アンダーグラウンドでユースな才能を発掘、ビューティ、ファッション、デジタル、アートに強い『DAZED』
オルタナティブ系で重宝しているのは、英国ロンドンを拠点とした『DAZED』。アンダーグラウンドでユースな才能の発掘を指標としていて、ビューティやファッション、デジタルが充実しているのですが、アート分野も強力です。「コロナ禍の世界がエドワード・ホッパーの絵画のよう」という話題にフォーカスした記事では、1882年生まれのホッパー自身もパンデミックや大恐慌を経験してきた作家だということがつづられています。
フォト関連のキュレーションも巧みです。家父長制に反抗するかのようにワイルドな行動に出る少女たちを写したジャスティーン・カーランドの神秘的な作品群や、21人の新進フォトグラファーが選ぶ「ロックダウン前に撮影した今もっとも切望する風景」など、素敵な世界観との出会いが待ち受けています。
不確実性が際立つ今、学びと安心感のバランスがとれる情報摂取スタイルを見出すこと
複数のメディアを紹介させていただきましたが、逆に、情報を見すぎないことも重要です。『Vox』記事『自主隔離が終わったときの恐怖、不安と戦う方法』では、バッドニュースを絶え間なく摂取することは心理的に悪影響として「接するメディアをコントロールすること」が一つの戦略だと指南されています。不確実性が際立つ今、学びと安心感のバランスがとれる情報摂取スタイルを見出すこと。それこそ、ここで生きるために大切なことかもしれません。
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