ゲストその2:maegamimami、秦レンナ
「友達と自分を比べないで」

嫉妬の感情のやり場、価値観の合う友達の見つけ方まで

2018年6月 特集:おんなともだち
連載:小谷実由のお悩み相談室
リード・まとめ:小谷実由 構成:羽佐田瑶子 撮影:野村由芽・竹中万季 編集:野村由芽
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おはよう、こんにちは、こんばんは。小谷実由です。

2017年の春、漠然と何かやりたいことをやっていいという機会を知人からもらい、ふと幼い頃から今でも密かに憧れているラジオのお悩み相談コーナーを思い出し、初めてのお悩み相談室を開催しました。

お悩みというものは、人生を歩む上でどこまでも付いてくる煩わしい腐れ縁です。あのだいたいの症状を解決してくれる痛み止め薬ですら解決してくれません。ここはあなたが決めるファイナルアンサーを引き出すヒントを提供したいコーナー。いつだって自分が決めた答えのほうが気持ちが良いじゃない。夜な夜な枕を濡らして眠れないあなたの手助けさせてくださいな。

第2回目のゲストは、She isの7月のギフトを小谷実由さんとつくっているmaegamimamiさん、秦レンナさん。取材はmaegamimamiさんの夢のようなおうちでおこなわれました。

未来の大切な人と出会う準備を整えておくことが大事。(おみゆ)

大人になればなるほど、好きなものが同じ、とか、考え方がにてる、とか、価値観が合う人でないと心から仲良くなれない気がします。昔からの友達は、好きなものも考え方も違うけど、一緒にいるととても居心地よく感じるのに。でも、価値観の合う人ってなかなかいなくて、大学生になってからできた友達は上辺な関係な気がしてしまいます。みなさんは、どうですか?そして、好きなものが同じ、価値観が似ている人とはどんなところで出会えますか?(れん)

おみゆ:私も22歳くらいまでは価値観が近い人に出会う難しさを感じてたな。振り返ってみれば、好きなものを仕事にする前だからそりゃそうなんだけど。

maegamimami:私も20代前半の頃は、「憧れの大人たちの輪の中には、どうやったら入れるんだろう?」って悶々と悩んでた。彼らの価値観に惹かれてそう思っていたんだと思う。でも、「私はまだ足りていないんだな、感度を磨かないと」と思って、その輪の中に入る為の努力の日々がはじまったよ。

おみゆ:わかる! あこがれの大人たちがおもしろがるような答えを出せるように、彼らが好きなものから自分も興味があるものをピックアップして、映画を観たり音楽を聴いたり、めちゃくちゃ勉強したな。

レンナ:私は大学まで女友達がほとんどいなかったけど、無理に友達をつくらなくてもいいと思う。自分を深めていくいい時間だと思えばいいよ。

maegamimami:そうだね。むやみに探すものじゃないし、だったらそのパワーを自分を深めることに注いだ方がいいよね。私はお気に入りのカフェで働いていた頃に接客して出会った子がいるんだけど、その子は今では大切な友達のひとりになってる。

おみゆ:自分が好きな場所にいたから価値観の合う友達と運命的に出会えたんだね。未来の大切な人と出会う準備を整えておくことは大事だと思う。

レンナ:最近「共感を捨てる」ということを考えていて。アーティストの小袋成彬さんが“Selfish”という曲で、<もう君はわからなくていい>と歌っていて、ハッとしたんだよね。今まで「わかろう、わからなくちゃ」とか、「わかってもらうためにどうしたらいいのか」ってすごく無理してたところがあったんだけど、そうか、「わからなくていい」んだって。それは拒否やあきらめじゃなくてただ認め合い、尊敬し合えるってことが優しさだよなって思ったりして。

8年来の姉妹みたいな存在の女友達がいます。

でも、一度も親友と呼びあった事がありません。親友って呼んだら今更な感じという域まで来てるのですが、やっぱり「親友」って言われたいものですか?(ありす)

おみゆ:8年も一緒にいるなら、いまさら言わなくても大丈夫じゃないかな。人に紹介する時に「親友です」と言うことはあっても、その言葉自体が重要なわけじゃないと思う。

maegamimami:でも「親友」って言われたら案外嬉しいから、言ってみたらいいかもね。告白みたいで、相手も嬉しいと思う!

おみゆ:私はおばあちゃんもお母さんも旦那さんも、みんな親友。

レンナ:うんうん。「友達」に限らず、どんな人とも親友の間柄になれるよね。嬉しい言葉は、積極的に口にしてみてもいいのかも。

この先も関係を続けていきたいなら、言いたいことは言ったほうがいい。(maegamimami)

付き合いは長く仲良しな友達ですが、これはやめてほしいとか、マイナスな意見を伝えるのが苦手です。というか、どうしても深刻な感じに伝わる気がして、自分が我慢すればいいか、と思い言わずに終わります。皆さんはそういう時どうしているか、お聞きしたいです。(はづき)

maegamimami:傍から見ていて、お互いに言いたいことがあるけど、言い合えていない人たちは結構いるからよくわかる。でも、この先も相手と関係を続けていきたいなら言ったほうがいいと思うな。

おみゆ:言い方でだいぶ伝わり方が変わるよね。「〇〇を直したほうがいいよ」と直接的に大きく言うのではなくて「私は〇〇が気になる」というふうに、「私とあなた」という小規模な関係の中で意見を投げれば伝わるんじゃないかな。嫌われるのが怖いのは当然。悪者になってもいいという気持ちで伝えてみて!

レンナ:最悪嫌われても、相性が合わなかったということで。私は学生の頃は男の子たちと一緒にいることが多かったんだけど、男の子同士って嫌になるとふっとそのグループからいなくなって、でも誰も特にそれを気に留めないの。でもいつのまにかまた戻ってきたりするんだよね。それくらい気ままで風通しのいい関係が女の子同士でも持てたらいいのかな。

PROFILE

小谷実由
小谷実由

ファッション誌やカタログ・広告を中心に、モデル業や執筆業で活躍。一方で、様々な作家やクリエイターたちとの企画にも取り組む。昭和と純喫茶をこよなく愛する。愛称はおみゆ。

maegamimami
maegamimami

女性誌・ウェブ・広告・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動するイラストレーター。女性をモチーフにした作品が主。TBS系連続ドラマ「カルテット」のポスタービジュアルのイラストデザイン及び、主題歌「おとなの掟」(Doughnuts Hole×椎名林檎)のジャケットや、フジテレビ系連続ドラマ「セシルのもくろみ」のメインビジュアル等を制作。現在、読売新聞で連載中の小説「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵を担当。2018年3月発売の新商品・POLAディエム クルールのメインビジュアルも担当している。

秦レンナ
秦レンナ

記者をしながら、選書、文筆、zineの発行などを行っている。 「BABY」「RIVER」「MOON」を発売中。

INFORMATION

連載:小谷実由のお悩み相談室
連載:小谷実由のお悩み相談室
自分が決めた答えのほうが気持ちいい。小谷実由が眠れぬあなたの背中をひとおし

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