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髪質に悩みを抱えている人へ。理想のナイトキャップを永原真夏が体験

髪質に悩みを抱えている人へ。理想のナイトキャップを永原真夏が体験

毎日をスペシャルに過ごすためのナイトキャップ

2020年9〜12月 特集:自分らしく?
インタビュー・テキスト:樹、永原真夏 編集:久保山領
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仕事に友だち付き合い、そして趣味。丁寧に自分と付き合っていくには時間も余裕も足りない毎日をわたし達は生きています。そんな風に目まぐるしく生きながらも日々の中に新たな道具を取り入れることで美しくなっていけたなら、そんな思いからプロダクトブランド「ITSUKI」がはじまりました。

10月のギフト「自分らしく?」では、ITSUKIのナイトキャップを1,000円オフで購入できる特典をShe isのMembersにお届けしています。そして今回、まだあまり馴染みのないナイトキャップの魅力を探るべく、歌手の永原真夏さんが実際に体験。ITSUKIの生みの親である樹さんに5つの質問をしていただき、このプロダクトが生まれた背景や生地へのこだわり、樹さんが考える美しさについて伺うことができました。

She is Membersには、ITSUKIのナイトキャップが1,000円オフで購入できる特典をプレゼント。(ご利用は10/31まで)

何より自分にとっての「理想のナイトキャップ」が欲しかった

・ITSUKIさんこんにちは。歌手の永原真夏と申します。この度は、私から幾つか質問をさせてください! 数あるアイテムの中で、「ナイトキャップ」というアイテムを選んだのは何故ですか?(永原真夏)

永原真夏さん、こんにちは。ITSUKIの企画、デザインをしている樹です。なぜ「ナイトキャップ」をITSUKIというブランドから発売したのか、その理由は何より自分にとっての「理想のナイトキャップ」が欲しかったから。実はそんなシンプルな動機からです。元々わたしの髪はやわらかくて癖がつきやすく、湿気で広がりやすい、そんな付き合いにくい髪質です。寝起きには毎朝必ずと言っていいほどたくさん寝癖がつき、髪がからまり、ブラシを通そうとすれば髪が切れてしまうような状態。だから、自分の髪質についてはずっと悩んできました。でもそれは、誰にとってもありふれたシーン、日常だったと思います。そんな中、試しに趣味で集めていたシルクのスカーフを頭に巻いて寝てみたら、寝癖もつかないし、髪が絡まらなくなって、手触りからして髪質が改善したんです。それが「ナイトキャップ」づくりに踏み出すきっかけでした。

ではなぜシルクのスカーフではなくナイトキャップを作ろうと思ったのかというと、シルクのスカーフを巻くと髪の調子がいい! という気づきがあったものの、やっぱりスカーフはスカーフだったからです。というのも、スカーフを巻いていても寝ている間に結び目がゴロゴロして気になったり、伸縮性がないので被り心地として窮屈だったり、外れてしまわないように気遣うあまり寝苦しかったりしました。何よりシルク100%のスカーフは高価でお手入れにも気を遣うので、毎日使って洗うには帯に短し襷に長しという感じだったんですよね。でも、既成品には理想のナイトキャップがありませんでした。わたしと同じように髪質に悩みを抱えている人、理想のナイトキャップを探してる人は、きっと沢山いるんじゃないか。まずは自分が納得できるようなナイトキャップを作って、同じ悩みを持つ人に届けたい、共有したい。そんな気持ちでナイトキャップづくりがスタートしました。(樹)

永原真夏さん

自分がつくりたいものを原動力に「最後に手に取ってくれるお客さんのために」デザインしたナイトキャップ

・ITSUKIさんがブランドを立ち上げる前は、どのようなもの作りをしていたのですか? どのような経緯でどんな思考回路でこんなにかわいいアイデアが生まれたのか、とっても気になります。(永原真夏)

わたしは高校生の頃からデザイン系の学校でデザインを学んできました。インテリアデザイン科だったので、授業で家具をつくったり、余った木材を糸鋸で加工してこっそりブローチをつくってみたり、必死にデッサンしたり。高校を卒業した後もデザインの専門学校に通っていたのですが、授業はそっちのけで同級生や協力してくれた人達と組んだグループで家具を海外に持って行って発表した記憶しかほとんど残っていません(笑)。わたしの青春はデザインに費やした……というと完全に過言ですが、そんな学生時代を過ごしました。

専門学校卒業後はデザイン事務所ではなく、デザイン雑貨ブランドの店舗で働きました。転職して今の会社に入りITSUKIのブランドをスタートさせた頃も(というかつい最近まで)店頭で接客をしていました。どんな高名なデザイナーがつくった商品も、逆にアノニマスな商品も、お客さんの手に渡る前には同じようにお店に陳列されます。そのなかで、商品の魅力はなにか、それをどうやって伝えるかということ。商品を買うお客さんがどんな人で何を求めているのかということ。そういったもの作りにおいてとても大切なことが、実は売り場に凝縮されているとわたしは思っていて、そこで働いたことが自分自身のデザインの礎になっています。学生時代に力と時間を費やしたような自分がつくりたいものを原動力・コンセプトにして、「最後に手に取ってくれるお客さんのために」デザインしたのがITSUKIのナイトキャップ『HAIR CREPERIE』と言えるかもしれません。(樹)

