アメリカを代表するレガシーメディア『The New York Times』
『The New York Times』はアメリカを代表するレガシーメディア。『日本のワーキングマザー 妻の過大な負担・夫の過少な支援』など、日本語記事もリリースしています。ドナルド・トランプ大統領との戦いの歴史にもあるように、イメージ的には「リベラル・メディアの総本山」と言えるでしょう。そうした思想に寄らないことも多い『The Wall Street Journal』とあわせて読んでみるのもいいかもしれません。
文化関連の記事をよく読むのですが、特徴は密度。なにかを取り上げる際には、社会背景の説明や専門家への取材も多いため、ハイボリュームな記事が多々。2020年の小説家の川上未映子さんインタビュー記事は比較的ショートですが、男性が強い社会でありながら女性の権利意識が活発になっていっている現在の日本社会におけるフェミニズム作家、といった位置づけがなされています。
昨今はユーザーインターフェースも工夫されています。2020年『グラミー賞』のレッドカーペット紹介記事では、ミュージシャンたちの装いをTikTokのように魅せていく驚きの構成なので、スマートフォンから是非。
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