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服を選ぶルールに「知る」を加えてみる。過程に哲学があるブランドたち

服を選ぶルールに「知る」を加えてみる。過程に哲学があるブランドたち

伊勢丹新宿店TOKYO解放区が選んだ4つのブランド

2020年1・2月 特集:これからのルール
SPONSORED:TOKYO解放区
テキスト:千葉雛子 編集:竹中万季
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古着と向き合い、既に在るものを活かしたサスティナブルなものづくりを行うSREU

続けてご紹介するのは、先シーズンまで「FURUGI-NI-LACE(フルギニレース)」として活動していて、20SSより名前を新たに再スタートした「SREU(スリュー)」。古着と向き合って、それぞれの特徴を生かしつつ、自分たちで再度プロダクトアウトする“Ready-made”というコンセプトの「1点ものの既製服」のブランドです。1点1点を自分たちで作っているからこそ、細かい布の切り替え、生地違いのものの合わせ、オーガンジーの重ね、生地ごとの刺繍など、工場での大量生産では作れない、ひと手間もふた手間もかかったお洋服が並びます。

SREUの服のパーツは古着を用いており、既に在るものを活かしたサスティナブルなものづくりが見えてきます。ブランド名である「SREU」自体も、S(Sustainable)RE(Recycle)U(Upcycle)を繋ぎ合わせた造語だそう。

でも、「リメイク」をしているブランドとしてではなく、「ファッション」ブランドとして在りたいと彼らは言っていて、「リメイクだからいいよね」ではなく、シンプルに欲しいと思ってもらえるお洋服を作りたいというSREUの強い意志を感じます。

普段はデザインTシャツなどをリメイクすることが多いSREUですが、今回の“知る”では、LACOSTEのポロシャツを使ったコレクションも今回のために作っていただきました。シンプルで、アイコンにもなっているLACOSTEのポロを活かしつつ、SREUらしく商品に落とし込んでいます。

SREUディレクターの米田年範さんから「これからのルール」をテーマに、サスティナブルとの関わり方について言葉をいただきました。

これからファッションだけではなく、すべての業界において、サスティナブルというキーワードがより重要な言葉になってくるかと思います。これからのルールと言うより、ルールの前の倫理的な話になるのかもかもしれません。

僕らはたまたま、リメイクという手法を以前より使っています。自然な流れでサスティナブルの枠の中に入り込んでいる状態です。サスティナブルへ向かうための手段を持っているブランドと考えています。

ですが、僕らのブランドとして取り組むには、とても大きな問題です。僕らの手段を活かし、お客様や他のブランド・企業と取り組むことで、小さいかもしれないけどこれからのルールを作れるのかもしれません。ただ、ブランドのルールは「ルールに捉われないこと」です。

PROFILE

千葉雛子

2018年(株)三越伊勢丹に入社。TOKYO解放区の店頭スタイリストを経て、2019年4月よりTOKYO解放区の担当を務める。現在ここの学校に在学中。趣味で、夜空と交差する森の映画祭の代表補佐としても活動している。

INFORMATION

イベント情報
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TOKYO解放区「知る」

2020年2月26日(水)~3月10日(火)
場所:東京都 伊勢丹新宿店新宿伊勢丹本館2F RestyleTOKYO

今回ご紹介した4ブランドのほか、それぞれのブランドのコラボレーション商品、メインビジュアル・ロゴを担当したMaya Numata Graphicの陶器等も店頭に並ぶ。

また、会期中には、三越伊勢丹アプリをダウンロードしていただいた先着500名のお客さまに、「TOKYO解放区2020年ロゴ入り」のステッカーをプレゼントいたします。
※なくなり次第終了となります。

ブランド情報
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koll

混沌とした日常と静寂な非日常の中間、強さと繊細さの狭間を揺れるように生きる現代女性へ向けた衣服を提案。
ニューノスタルジックエレガントというキーワードを軸に、古き良き歴史のエッセンスと‘今’の時代感のスタイルを調和させた表現を行なっている。

TOKYO解放区「知る」会期中には、石内都『Mother's』に出てくる美しいブルーつながりで、美しいブルーの陶器を作る「nanakamio(ナナカミオ)」とコラボレーションしたコレクションで使用したレースを焼きこんだ花瓶などの陶器も展開。2月26日~3月3日の期間は、鮮やかで優しいお花が得意な花屋「gui flower(グイフラワー)」と一緒にVPも飾る。

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RURI.W

受け継がれたものを繋ぐ
服のもつ背景を知る
時代 用途 そしてどんな人物が
着用していたのかを手繰る
そこからデザインのリサイクルをするかのごとく
新たな服を生みだす

TOKYO解放区「知る」会期中の3月1日~3月3日、創作のインスピレーション源となった、デザイナーのおじいさまの写真アルバムなどを展示予定。会期中はアクセサリーブランド「lumgo,se(ルミゴーシェ)」とコラボしたオリジナルアクセサリーも展開。

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ブランド情報
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SREU

シーズンテーマは設けておらず、一点物の既製服をコンセプトに掲げる。
リメイクという軸は変わらずに、アップサイクルの要素も加えよりサスティナブルな服作りを目指す。

TOKYO解放区「知る」会期中はさまざまな古着をリメイクしたコレクションを展開。今回の企画内では特別に「LACOSTE(ラコステ)」の古着を使用したシリーズも展開する。3月には20FWのショーも控えており、会期中にSREU商品をお買い上げいただいたお客さまにはショーのインビテーションを贈呈。

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BELPER

難しいコンセプト並べるとかでなく、純粋に手や目で触れた時に、素敵、かっこいい、着たい、などといった何かしらの感動を人に与えられるモノ作りを目指しています。
人が見えるクリエーションでありたいと思う。

TOKYO解放区「知る」会期中の3月4日~3月10日は、油絵などを交え、映画『華麗なるギャッツビー』を感じさせる20SSのインスタレーションも展開。

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