藤原麻里菜が自分自身を助けてる無駄づくり。嫌な自分も認める

藤原麻里菜が自分自身を助けてる無駄づくり。嫌な自分も認める

「調査隊コラム:好きなものの愛し方は人の数だけ。」vol.7

SPONSORED:『出会えた“好き”を大切に。』
インタビュー・テキスト:松井友里 撮影:鈴木渉 インタビュー・編集:野村由芽 
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SNS時代だから人に見せることが当たり前になっているけれど、「これだけは侵害されたくない」という部分は自分で守ってもいいと思います。

ここからは、She is読者の方々から送っていただいた「好き」にまつわるさまざまな質問に、藤原麻里菜さんにお答えいただきました。

藤原さんが、好きだとはあまり認めたくはないけど本当は好きなものってなんですか?

藤原:「ケアベア」みたいに、ゆめかわいいものがめっちゃ好きで。中学生くらいまでは素直に好きだと思って集めていたんですけど、高校生くらいからは「こういうものはダサいと思わなきゃ」と思い出して。芸人になってからは男社会なのでさらに、「かわいいものを吸収しているとだめだ」と思って、かわいいものを断っていたんです。服も「ロリータ着てみたい」とか思うんですけど、人から何か言われたらと考えてしまってできなくて。

最近はやっと、かわいいものを素直に認められるようになりつつも、まだ「インテリアに合わない」という理由で買わなかったりしているので、好きなものがあっても秘めちゃう人の気持ちはすごくわかります。秘めたままでいるのも一つの好きの形だと思います。

好きというものを続けて評価されるようになると嫌いになってしまうこともあると思うのですが、そのときはどうやって対策していますか?

藤原:さっきの答えともつながりますけど、「好き」を外に出すと評価されちゃうじゃないですか。いくら強い心を持っていたとしても、もし周りからひどいことを言われたら、自分だったら折れちゃうと思うんですよ。たとえば私は音楽が好きでギターを弾くんだけど、すごくへたなんです。もし私がギターの弾き語り動画をアップしたら、「へた」みたいなコメントも多分つくだろうし、それって自分の好きを評価軸にあげることで。

人に見せることで広がったり、誰かの心を救うような経験が得られる場合もあるけれど、それによって自分の好きが崩れることもあるかもしれないから、秘めていることも大切だと思います。たとえへたでも、誰でも踊ったり、歌ったり、絵を描いたりしていいんです。SNS時代だから人に見せることが当たり前になっているけれど、「これだけは侵害されたくない」という部分は自分で守ってもいいと思います。

できたことを視覚化して自分の頑張りが見えるようにすることはすごくおすすめ。

・K-POPを好きになられてから、好きのエネルギーだけで何か始めたことはありますか?
・WayVでは誰推しですか?

藤原:K-POPを好きになったのは1年くらい前です。それまでは趣味がなくて、振り返ると、ほぼ仕事ばかりで、生活に余裕がなかったなと思うんです。K-POPを好きになってからは、カムバがあるたびに新しい動画が更新されて、それを見る暇もないくらいいそがしい場合は「仕事をセーブしなきゃ」と思えるし、自分の目安にもなっていますね。アイドルは元気をもらえますよね。あとWayVはテンが好きです。

いま49歳ですが、最近新しく「好き」になることがなくなりました。昔から好きだった音楽や映画は今でも好きですが新たな好きが無いのです。どうしたら良いですか? ちなみに麻里菜さんは好きです。

藤原:私もK-POPにはまる前はそこまで趣味がなかったのですが、それでも振り返ると、「このYouTuber面白いな」と思ったり、海外ドラマを見たり、ちょこちょこ好きなものを見つけてはいたんです。だから、気づいていないだけという可能性もあるかもしれないですね。

あと私は、興味のないライブに誘われて行くときに、熱狂的なファンの演技をして心の底から楽しむようにしていて。まったく知らないバンドのライブで、ファンの人たちがやるおなじみの動きを真っ先にやったりするとすごく楽しくて、そのバンドを好きになっていくんですよ。だから、興味のないものをあえて楽しんでみるところから開けたりするかもしれません。

タバスコが好きでいろいろなものにふりかけるという藤原麻里菜さんの机

好きなものがたくさんあってキャパが追いつかない。自分が嫌になる。

藤原:わかります。私は語学勉強が好きで、英語と中国語を学んでいるんですけど、性格的に焦りがちなので、どちらも早く上達したくて、キャパオーバーになるまでやったり、全部が中途半端になって、自分が嫌になって放棄しちゃうことがあって。めっちゃいいアドバイスをしたいんですけど(笑)、毎日ワンポモドーロ(※ポモドーロテクニック……25分間の作業と5分間の休憩をワンセットで行う時間管理方法)でやることをリストアップした方がいいと思います。

どういうものを好きなのかわからないですけど、もしデッドラインが決まっていないことだったら、「アイドルの動画を見る」とか「絵の練習25分」とか、毎日25分だけやることをリストアップして、自分の時間を細切れに管理して楽しむと、習慣がつくし、焦らなくなります。できたタスクをチェックすることが大事で、チェックしたタスクがある程度まとまってくると、やらなかったことは、そんなに好きじゃないのかなというのもわかります。自分のことを嫌になるのが一番良くないです。それを避けるためにも、できたことを視覚化して自分の頑張りが見えるようにすることはすごくおすすめです。

「自分の心を大切にしているんです」という言葉を繰り返していたことが印象的だった藤原さん。自分や世界をあらゆる角度から点検し、その特性をとらえ、良い部分も悪い部分も、認めること。柔らかな領域を守るために、理知的な思考をもちい、笑いで包み込むこと。何かを肯定したり、好きでいるための方法も、一つではない。自分だけのやりかたで、真摯に向き合い続けることそのものに宿る光が、きっとあるはずです。

PROFILE

藤原麻里菜
藤原麻里菜

1993年生まれ。コンテンツクリエイター、文筆家。
頭の中に浮かんだ不必要な物を何とか作り上げる「無駄づくり」を主な活動とし、YouTubeを中心にコンテンツを広げている。
2016年、Google社主催の「YouTubeNextUp」に入賞。2018年、国外での初個展「無用發明展- 無中生有的沒有用部屋in台北」を開催。25000人以上の来場者を記録した。2021年「考える術(ダイヤモンド社)」を上梓。
「総務省 異能vation 破壊的な挑戦者部門 2019年度」採択 / 「オンライン飲み会緊急脱出マシーン」文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門審査委員会推薦作品に選出。

INFORMATION

サイト情報
『出会えた“好き”を大切に。』

いろいろな経験をした結果
出会った“好き”に囲まれていると、
自分らしくいられる気がする。
“好き”にまっすぐだからこそ、
こだわりを貫けたり、
やりがいが感じられたり、
心が満たされたりする。

そんな、自分らしい“好き”は
日々の暮らしの中に
心地よい風を呼び込んでくれる。
だから、出会えた“好き”を大切に。

出会えた“好き”を大切に。|リクルートスタッフィング ビームス

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