mino:少し難しい本を読む、行きたい国の料理を作る、クリエイティブな作業をやめない
フィンランドでは3月17日に国家緊急事態が発令されました。自宅にいるようになってからひと月以上が経ちましたが、手さぐりの中、自分の心のバランスをとる方法を見つけています。
不安で眠れない夜は、枕元に置いてある少し難しい本を手にとってページをめくります。スマホを開いてしまうと脳が活性化してしまうので、哲学書や歴史書など事実を淡々と述べる本が丁度良いのです。心と頭を落ち着けてくれますし、なんせ難しいのでそのうち意識が薄くなり、自然に眠りにつくことができます。
日中は音楽を演奏したり、詩集を読んだり、草花を育てたり、好きな絵画をみたりしています。旅が好きなのですが、当分どこにも行けないので、夫と毎日テーマを決めて、行きたい国の料理を作って旅気分を味わっています。カステーリャ風ラタトゥイユに卵をかけたピスト・コン・ウエボ。ひき肉とマッシュドポテトで作るフランスの家庭料理パルマンティエ。チェンマイで汗をかきながら味わったカオソーイ。長い自粛生活を乗り越えるコツは、クリエイティブな作業をやめないこと、かな。
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