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文化や仕事、女性の生活を守るために。わたしたちができる支援

チューリップの鉢を買う、不要なものを売る、映画を観て支援

テキスト:羽佐田瑶子 編集:竹中万季
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<アート、本、演劇にまつわる支援>

オンライン上でアート作品を購入。「ArtSticker」「AFT Art Hunting」

オンライン上でアーティストを少額から直接支援できるプラットフォーム「ArtS ticker」では、オンライン上でアート作品の購入ができるサービスを提供。また、3月19日に開催予定だったものの中止となった「アートフェア東京」は、出展者による2000点以上の作品が揃うオンラインギャラリーモール「AFT Art Hunting」を開設(5月31日まで)。個展やアートイベントが続々と中止に追い込まれている中で、ギャラリーや、直接好きなアーティストを支援できることは、互いにとって魅力的なものではないでしょうか。

ArtSticker
AFT Art Hunting

普段から足を運んでいる書店、応援したい書店からオンラインで本を買ってみる

外出自粛の影響は、街の書店にも。おうち時間が増えている影響で、読書欲が湧いている人はぜひ、普段から足を運んでいる書店、応援したい書店から直接オンラインで購入することを検討してみてください。里山社をはじめとした有志の皆さんが、通販可能な個人書店をリスト化。各書店のこだわりの強いラインナップから、新たな本との出会いが生まれたり、絶版の古書を手にすることができたり、本を通じた交流が生まれることでしょう。この機会に、オンライン上で全国の書店を巡ってみませんか。

2020年4月以降、全国の通販で買える個人書店一覧

全国の書店を支えるためのクラウドファンディング「ブックストア・エイド基金」

新刊書店や古書店も苦境に立たされています。そこで「ミニシアター・エイド基金」に影響を受け立ち上がったのが「ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金」。柴田元幸さんや最果タヒさんなども賛同する、町から本屋さんが消えてしまわないために、全国の書店を支えるための取り組みです。プロジェクト終了から一定期間経過後に使用することができる未来の図書券「Bookstore AID図書券」や、ここでしか手に入らないオリジナルの本「Bookstore AID 特典本」などのリターンを用意しています。ハッシュタグ「#bookstoreaid」では、書店・古書店への愛をシェアする動きも。

ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金

<6月5日(金)追加>
演劇は生きる力。署名活動やクラウドファンディングがスタート。「演劇緊急支援プロジェクト」「演劇支援プロジェクト Save The Theatre」「小劇場エイド基金」

「演劇緊急支援プロジェクト」は、演劇団体および演劇に関わる全ての人たちへの支援を要望するための署名運動です。ライブハウス同様、ライブ(生)で楽しむことが魅力の演劇も、外出自粛要請によって劇場が閉鎖し、数ヶ月の公演活動停止が余儀なくされています。そこで日本劇団協議会、演出者協会、劇作家協会が連携して同プロジェクトをスタート。劇団や俳優、劇場、関連スタッフなど演劇に関わる多くの人々が賛同人として名を連ねています。

演劇は生きる力です。演劇緊急支援プロジェクト

「演劇支援プロジェクト Save The Theatre」は、加盟している団体の過去の舞台作品映像を有料で配信。鑑賞料金と投げ銭による収益を、緊急事態宣言中に公演予定だった団体や劇場に分配します。また、「小劇場エイド基金」も発足。八嶋智人らが賛同人となり、300席以下の小劇場に1劇場100万円の分配を目指してクラウドファンディングを行っています。500円という少額から支援でき、5,000円のプランにはオンライン上で観劇できる「ステージチャンネル」の有料会員特典などが付与されます。

演劇支援プロジェクト SAVE THE THEATRE
小劇場エイド基金

<6月10日(水)追加>
映画、音楽、演劇の三社共同アクション「#WeNeedCulture」

苦境に立たされている映画、音楽、演劇といった文化支援を行なっている団体が垣根を超えて手を取り合いました。映画「SAVE the CINEMA」、音楽「Save Our Space」、演劇「演劇緊急支援プロジェクト」の3つの団体が、文化芸術復興基金の創設に向けて「#WeNeedCulture」をスタート。多種多様な文化を育んできた日本の豊かな土壌を守っていくために、省庁への要請や記者会見を実施するほか、5/22(金)にはシンポジウムを開催。また、首相官邸・文化庁へのメッセージを募るほか、ハッシュタグで文化への思いの投稿も募集しています。文化の大切さを改めて問う大きな取り組みに想いを乗せて、ぜひ個々人の熱い思いを吐露してみてください。

『#WeNeedCulture at DOMMUNE〜文化芸術復興基金をつくろう〜』

We Need Culture-文化芸術復興基金をつくろう-

PROFILE

羽佐田瑶子
羽佐田瑶子

1987年生まれのライター。女性アイドルや映画などガールズカルチャーを中心に、インタビュー、コラムを執筆。主な媒体はShe is、Quick Japan、テレビブロスなど。映画『21世紀の女の子』パンフレット編集。岡崎京子とグザヴィエ・ドラン、ハロープロジェクトなどロマンティックで力強いカルチャーや人が好きです。2019年、2月に出産。「親」についてのZINEを目論み中。

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