登場人物
私=写真家。絵本が大好きで毎晩娘に4~6冊の絵本を寝る前に読んでいる。4月8日で34歳になった。
勇真さん=旦那さん:職業はパーソナルトレーナー。4月5日で30歳になった。
杏里=娘:4歳。プリンセスに激しく憧れる女の子。バレエを習いたいがコロナの影響でバレエ教室の見学が全てなくなる。4月9日から保育園が休園になりずっとママと二人で過ごす。
4月4日
家族三人で近所の公園に出かける。杏里には誰もいないときだけ公園で遊んでも良し、お友達が来た場合はすぐに帰ること、と約束をしている。近所にある小さな公園は今まで何度も来ているが人と会ったことがほとんどない。今日も行ってみると誰もいなくて早速、勇真さんは砂場の上にある日除けを掴んで懸垂を始めた。勇真さんと杏里で蟻の観察をしたり、三人でキャッチボールをして過ごす。最後まで誰も来なかったが夕方になったので帰る。
【夜の読み聞かせ絵本】
①『いかりのギョーザ』(作:苅田澄子 絵:大島妙子 出版社:佼成出版社)
<出版社からの内容紹介>
ブブコさんが拾った、関西弁をしゃべるフライパン。怒りの炎でギョーザを焼きます。それは、人々から怒りをなくしてしまうほど、おいしいのです。さて、町中から怒りがなくなったとき、フライパンはどうやって炎を上げるのでしょうか?
<感想>
何よりもフライパンの関西弁が面白すぎる。私は関西弁の部分を読むのが得意なので得意げに大きな声で読むと杏里も大喜び。文章のリズム感が良いので読んでいて気持ちが良いし、フライパンが餃子を焼き上げるときの「プンプン プリプリ」はいつも杏里と一緒に大声で唱える。そうして出来上がった餃子は美味しそうで読むとかならず餃子が食べたくなる(笑)。元々食べ物をテーマにした絵本が大好きだが、その中でも飛び抜けて好きな絵本。何よりこんな怒りのフライパン、私も欲しい。毎日餃子を作って優しいママになる。
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②『いくらなんでもいくらくん』(作・絵:シゲタサヤカ 出版社:イースト・プレス)
<出版社からの内容紹介>
町外れに突然出来た「なんでもや」。その店主は、なんとイクラのおすしでした。城に連れてこられたイクラのおすしは、何でも屋としての力をお殿様の前で披露します。季節外れのあまーい葡萄も、きれいな桜も、盛大な花火も、なんでもござれ。その方法も奇想天外。喜んだお殿様はイクラくんを城に住まわすことに。もう、イクラくんなしの生活なんて考えられません。そんなある日……。
<感想>
シゲタサヤカさんの絵本は好きなものが多いけど、その中でも一番好きな絵本。まずテンションが一定ないくらくんが可愛すぎるし、そんないくらくんが何でもかんでもいくらで作ってあげてお殿様を甘やかすものだから、テンションが爆上がりしていくお殿様も可愛い。いかに興奮しているかよく分かる。散々甘やかされていくらくんなしの生活が出来なくなって、そんなお殿様を見て、いくらくんは「かんべんしてよ」とか言っているし、キャラクターみんなが面白すぎる。
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③『11ぴきのねこ ふくろのなか』(作・絵:馬場のぼる 出版社:こぐま社)
<出版社からの内容紹介>
ねこたちの行く先々に「花を取るな」「橋を渡るな」など禁止の立て札が。でも、ねこたちは花を取り、危険な橋を渡って、「入るな」と書いてある大きな袋に入ってしまいます。
<感想>
杏里が11ぴきのねこシリーズの中で一番好きな絵本。思えば友達の子供に11ぴきのねこのシリーズを勧めて、その子と次回遊んだとき、手にウヒアハの絵を描いてくれた。子供には一番人気なのかも。ウヒアハという化け物が出てくるのにも関わらず、怖がりな杏里がいつも読んでと言ってくる。「ウヒアハ怖くないの?」と聞くと「怖いけどねこたちがやっつけてくれるじゃん!」と答えた。なるほど。私は11ぴきのねこシリーズでは一番「あほうどり」が好き。コロッケが美味しそうだし、ねこたちのマヌケ具合が可愛い。
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④『たいようオルガン』(作・絵:荒井良二 出版社:偕成社)
<出版社からの内容紹介>
たいようが弾くオルガンの音とともに、象の形のゾウバスは長い長い旅をします。あふれる色彩が音楽のように鳴り響く傑作絵本。
<感想>
まず文章のリズムが良く読んでいてとても気持ちが良い。絵の中に小さな文字で「さかないる」「はなさいてる」「でこぼこみち」「くもしろい」とたくさんの情景にちょっとした言葉が書いてあって、杏里はそこを読むのを楽しんでいる。はしを渡るシーンでは晴れていたり、雨が降ってきたり、雷がなっていたり、天候が変わっているのだが、そのどれもがうっとりするくらい美しい。私もゾウバスに乗りたい。
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⑤『しんごうきピコリ』(作・絵:ザ・キャビンカンパニー 出版社:あかね書房)
<出版社からの内容紹介>
信号が青に変わったら、車はどうするかな? とパトカーが信号機の色を見ながら話をします。ところが、ピコリ! 信号機がとつぜんピンク色に変わりました。なんと車は、さかだちをしなければいけません。信号機がどんどんめずらしい色に変わるたび、車たちにはいろんなことが起こります。ピコリは何色光るのでしょう? 信号機のルールのお話かと思いきや、ふしぎな信号機のピコリに、パトカーと車たちがふりまわされる楽しい絵本。
<感想>
ただただ面白い。ザ・キャビンカンパニーの独特な絵や言い回しも最高だし、信号が赤、黄、青の他にピンクになったり紫になったりする。何度も何度も読んでいるので、杏里もほとんど覚えていて「さかだちする!」や「オレンジジュース飲むの!」など元気良く答えてくれる。言い回しでは「どーどーと トラック。ひょーひょーと バイク。」のところがとても好き。トラックはどーどーで、バイクはひょーひょーらしい。確かに。
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