日本人の小林百絵さんと台湾人のeriさんが立ち上げた、漢方で女性のバイオリズムに寄り添うライフスタイルブランドDAYLILY(デイリリー)。日本ではまだまだ「薬」として認識されていることも多い漢方も、台湾では生活に寄り添う日常的なものだそう。
今回はShe isのMembersにお届けしている9月のギフト「自分らしく?」で、オンラインショップで使えるお買い物10%OFFの特典をプレゼント中のDAYLILYに、モデルの武居詩織さんから5つの質問をしていただき、ブランドに込めた想いやデザインへのこだわり、今後の展望まで、DAYLILYのことをより深く知ることができました。毎日をヘルシーに自分らしく過ごすための新しいお守りとして、漢方を取り入れてみては。
ブランド名に込められた「一日一日を精一杯に咲き輝く」という想い
・ブランドを始められたきっかけやブランド名の由来について教えてください。(武居詩織)
DAYLILYは私、小林百絵と台湾人のeriとはじめたブランドです。私たちは同じ大学院に通っていて、彼女が学校で自身の生い立ちと台湾の漢方の話を聞かせてくれたことが立ち上げのきっかけでした。彼女の家族は昔から台北で漢方薬局を営んでいて、常に漢方に囲まれ育ったという話。彼女だけでなく台湾の人みなにとって漢方は日常的な存在で、生活の一部であるという話……日本人の私からするとどれもワクワクする話で、あまりにも日本とは異なる環境にとてもうらやましくも感じました。それから私たちはそれぞれ別の広告代理店に就職したのですが、私はどうしてもeriの漢方の話が忘れられなくて、一緒にブランドをはじめたいと彼女に相談をしました。それがブランドのはじまりです。
DAYLILYという名前は、漢方のお花です。古くからの漢詩に、自分の娘が遠くへ旅に出るとき、家の庭に「萱草(ワスレグサ 英名:Daylily)」を植えて、母親はその花を見て自分の娘を思い、寂しさを沈めるという話があり、DAYLILYは愛娘や女性を象徴するお花でもあります。そして英名のDAYLILYは、一日一日を精一杯に咲き輝くという意味もあり、私たちは、アジアの女性たちが、そんなDAYLILYのように美しく、一日一日を精一杯に輝けるように応援したい。その想いからこの名前をつけました。(小林百絵)
デザインも日常生活の中でお守りや力となるようなものに
・DAYLILYさんのアイテムはとても心くすぐられる魅力的なデザインです。ブランドとしての統一感もありながら、アイテムごとのカラーやデザインの差異に繊細なこだわりを感じるのですが、デザイン面でのコンセプトはどういったものなのでしょうか。(武居詩織)
DAYLILYには創業メンバーとして一緒につくってきた河野剛史というアートディレクターがいて、彼と私たちとでいつも話し合いながらデザインを決めていっています。私たちDAYLILYは「漢方を生活のお守りのような存在」にしていきたいと強く願っているので、デザインも日常生活の中でお守りになるような、そして力になるようなものにしています。だから可愛すぎても、繊細さだけでもだめで、どこか力強さもあるもの、元気を与えられるようなものを目指しています。そして、DAYLILYのつくる漢方がひとつの文化となっていくといいなと思っています。(小林百絵)
漢方は自分を褒めたり労ってあげたり、少しでもハッピーになれる身近な存在
・自らの体調を整えることをより意識するようになった昨今、DAYLILYさんにとってのこれからの漢方の在り方とは。(武居詩織)
日本ではまだまだ漢方が「薬」としてだけあって、生活からは少し距離のあるものだと思っています。けれども本来、漢方は薬だけでなく、食や生活習慣など台湾のようにもっと気軽にカジュアルに生活の一部として取り入れられるもの。日本も台湾のような漢方の在り方になるといいなと思いますし、「今日朝から薬膳茶飲んで身体にいいことしちゃった~」と自分を褒めたり労ってあげたり、少しでもハッピーになれる。漢方がそんな身近で日々の心身を整える存在になるとうれしいです。(小林百絵)
生理前のイライラや不快感などにおすすめなカバンの中の新たなお守り
・先日ASIAN SUPER POWDERをポップアップショップで見かけてとても気になっていました。お茶等はまだ想像しやすいアイテムだと思うのですが、こちらはどういったものなのか、どういう時に飲むべきなのか詳しく教えてください。(武居詩織)
ASIAN SUPER POWDERは、カバンの中の新たなお守りになってほしいと思いつくりました。なのでパッケージも煙草のような形になっています。1種類(赤色のPre Party Tint)は、メイク直しをするように、気分や血色を変えられるようなものとして、玉竹(ぎょくちく)や薏苡仁(よくいにん)、高麗人参などをブレンドしたレモン味の粉で、お出かけ前やリフレッシュしたいときなどにおすすめです。もう一種類(青色のPre Moon Smooth)は、仏手柑、鬱金、小茴香などをブレンドしたココア味の粉で、生理前のイライラや不快感などにおすすめです。どちらも水なしで飲んでいただけるので、カバンやメイクポーチなどにしのばせて日々のお守りとして使っていただきたいです。(小林百絵)
初潮から妊活、産後養生など女性の多様なライフシーンに寄り添っていきたい
・漢方のみならずコスメやライフスタイルアイテム等幅広い展開をされていますが、今後の構想や展望についてこっそり教えてください。(武居詩織)
DAYLILYはもともと、「漢方のライフスタイルブランド」としてつくりました。それは漢方がそもそも一つのライフスタイルであるということと、飲むもの食べるものに限らず、日々をヘルシーに気持ちよく過ごしてもらえる様々なものを扱っていきたいと思ったからです。今後は女性の多様なライフシーン(初潮から妊活、産後養生、閉経、更年期にいたるまで)に寄り添えるようにアイテム数を増やしていくだけでなく、サービスやケア施設、漢方スープのお店なんかもはじめられたらいいなと思っています。(小林百絵)