<音楽にまつわる支援>
感染拡大防止のため営業停止を行う文化施設に対する助成を国に求めるプロジェクト「#SaveOurSpace」
新型コロナウイルス感染のニュースは全国区に流れ、ライブハウスもまた大きな被害を受けています。苦境に立たされているライブハウスやクラブ、劇場など営業停止を余儀なくされた文化施設に対する国の助成金を求める署名活動を行っている「#SaveOurSpace」。賛同人には坂本龍一さんやコムアイさんらが名前を連ね、30万を超える署名が集まりました。サイトでは、クラウドファンディングやグッズ販売など、音楽コミュニティを中心とした様々な支援プロジェクトを紹介。クラウドファンディングにはライブハウス独自の支援策が並び、リターンにドリンクチケットやエントランスフリーなど、いつかライブハウスで音楽を楽しめる日を約束するものが多くあります。どうか音楽を生で楽しみ踊れる場所が、街から消えませんように。
音源を聴いて、ライブハウスやイベントスペースを支援できる「Save Our Place」
音楽配信・情報サイトOTOTOYが始めた、ライブハウスやイベントスペースを直接支援できる取り組み「Save Our Place」。企画に賛同したミュージシャンやレーベルが未リリースの音源をOTOTOYで配信し、その売上をミュージシャンが希望する施設に寄付する仕組みです。営業が制限された施設で行われる無観客ライブの様子をレコーディングした楽曲など、特別なものも多くあり、守りたいライブハウスへの思いを記したアーティストのメッセージも読み応えがあります。
音源配信でライヴハウスを救う『Save Our Place』
東京事変やceroなどが参加。自分が応援したいライブハウスを支援できる「MUSIC UNITES AGAINST COVID-19」
「MUSIC UNITES AGAINST COVID-19」は、東京事変、cero、NUMBER GIRL、蓮沼執太&U-zhaan、スチャダラパーなど豪華アーティストが賛同したライブハウス支援プロジェクト。賛同したアーティストが提供する楽曲データが詰め込んであるフォルダの購入代金が、自分が応援したいライブハウスへの支援につながります。
世界中の音楽業界の民間企業が手を取り合う。「MusiCares COVID-19 Relief-Fund」
国境を越え、オンラインでつながりながら、音楽業界の民間企業が手を取り合い、いち早く支援に動き出しています。Amazon Music、Pandora/SiriusXM、YouTube Music、TIDAL、ワーナーミュージック、Spotifyなど多数の音楽企業が寄付を行なっているのが「MusiCares COVID-19 Relief-Fund」。グラミー賞を運営するザ・レコーディング・アカデミー主催の慈善団体MusiCaresが立ち上げた、公演中止の影響を受けて窮地に立たされている世界中の音楽関係者を支援する取り組みです。下記のサイトから個人も寄付をすることができます。
MusiCares COVID-19 Relief-Fund
音楽を通じてリスナーがアーティストを支援、アーティストが新型コロナウイルスと戦う人たちを支援
SpotifyやSoundCloudでは、アーティストページにファンが直接アーティストを支援できるドネーション機能が追加されました。寄付を受け取るアーティストは自由に寄付先を選択、業界を超えて助け合いの輪が広がっていくことと思います。また、BandCampでは現地時間5月1日分の新型コロナウイルスの売上の全額をアーティストに還元することを発表しています。
アーティストによる支援策も増えてきました。ビリー・アイリッシュは売上金の一部が寄付されるTシャツやマスクなどのオフィシャルグッズを公式サイトで販売。他にもショーン・メンデスやリアーナなど、自身の基金を設立しているアーティストが、ファンから募った寄付を新型コロナウイルス関連の団体に寄付する動きも活発です。
レディー・ガガが呼びかけ。オンラインチャリティーライブを通じて医療関係者を支援『One World:Together at Home』
レディー・ガガが呼びかけ、WHOとGlobal Citizenが主催の最前線で治療に携わる医療関係者を支援するためのオンラインチャリティーライブ『One World:Together at Home』が4月18日(現地時間)に開催。医療支援を目的としていて、寄付金は感染者の治療に必要な器具などの購入に使用されます。ガガの他にもビリー・アイリッシュやテイラー・スウィフト、ポール・マッカートニー含む100組以上の名だたるアーティストが自宅から参加。YouTubeから視聴することができます。