステッカーをプレゼントいたします。
※なくなり次第終了となります。

ブランド情報
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koll

混沌とした日常と静寂な非日常の中間、強さと繊細さの狭間を揺れるように生きる現代女性へ向けた衣服を提案。
ニューノスタルジックエレガントというキーワードを軸に、古き良き歴史のエッセンスと‘今’の時代感のスタイルを調和させた表現を行なっている。

TOKYO解放区「知る」会期中には、石内都『Mother's』に出てくる美しいブルーつながりで、美しいブルーの陶器を作る「nanakamio(ナナカミオ)」とコラボレーションしたコレクションで使用したレースを焼きこんだ花瓶などの陶器も展開。2月26日~3月3日の期間は、鮮やかで優しいお花が得意な花屋「gui flower(グイフラワー)」と一緒にVPも飾る。

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RURI.W

受け継がれたものを繋ぐ
服のもつ背景を知る
時代 用途 そしてどんな人物が
着用していたのかを手繰る
そこからデザインのリサイクルをするかのごとく
新たな服を生みだす

TOKYO解放区「知る」会期中の3月1日~3月3日、創作のインスピレーション源となった、デザイナーのおじいさまの写真アルバムなどを展示予定。会期中はアクセサリーブランド「lumgo,se(ルミゴーシェ)」とコラボしたオリジナルアクセサリーも展開。

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ブランド情報
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SREU

シーズンテーマは設けておらず、一点物の既製服をコンセプトに掲げる。
リメイクという軸は変わらずに、アップサイクルの要素も加えよりサスティナブルな服作りを目指す。

TOKYO解放区「知る」会期中はさまざまな古着をリメイクしたコレクションを展開。今回の企画内では特別に「LACOSTE(ラコステ)」の古着を使用したシリーズも展開する。3月には20FWのショーも控えており、会期中にSREU商品をお買い上げいただいたお客さまにはショーのインビテーションを贈呈。

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BELPER

難しいコンセプト並べるとかでなく、純粋に手や目で触れた時に、素敵、かっこいい、着たい、などといった何かしらの感動を人に与えられるモノ作りを目指しています。
人が見えるクリエーションでありたいと思う。

TOKYO解放区「知る」会期中の3月4日~3月10日は、油絵などを交え、映画『華麗なるギャッツビー』を感じさせる20SSのインスタレーションも展開。

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