家にいるときは「おうちだし、漏れてもいいや」とリラックスした気持ちでいたほうがいい
イベントの最後には、EMILY WEEKオリジナルのハーブティーとチョコレートを楽しみながら、来場者からの質問コーナーも設けられました。
すべてオーガニック素材で開発した、EMILY WEEKオリジナルのチョコレート
─布ナプキンって、1日に何枚くらい必要ですか?
柿沼:わたしは1日4枚くらい使っています。変えるタイミングは、だいたい紙ナプキンと一緒ですね。
─冷え対策はどうしていますか?
市川:保温性の高いパンツを履いています。薄いし、ずれないし、あたたかいです。ワンピースを着るときは、長い腹巻きを着ることもありますね。
柿沼:腹巻き、いいですよね。EMILY WEEKではポケットがついていて、カイロが入れられるようになっているものもありますよ。
柏谷:わたしは、レッグウォーマーを愛用中。あとは、重ねばきソックスを使っている方もいますね。
─体調管理でおすすめのアプリは?
市川:アプリ連携ができる体温計で、基礎体温をつけています。ストレスがたまっているときはやっぱり体温が乱れるんです。サイクルを知るためにも、記録を続けることが大事ですね。
─布団に経血が着いた時、どうしていますか?
柿沼:部分洗い石鹸で軽く手洗いして、そのあとに洗濯機へ放り込んでいます。シーツの上に、タオルを敷く方もいらっしゃいますよね。家にいるときは下着で締め付けるよりも「おうちだし、漏れてもいいや」とリラックスした気持ちでいたほうがいいと思います。
初対面の店員さんと生理の悩みを相談できる、貴重なサンクチュアリ
女性のバイオリズムにまつわる悩みは、どの年代の方にもあること。ずっと付き合っていかなければならない自分の体のことだからこそ、「周囲に話して、理解を広げることが大事」とイベントは締めくくられました。
柏谷:娘がもうすぐ10歳になるんですけど、デリケートゾーンのケア製品があることで、生理のことを伝えやすくなったんです。自分の体を大切にできる人になってほしいから「専用の製品があるくらい、大事なことなんだよ」と話しました。
柿沼:EMILY WEEKもそうやって、下の世代に伝えていくきっかけになれたらと思います。先日、お店にカップルのお客さまがいらっしゃって感激しました。一緒にアイテムを選んで、パートナーとの暮らしを良くしていこうと考えていらっしゃるんだなあと。
市川:それは素敵! 自粛しちゃうかもしれないけれど、女性だけの話にしないことが大切ですよね。タブー視されがちだった女性の身体にまつわるモノ・コトも、どうパッケージングするかで全然見え方が変わってくる。EMILY WEEKには改めて、ファッションとデザインの力を感じましたね。お店で、初対面の店員さんといきなり生理の話をするって、とても不思議な体験です。こういう場があることで、悩みを相談したり、情報をシェアできる。貴重なサンクチュアリができたな、と思いました。
柿沼:PMSでイライラして、パートナーにあたってしまうこともあると思うんです。相手も、理由がわからないとびっくりすると思うんですよね。お店が、生理について誰かに話すきっかけを作ることができたら嬉しいです。
EMILY WEEKの期間限定コンセプトショップは、11月18日(土)まで。その後もオンライン販売のほか、ポップアップショップの展開を予定しています。
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