安全な場所で、政治やフェミニズムを語りたい。
久保山(編集部):日記の会の話が出ましたが、それ以外にご自身が参加されたMEETINGやGirlfriends ROOMで印象的だった回はありますか?
アサコ:東佳苗さんの会が印象的でした。私も服が好きなので、そこにコンプレックスを絡めたトークは興味深かったし、全ての言葉が沁みました。
竹中(編集部):配信中にコメントもくださいましたよね。Girlfriends ROOMはYouTube配信で、コメントをたくさんいただくんです。She isはMembers限定なので、自分のことを話してくださったり考えたコメントをくださったりする印象があります。私は、わかさんが気になった記事などをスクラップしているという話をしていた「NO YOUTH NO JAPAN」との政治をテーマにした会が印象に残っていて。
わか:スクラップの話を家族以外にしたことが、実はなかったんです。自分がやっていることをこんな風に受け止めてもらえるんだと、自信になりました。たぶん幼少期の経験をきっかけに、自分の主張って自慢のように捉えられてしまうと思っているんですよね。なので、話をするときは人を選んだ上で「みてもらえる?」ってワンクッションを置いてしまっていて。ここではそういうことを全くしなくていいんだ! と思いました。個人的には、フェムテックの方々がいらした会が印象に残っています。
久保山(編集部):「セルフプレジャー」をテーマにした、fermataとの会ですかね。
わか:そうです、そうです。私もフェミニズムを学んだり「ほのあかるいエロ」の記事を読んだりして、こういう話を普通にできる世界がいいなって思っていたんですけど、なかなか身近な人と話せないテーマで。信頼できる人たちと話せたことで成功体験というのかな、もっと話してみようという勇気になりました。スクラップも休んでいたんですが、やろうと思います!
やしぞう:私もスクラップの話をよく覚えています。
わか:えー! うれしい!
やしぞう:その時に参加したメンバーで、普段どんな媒体でニュースを読んでいるかという話になったじゃないですか。それで、私も海外メディアをフォローするようになりました。日本だけじゃないところからニュースを見るようになって、自分の視点も変わったし、ベスト2に入るくらい面白かったです。時間が足りなかったくらい。
竹中(編集部):足りなかったですね。あの回は、またやりたいです。
やしぞう:友だちとも政治の話がしづらくて、思想を決められちゃう感じがあるというか。なので、またやってほしいです。ベスト1は、フェミニズムの会ですね。友だちとも割と喋るトピックですけど、友だち以外とも話してみたいテーマだと思っていました。でも、炎上やクソリプも多いからSNSで話をするのは怖くて。MEETINGやTALK ROOMなら安心して話せました。
後閑:私もfermataとフェミニズムの会が印象に残っています。fermataは、自分の体のことを考えているタイミングだったので感情ダダ漏れになってしまって(笑)。自分もやっと言語化できるようになったタイミングで人に話したので、よく覚えています。ジャッジするわけじゃなくて、受け止めてもらったっていう記憶があって。自分の感覚や考えを共有できたのは、フェミニズムもそうですが、どちらも大きいです。私もフェミニズムはずっと考え続けてきたので、発言するのが怖かった。でも、安全な場所で意見を聞けて、すごく楽しかったです。
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