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Kaho Iwaya×松尾レミ×小川武 タトゥー・音楽・植物で生活を彩る

Kaho Iwaya×松尾レミ×小川武 タトゥー・音楽・植物で生活を彩る

生活必需品ではないけれど、生活に励ましを届ける仕事

SPONSORED:ネスレ日本
インタビュー・テキスト:松井友里 メインビジュアル:Kaho Iwaya(opnner) 編集:竹中万季
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日常を「自分だけの映画」だと思うことによって、すごく辛いことがあっても、ふっと心が軽くなったり、嬉しいときはそれがさらに輝きを増したりしますよね。(松尾)

ー自分の想像を超えてくることの豊かさを感じるような経験ってお二人もありますか?

松尾:あります。とあるライブでステージに立っていたときに、中盤になってから、スーツ姿の男性が汗だくで会場に入ってきたんです。多分、仕事が終わってから一生懸命走ってきたんでしょうね。その人は、はあはあ息をしながらライブを見ていたんですけど、途中でスーツのジャケットを脱いで、ふと、泣きはじめたんです。そのときやっていた曲が、“サンライズジャーニー”という曲で。周りは焦って先に行こうとしたり、「早く行け」って自分を急かしてきたりするけど、自分のタイミングはまだで、タイミングが来たらそのバスに乗って行くんだ、という歌なんです。その人はきっと、その歌詞を自分の人生に置き換えてくれたんじゃないかなって。

私は会社勤めをしていないし、その人と性別も違うし、別の人生を生きているけど、自分が本当に信じた表現や言葉を、そうやって自分なりの人生の主題歌として聴いてくれる瞬間が目に見えるのがライブで。“The Flowers”という曲の中で<僕らが歩んでいるこの日常は まるで自分だけの映画さ この手で選んでいく全てのものが 日々を輝かせてくれる>という歌詞を書いたんですけど、日常を「自分だけの映画」だと思うことによって、すごく辛いことがあっても、ふっと心が軽くなったり、嬉しいときはそれがさらに輝きを増したりしますよね。そんな日常のスパイスみたいなものを人に与えられたらと思っているんです。

GLIM SPANKY - M-ON! SESSIONS

ー自分が手に取るものが、その先の自分を輝かせてくれると思えることって、本当にありますよね。

松尾:赤いリップがあるだけでも自分を輝かせてくれるって思えたりするし、植物もタトゥーも、そういう力を持っていると思います。

ーさきほどIwayaさんがおっしゃられていた音楽の聴き方も、その歌詞の感覚に近い感じがしますね。

Iwaya:玄関のドアを開けて、一日が始まるぞって思える曲とかあるんですよ(笑)。Kool & The Gangの“Celebration”っていう曲なんですけど。ドアを開けて、そのまま駅まで闊歩するときにぴったりなんです。

松尾:そういうのいいですね!

晴れてる日もあれば、雨の日もある。それを音楽が助けてくれたりするんですよね。(小川)

ー小川さんはいかがでしょう。

小川:僕もKahoちゃんが言っていたように、自分の枠を飛び越えたような気分になることはすごく好きなので、あえてそういう道を選んでいくようなところはあります。そもそも植物は人間ではコントロールしきれないものです。大事にしていても枯れることがあるし、大事にしていなくても生きたりする。

Iwaya:本当にそう思います!

小川:僕はシルクスクリーンっていう昔の版画技法を使って絵を作っているんですけど、版画って擦ったときの力の加減やインクの乾き具合で絵がどんどん変わるんです。どこまでいってもコントロールしきれないけど、自分が思っていた以上にいいものができあがるとすごく嬉しいし、逆にそうじゃないものができると、がっかりする。本当はインクジェットプリンターで印刷すればすむ話なのかもしれないし、「わざわざそんなことやってる俺はばかだな」と思うんだけど、楽しいです(笑)。

