すぐに消え去ってしまう一瞬一瞬を切り取っていく写真家は、過去・現在・未来の時間軸のなかで、被写体とどう向かい合っているんだろう? 撮影した写真はすぐに過去になってしまうけれど、それでもシャッターをおしたその一瞬は、見えない何かをとらえるような感覚があるのではないだろうか。まるで、未来をつかもうとするみたいに。
今回は、She isがこれからの時代をアップデートしていくと考える写真家たちに、同時代に生きながらきらりと光る感覚を持つ「未来からきた女性」を聞いて、撮影してもらうことにした。足元には、その時代のストリートで映えるスタイルにアップデートし続けているアシックスタイガーのシューズ「GEL-MOVIMENTUM」を履いてもらって。
一人目の写真家は、1993年生まれの写真家・小林真梨子。「その子の魅力を知ってもらいたい」ために写真を撮り続ける彼女のInstagramには、仲睦まじい関係でないと撮れない表情が並んでいる。まさにSNS時代の写真家と呼ぶのにふさわしい彼女が選んだ「未来からきた女性」は、Instagramを通じて知り合ったという大学でコンテンポラリーダンスを学ぶアクセサリーデザイナーのminami。そんな二人の、9月の九十九里浜、夜明け前から日が昇るまでの撮影記録。
- 1
- 2