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コムアイと話す、決まった信仰をもたない自分たちは何を信じる?

コムアイと話す、決まった信仰をもたない自分たちは何を信じる?

不安を安心に自分自身で変えてく。宗教、祭、自然のこと

2020年5・6月 特集:ここで生きる
インタビュー・テキスト:松井友里 撮影:永峰拓也 編集:野村由芽
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私は不安になったとき、鏡を見るんです。「自分ってなんなんだろう」っていう悩みはずっとつきまとっている。

─コムアイさんご自身は、自分の信じるものをどんな風に築いていきたいと思っていますか?

コムアイ:一つのことに頼りすぎないほうがいいなと思っています。収入とかもそうかもしれないですけど、何か一つを信じすぎていると、裏切られたときのショックもすごいと思う。何かを強く信仰していないことは、不幸なようにも思えるけれど、いろんなことの面白さを少しずつ吸収して影響を受けることができるのは良い面だと思います。

─そのためにはまず「自分」というものがしっかりと立っている必要があると思うのですが、自分を信じる力が弱くなっているときに、コムアイさんはどういう風に向き合っていますか?

コムアイ:私は不安になったとき、鏡を見るんです。頭の中で考えていることが膨らみすぎたときに鏡を見ると、どんなことを考えていたとしても自分が意外と普通の顔をしていることに妙に安心するんですよね。「自分ってなんなんだろう」っていう悩みはずっとつきまとっていて、年上の人から「二十代の間は目の前にずっと自分がいるみたいな状態だからしょうがないよ」って言われたんですけど、そういう状態になったときに、手のひらサイズくらいの小さい自分がもう一人いることを想像して、そいつを可愛がるような気持ちでいるとちょっとだけ安心して自分を取り扱えるようになると言われて。

─たしかに自信がなくなっているときって、自分を近くから見すぎることで、かえって自分が見えない状態に陥っている感じがします。そういうときに、鏡を使ったり、小さい自分を想像することで、生身の自分を外側からちょっと引いた視点で見つめなおすことって良い方法ですね。

コムアイ:このコロナの期間中、ずっと一人で過ごしてみて気づいたのは、一人でいるときの人格が100%自分らしいとは思えないということです。これまで誰かと一緒にいることが多かったから、一人でいる時間が一番自分らしいんじゃないかと思ってたんだけど、意外にそうでもなくて。

「確固たる自分」みたいなものって、自分の中からただ湧いてくるわけじゃなくて、鏡が反射するように、そのとき接している相手に対して生まれたリアクションが自分を形成しているんだと今は考えています。

PROFILE

コムアイ
コムアイ

歌手・アーティスト。1992年生まれ、神奈川育ち。ホームパーティで勧誘を受け歌い始める。「水曜日のカンパネラ」のボーカルとして、国内だけでなく世界中のフェスに出演、ツアーを廻る。その土地や人々と呼応してライブパフォーマンスを創り上げている。好きな音楽は世界の古典音楽とテクノとドローン。好きな食べ物は南インド料理とグミとガム。趣味は世界各地に受け継がれる祭祀や儀礼を見に行くこと。音楽活動の他にも、モデルや役者など様々なジャンルで活動している。
2019年4月3日、屋久島とのコラボレーションをもとにプロデューサーにオオルタイチを迎えて制作したEP「YAKUSHIMA TREASURE」をリリース。

INFORMATION

YAKUSHIMA TREASURE LIVE at LIQUIDROOM 2019、YouTubeにて無料公開中!

YAKUSHIMA TREASURE LIVE at LIQUIDROOM 2019 - YouTube

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