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20200419 Green thanks supply は本日で1周年を迎えました!いつもInstagramで気にしてくれてる方々、ありがとうございます!なんとかお店は続いております。 実は今日に向けて沢山の催しを考えていたのだけれど、中止にしました。 けれど何もしないで黙っているのもつまらないので、本来ならば本日ご来店して頂いた方に向けて作った新作の花の版を含む商品をInstagramアカウント限定でオンライン販売しますー (花の版はブートで何処にも行き場がないので!) このアカウントのダイレクトメールのみで受け付けます。 商品内容は昨年の植物が売れない時期に、どうしようと悩んで作った版画を布に印刷してバンダナにしました。 大きい540×540mmの正方形。 こんな悔しい騒ぎが終わったら、皆んなハンカチとして使って下さい〜 勇気のあるオシャレなアナタは口元に巻いてみましょう。 パッケージも先程終わったのでこれから投稿していきますー

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花の版を持った小川さん。

一同:(笑)。

小川:僕も情緒がぶれぶれな方で、晴れてる日もあれば、雨の日もある。それを音楽が助けてくれたりするんですよね。僕、今日は一日中一人でアイロンをかけてたんですよ。Kahoちゃんがさっきドアを開ける瞬間にかける曲があるって言っていたけど、僕も今日、「アイロンをかけるときはこの曲だな!」っていう曲が見つかって、本当に楽しかったんです。

Iwaya:それ、なんて曲?

小川:恥ずかしいから教えません(笑)。でもそういう風に、アイロンをかけるときも音楽をかけるだけで彩られる。「雨の日だからこの曲を聴こう」とか考えることって、すごく豊かですよね。聴くことで予想外のことが起こるかもしれないですし。

PROFILE

Kaho Iwaya
Kaho Iwaya

ポートランドのタトゥー文化に影響を受け
日本のタトゥー文化を拓くため
2015年opnner(オプナー)を立ち上げる
ゆるくてさりげないタトゥーシールを制作販売する他
タトゥーの図案も担当する
本の挿絵、もともとフリーペーパーを作るなど
デザインにも興味がありワインのラベル、ロゴなども制作
タトゥーというのは、体が変わろうと人生を共存できる
最高の励ましであって、永遠のジュエリーです
そのことを伝えたくて、こういうタトゥーもあるんだと
タトゥーのイメージを変えるそんな入り口になれるように
opnnerをスタートさせ、今も続けています

松尾レミ(GLIM SPANKY)
松尾レミ(GLIM SPANKY)

ロックの伝統を受け継ぎながら新時代のサウンドを鳴らす男女二人組ロックユニットのボーカル&ギター。作詞作曲とアートワークも担当し、アートや文学やファッション等、カルチャーと共にロックはあることを提示している。2007年結成、2014年メジャーデビュー、2018年日本武道館ワンマンライブ開催。ドラマや映画等の主題歌を多数手掛け、最近ではももいろクローバーZや上白石萌音への楽曲提供も行なっている。

小川武(Green thanks supply)
小川武(Green thanks supply)

2019年春、東京都墨田区の長屋を改装して観葉植物店をオープン。植物の販売・装飾・貸出を行いながら、シルクスクリーンのアート作品も制作。3月に行われた「3331 ART FAIR 2020」に小川武の名義で出展。

INFORMATION

ブランド情報
ブランド情報
36g キットカット 毎日のナッツ&クランベリー 豆乳味 パウチ
36gキットカット 毎日のナッツ&クランベリー ヨーグルト味 パウチ

クランベリー・アーモンドのバランスの良いおいしさと、5層のウエハースのサクサク食感が美味しい新商品。豆乳とヨーグルトで健康もサポート。ひとくちサイズでパッケージにはチャック付きなので仕事をしながら食べるのにもぴったりです。
Webサイトへ

リリース情報
リリース情報
『Singin’ Now』
GLIM SPANKY

2020年5月13日配信開始

書籍情報
書籍情報
『渡り鳥』
著者:岩谷香穂

価格:2,750円(税込)
発行:さりげなく

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