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She isでは、GirlfriendsとMembersのみなさま同士の出会いや、対話を重ねる機会をつくり、そこからともに創造し、行動していく場所である「Girlfriends ROOM」をオンラインで実施しています。
第1回の「東佳苗とShe is編集部が夜に話した、自信を失うとき、快復するとき」、第2回の「イ・ランさん&すんみさんと、『韓国・フェミニズム・日本』を語る」に続く第3回は、エミリーさん、きくちゆみこさん、楠田ひかりさん、垂水萌さん、麦島汐美さん、めぐみあゆさんの5名のGirlfriendsが集い「安心できる場で、自分の言葉で、フェミニズムを語りはじめよう」を8月17日(月)20時から開催します。
日本でも、#MeTooをはじめとしてここ数年でフェミニズムについて語られることが増えているなか、フェミニズムに対する向き合い方や思い、考えを表明する態度も人それぞれなのではないかと思います。そこで、ひとりひとりが抱えているフェミズムへの目覚めや気づき、モヤモヤや希望などについて、あくまでも個人的な視点を持ち寄り、のびのびと自由に話せる場所をまずはつくろうと思い、このような会をもうけました。
フェミニズムを考えるとき、その人が抱えてきた個人的な傷や怒り、悲しみに向き合う過程も含まれるのではないかと思います。そのようなことを自分だけではなく誰かと語り合う際には、まず心理的に安心できる場所で、誰かから借りてきた言葉をつかわずとも、自分の言葉で話せることがとても重要なのではないかと考えています。当日は、She is MembersとGirlfriends限定の会として開催し、双方向でコメントを寄せ合うような場所づくりができたらと思います。この日をきっかけに、少しずつ自分の言葉でフェミニズムについて語る経験が増えるような、そんな会になればと願っています。
ゲスト
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エミリーさん
1991年生まれ。
幼少期から物語・雑誌・ファッション・女の子に魅せられて過ごす。大学時代に文芸批評を学んだことをきっかけに、本を読み、思考を巡らせ、言葉にすることが日々の心の拠り所に。
普段はファッション業界で働きながら、ライフワークとして言葉を綴る。
ZINE『towards the light』を2020年5月に発行予定。
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きくちゆみこさん
言葉を使った作品制作・展示をしたり、時おり翻訳もします。
「嘘つきたちのための」小さな文芸誌 (unintended.) L I A R S 発行人。
「わたし、現実なんていらない。わたしが欲しいのは魔法なの! そう、魔法よ。わたしがみんなにあげようとしてるのは魔法なのよ。わたしは物事をねじ曲げて伝えるわ。真実なんて語らない。わたしが語りたいのはね、真実であるべきことなのよ!」(テネシー・ウィリアムズ 『欲望という名の電車』)が座右の銘。
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楠田ひかりさん
1995年神戸市生まれ。一橋大学言語社会研究科博士後期課程在学中。雑誌『文鯨』編集部。
日常を生綿のように埋めつくす無数の雑多な出来事のなかから一瞬の閃きが生じうることを描いたヴァージニア・ウルフに出会って以来、読むことと書くこと、生きることを地続きに考えながら研究しています。とくにウルフが1930年代後半、誰に対してもひとしく過ぎ去っていく時間に焦点を当て、取るに足らない無数の出来事や無名の人びとを描き出そうとしたこと、それに伴い、当時の家族観に代わる人びとの結びつきを提示したことについて考えています。直近の目標は、ウルフが示した新しい家族の在り方が、いかにして現在まで引き継がれているのかを考えるために、20世紀以降の女性作家による生殖、家族にかんする小説史(ヴァージニア・ウルフから川上未映子まで……!)を書くことです。
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垂水萌さん
よく本を読みます。どうやら人生のテーマが愛のようなので何を考えていても大体愛を巡る話になるし、モテに関して人生を通じて苛まれ続けています。また、読書好きなことによって合コンでアドバンテージを取れた試しが無いことを気に病んでいます。「書を捨てるな、合コンに行くな」を標語に掲げ、安易なモテに流されず、よく本を読みよく学び、真実の愛をなんとかしたいものだなぁと思っています。
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麦島汐美さん
1995年東京生まれ。
ミスiD2018文芸賞受賞。写真、映像、文章の制作と、インターネットや雑誌などで発表を行う。ステージで歌って踊るあの子も、50年前にひとりの部屋で小説を書いていたあなたも、いま隣で餃子を頬張っているこの子も私のアイドルなら、いつか私も誰かの小さい光になれたらと目論んでいる。現在はテレビの制作会社勤務。
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めぐみあゆさん
1996年生まれ、みずがめ座。BROTHER SUN SISTER MOONのベースボーカル。同志社大学文学研究科に在籍し、現代アメリカ文学と翻訳を学ぶ。
歌をうたいます。ときどき書いたり、翻訳したりします。
司会
野村由芽、竹中万季(She is)
<こんなことを話すかも?>
・どうしてフェミニズムに関心を持ち始めたの?
・フェミニズムを語るうえで、特に関心をもっているテーマを持ち寄ってみる
・フェミニズムを語るうえでの悩み、障壁、モヤモヤってどんなこと?
・フェミニズムを自分ごととして捉え、学ぶことを助けるおすすめの作品たち
・She is Membersからの質問コーナー
etc…
内容:
She is Girlfriends ROOM vol.3「安心できる場で、自分の言葉で、フェミニズムを語りはじめよう」(ゲスト:エミリーさん、きくちゆみこさん、楠田ひかりさん、垂水萌さん、麦島汐美さん、めぐみあゆさん)
日時:
2020年8月17日(月)20:00〜21:30(予定)
開催場所:
「YouTube」を利用して開催します。
※当日は、YouTubeのコメント機能からコメントをすることができます。
参加対象者について:
She isのMembers
Membersのみなさまにはオンラインで開催されるさまざまなイベントにご参加いただけるほか、Members限定記事の閲覧や、メールマガジンのお届けなどを行っております。ぜひ、この機会に参加してみてくださいね。
<Membersに登録する>
申し込みについて:
下記のGoogleフォームから【8月16日(日)まで】お申し込みください。
視聴いただけるYouTubeのURLに関しては、8月17日(月)の12時頃に、She isからのメールマガジンでお送りいたします。ご参加希望の方は、8月17日(月)までにShe is Membersへの加入をお願いいたします。
参加費:
無料
また、8月19日(水)の21時からのShe is MEETINGでは、フェミニズムに関する個人的な考えを語り合う会をMembersのみなさまと実施。Zoomでより深く、直接対話する少人数の会です。こちらの詳細もお楽しみに!