大きく口を開けて笑ったり、照れたようにはにかんだり、泣きたくても微笑んだり。ひとくちに「笑顔」といっても、その笑顔の理由も背景もまちまちです。She isでは、そんなひとりひとりの笑顔を見つめるべく『#SmileWith #あなたの笑顔で presented by She is&FRISK WHITE』キャンペーンを、FRISK WHITEと共催。そしてFRISK WHITEのテレビCMに、<笑って 笑って 笑って>というフレーズが耳に残る楽曲“サーキットの娘”を提供したのがPUFFYの大貫亜美さんと吉村由美さんです。
1996年に“アジアの純真”でデビューして以来、Tシャツにジーンズというラフないでたちと飾らない笑顔、肩の力が抜けた雰囲気のパフォーマンスから「自然体」「脱力派」と称されてきた二人ですが、当事者として感じているのは「これまで脱力したことはなかった」という思いだといいます。であるならば、四半世紀もの間、PUFFYとして二人の「笑顔」の印象で活動を続けてこられた背景には、二人のどのような思いと関係性があったのでしょうか? いまの状況をふまえて、取材はメールインタビューで実施。お二人から、温度のあるお手紙のような回答がかえってきました。
楽しいことは倍になり、辛いことは半分こ……これがPUFFYの良いところ。(亜美)
1996年にデビューし、PUFFYとしての活動を続けてきたお二人。親しみやすい笑顔と、心地よい雰囲気を持つお二人ですが、およそ25年という決して短くない期間、どのようにその空気感を保ってきたのでしょうか。
亜美:25年というと四半世紀という言葉に置き換えられるくらい長いものですが、あまりのめまぐるしさに体感としては10年くらいの気がする……という図々しさがあったからこそ、続けてこられたのかなと思います。
もちろんどのお仕事もそうだと思いますが、楽しいことばかりではないですし、大変なこともそれぞれたくさんありましたが、「PUFFY」というものはそういう苦労話が似合わないポップなものでありたいと思っているので、わたしたちを「笑顔」や「心地よい雰囲気」と受け取っていただけたら作戦通りです!
ですが、辛い時悲しい時はお互いが支えになりますし、家族も友達もツアーメンバースタッフ、みんなに助けられてます。楽しいことは倍になり、辛いことは半分こ……これがPUFFYの良いところだと思ってます。
由美:いつもこの話になると「実際こうは言っても本当は違うんでしょ?」と思われるのですが正直揉めたりすることがなく、25年間付かず離れずのものすごい絶妙な距離感で過ごしていると思います。
ひとつ喧嘩にならない理由をあげるとしたら相手のことを最大級にリスペクトしているところだと思います。
得意なことを得意な方がやればいいと思うように信頼関係が変化した。(由美)
互いに敬意を払い、喜びも苦しみも分かち合いながら、今では人生の多くの時間をPUFFYとして過ごしてきたお二人ですが、芸能界に入ったことは、お二人の人生にどのようなものをもたらしたのでしょうか。
亜美:学生時代の友達はめちゃ減って少数精鋭になったけど、働き出してからはほんとにいい奴だなと思える人が多いです。一人の時間も大好きですが、思いもよらず入った世界でライブのような楽しいことが何度も経験できると、家族はもちろん仕事仲間や来てくれるお客さんなど沢山の人に感謝する人生です。そしてこんな日が続くように、環境を整えていくのが日々の試練です。
由美:人生なにが起きるか全くわからないってこのことだなと思います。
でも25年前、何がやりたいのか夢も目標もまだ持てなかったので、この仕事についてとてもやりがいをもてたのですごくよかったです。
それぞれにとっての特別な時間を数多く共にしてきたお二人ですが、長きにわたって活動する間に、どのような関係性の変化があったのかも、お聞きしてみました。
亜美:以前から大した喧嘩もせず周囲に気持ち悪がられてましたが、お互い母となり分かり合えることも年月の分だけ増えているので、今の方がさらに仲良しな気がします。一緒にいて気が楽なのは、今も昔も変わらないです。
由美:得意なことを得意な方がやればいいと思うように信頼関係が変化したが一番大きいと思います。
共に人見知りだというPUFFY。出会った当初は、打ち解けるまでに時間がかかったというエピソードもあるお二人ですが、現在では心から信頼しあえる間柄であることがうかがえます。そんなお二人から、印象に残っているお互いの笑顔の瞬間について教えていただきました。
亜美:笑いのツボが一緒で、ふたり一緒だと何かと爆笑する場面が多いので、テレビでは見せられないくらいの大爆笑してる顔ですかね……。普段可愛いのに大爆笑してると何であんなにブスいんでしょうか。お互い様ですけど。
由美:いつも本当にくだらない話をしてふたりでゲラゲラ笑ってるのでそれがとにかく楽しいです。
- 1
- 3