She isの更新は停止しました。新たにリニューアルしたメディア「CINRA」をよろしくお願いいたします。 ※この画面を閉じることで、過去コンテンツは引き続きご覧いただけます。
知らない人同士でも感じる連帯感。She is Membersがこの場所に集う理由。

知らない人同士でも感じる連帯感。She is Membersがこの場所に集う理由。

一人ひとりの声に耳を傾け、対話を重ねる時間

2020年9〜12月 特集:自分らしく?
テキスト:羽佐田瑶子 編集:久保山領
  • SHARE

安全な場所で、政治やフェミニズムを語りたい。

久保山(編集部):日記の会の話が出ましたが、それ以外にご自身が参加されたMEETINGやGirlfriends ROOMで印象的だった回はありますか?

アサコ:東佳苗さんの会が印象的でした。私も服が好きなので、そこにコンプレックスを絡めたトークは興味深かったし、全ての言葉が沁みました。

Girlfriends ROOM vol.1「自信がないとき、どう生きる?」(ゲスト:東佳苗さん)
GirlfriendsとMembers同士の出会いや、対話を重ねる機会をつくり、そこからともに創造し、行動していく場所である「Girlfriends ROOM」。第1回目はrurumu:/縷縷夢兎のデザイナーの東佳苗さんと実施し、「自信がない夜をどうやって乗りついでいく?」というテーマで、落ち込みながらもメンタルを上げて過ごしていくやり方を語り合いました。

竹中(編集部):配信中にコメントもくださいましたよね。Girlfriends ROOMはYouTube配信で、コメントをたくさんいただくんです。She isはMembers限定なので、自分のことを話してくださったり考えたコメントをくださったりする印象があります。私は、わかさんが気になった記事などをスクラップしているという話をしていた「NO YOUTH NO JAPAN」との政治をテーマにした会が印象に残っていて。

わか:スクラップの話を家族以外にしたことが、実はなかったんです。自分がやっていることをこんな風に受け止めてもらえるんだと、自信になりました。たぶん幼少期の経験をきっかけに、自分の主張って自慢のように捉えられてしまうと思っているんですよね。なので、話をするときは人を選んだ上で「みてもらえる?」ってワンクッションを置いてしまっていて。ここではそういうことを全くしなくていいんだ! と思いました。個人的には、フェムテックの方々がいらした会が印象に残っています。

久保山(編集部):「セルフプレジャー」をテーマにした、fermataとの会ですかね。

セルフプレジャーやセックス。わたしの性の「気持ちいい」はどこにある?
普段なかなか話す機会のない「セルフプレジャー」をテーマに、自分が自分のからだの理解者になるための、She is MEETINGを2020年7月8日(水)に開催。

わか:そうです、そうです。私もフェミニズムを学んだり「ほのあかるいエロ」の記事を読んだりして、こういう話を普通にできる世界がいいなって思っていたんですけど、なかなか身近な人と話せないテーマで。信頼できる人たちと話せたことで成功体験というのかな、もっと話してみようという勇気になりました。スクラップも休んでいたんですが、やろうと思います!

やしぞう:私もスクラップの話をよく覚えています。

わか:えー! うれしい!

やしぞう:その時に参加したメンバーで、普段どんな媒体でニュースを読んでいるかという話になったじゃないですか。それで、私も海外メディアをフォローするようになりました。日本だけじゃないところからニュースを見るようになって、自分の視点も変わったし、ベスト2に入るくらい面白かったです。時間が足りなかったくらい。

竹中(編集部):足りなかったですね。あの回は、またやりたいです。

やしぞう:友だちとも政治の話がしづらくて、思想を決められちゃう感じがあるというか。なので、またやってほしいです。ベスト1は、フェミニズムの会ですね。友だちとも割と喋るトピックですけど、友だち以外とも話してみたいテーマだと思っていました。でも、炎上やクソリプも多いからSNSで話をするのは怖くて。MEETINGやTALK ROOMなら安心して話せました。

エミリーさん、きくちゆみこさん、楠田ひかりさん、垂水萌さん、麦島汐美さん、めぐみあゆさんの5名のGirlfriendsが集ったGirlfriends ROOMvol.3「安心できる場で、自分の言葉で、フェミニズムを語りはじめよう」を2020年8月17日(月)に開催。

後閑:私もfermataとフェミニズムの会が印象に残っています。fermataは、自分の体のことを考えているタイミングだったので感情ダダ漏れになってしまって(笑)。自分もやっと言語化できるようになったタイミングで人に話したので、よく覚えています。ジャッジするわけじゃなくて、受け止めてもらったっていう記憶があって。自分の感覚や考えを共有できたのは、フェミニズムもそうですが、どちらも大きいです。私もフェミニズムはずっと考え続けてきたので、発言するのが怖かった。でも、安全な場所で意見を聞けて、すごく楽しかったです。

PROFILE

燈里
燈里

1992年茨城県生まれ。台北在住。千葉とフィンランドで教育学専攻・現代芸術理論副専攻を経て、現在は台北教育大学国際修士現代芸術課程に在籍。2012年から忘れる記憶の記録のためにスケジュール帳を作る。

後閑麻里奈
後閑麻里奈

Gokan Marina
尾道在住。ヴィーガンミルクチョコレートファクトリー「foo CHOCOLATERS」工場長を努めたのち、2021年より「GRRRDEN」の屋号で、植物療法をはじめ、女性の身体や子宮にフォーカスしたワークや占星術などを取り入れた活動を開始。不定期でzineの発行やイベントを開催。アンダーウェア・プロジェクト「Kiss Your Grrrden」やzineなどの個人制作物を扱うミニショップ兼インフォスペース「Virgo Stingray」もマイペースに活動中。

知らない人同士でも感じる連帯感。She is Membersがこの場所に集う理由。

SHARE!

知らない人同士でも感じる連帯感。She is Membersがこの場所に集う理由。

She isの最新情報は
TwitterやFacebookをフォローして
チェック!

RECOMMENDED

LATEST

MORE

LIMITED ARTICLES

She isのMembersだけが読むことができる限定記事。ログイン後にお読みいただけます。

MEMBERSとは?