樹さん

肌さわりはスベスベでありながらもシルク100%にはないコットン混ならではの軽い被り心地

・私も使用させて頂いたのですが、裏地がスベスベでとってもウットリしました……。質感や肌触り一つでテンションがブチ上がっちゃうのが乙女心ですよね……! そんな乙女心をクレープのように包み込む生地へのこだわりも聞いてみたいです。(永原真夏)

実際にご使用いただきありがとうございます! 『HAIR CREPERIE』の裏地には、シルクとコットンを一緒に織った生地を採用しています。わたしもこの生地を見つけたときは「これだ!」とテンションがブチ上がりました。多くのナイトキャップではシルク100%が主流だと思うのですが、あくまでも日本製にこだわるわたしとしては、コストがネックでした。なんと言ってもナイトキャップは毎晩被るものです。洗い替えで何色か選びたい人のために、高価になりすぎないようにしたかった。そこで「これは!」と思ったシルクコットンでサンプルを作って試してみると、肌さわりはスベスベでありながらもシルク100%にはないコットン混ならではの軽い被り心地。更にお手入れしやすかったりと、思いもよらぬほど優秀だったので、このスベスベコットンシルクを採用しました。

あともう一つ、『HAIR CREPERIE』のこだわりは生地が二枚仕立てになっていること。一枚仕立ての従来品だと生地の光沢のある表面は寝具に接していて、髪にあたる肌面に裏地がきてしまっています。わたしは生地の表のツヤツヤ部分で髪を包みたいと思ったので『HAIR CREPERIE』は二枚仕立てにして、スベスベの表地が髪に接するようにデザインしています。(樹)

チェック柄3種、無地3種の全6種類展開

自分が「いい! ほしい!」と気分が高揚するようなものと一緒に過ごすことは毎日を少しずつスペシャルにしてくれる

・プロダクトデザイン以外の趣味や大切にしていることはありますか?(永原真夏)

やはり自分がデザインすることだけでなく、他のデザイナーさんがデザインしたものや作家さんが作ったもの、画家の方が描いた絵などを、見て選んで、使ってみたり生活に取り入れることが好きです。自分がもの作りに関わって生きていること自体、好きこそものの上手なれ的な要素が強いです。でもそれだけではなくて、自分が「いい! ほしい!」と気分が高揚するようなものと出会って一緒に過ごすことは、毎日を少しずつスペシャルにしてくれるし、ものも自分も大切にできる鍵ではないでしょうか。ITSUKIの商品も、使ってる人にとってそういう存在になれたらと思っています。

もう一つ欠かせないわたしにとってとても大切なことは、実家の犬と過ごす時間です。今は頻繁に実家に帰ることが難しいタイミングですが、隙があったらかわいいシュナウザー3匹に会いに帰ります。彼等との時間は、わたしにとって替えのきかない、かけがえない癒しです。(樹)

美しさとはその日の気分に合わせて好きに装えるベースの強さ、自信

・ITSUKIさんにとっての「理想的な美しさ」とは何ですか?(永原真夏)

(生物学的な雌雄に関わらず)人はたくさんの「気分」でできていると思います。今日は黒いワンピースでミニマルな気分。今日はアクセサリーを重ね付けして、いつもより目立ちたい。今日は襟付きのシャツで優等生に。気分は毎日、もしくは朝と夜のスパンや、気候なんかで変わっていく。わたしの思う理想的な美しさは、毎日かわる気分に応じられる「素地」の美しさ。その日の気分に合わせて好きに装えるベースの強さ、自信だと思います。話が「美しさ」について及びましたが、今回インタビューしていただくにあたり永原真夏さんの曲を聴かせていただきました。真夏さんの曲やPVにも、色とりどりな表現、世界観、気分が盛り込まれつつも、その中に揺るぎない真夏さん自身が感じられて、美しいと感じました。この度はインタビューしていただきありがとうございました。(樹)

She is Membersには、ITSUKIのナイトキャップが1,000円オフで購入できる特典をプレゼント。(ご利用は10/31まで)

PROFILE

樹

1994年、大阪生まれ。
自身の髪質改善のために理想のナイトキャップを考案したことをきっかけに、自分と丁寧に付き合う女性のためのプロダクトブランドITSUKIの製品デザインやブランドの運営を行う。
一日の中で一番幸せな瞬間は、ベッドの中で漫画を読んでそのまま眠りにつくとき。
最近感銘を受けた漫画は『A子さんの恋人』。

永原真夏
永原真夏

2015年7月よりソロ活動を始動。
ライブは「永原真夏+SUPER GOOD BAND」名義で活動中。
2018年3月に1st Full Album『GREAT HUNGRY』をリリース。
2019年5月にミニアルバム『BEΔUTIFUL』を発売。
SEBASTIAN Xのボーカルとしても活動している。
好きなことは食べることと寝ること。好きな食べ物はスイカとセロリ。
天真爛漫なキャラクターとパワフルな歌声で、今日も地球のどこかで元気に活動中。

INFORMATION

ブランド情報
ブランド情報
ITSUKI

どんなに目まぐるしい日々の中でも、自分と丁寧に付き合っていくための道具をつくっている女性のためのプロダクトブランド

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