シオリーヌ×瀧波ユカリ。ピルや避妊のこと、性に関することをそれぞれの視点で語る
『いまから話そう、知っているようで知らないピル・避妊のこと Sponsored by 株式会社ネクイノ』には、前日も出演した助産師、性教育YouTuberのシオリーヌさんと、漫画家の瀧波ユカリさん、あおもり女性ヘルスケア研究所所長の蓮尾豊医師が登場。生理を楽にする選択肢の一つであるピル。25年間、中高生を中心に性教育を行なってきた蓮尾医師は、性教育の現場で使用しているスライドをもとに、ピルは高い避妊効果だけではなく、副効用として生理痛の改善や生理周期の調節などの役割があることを説明し、婦人科のかかりつけ医を持つことの大切さを訴えた。
高校生の頃読んだティーン向けファッション誌の性に関する特集記事に書かれていた「身体に異変を感じたらすぐ病院に行きましょう」という言葉が印象に残っており、その後気になることがあったとき、病院に行くことができたという瀧波さん。シオリーヌさんは、性について発信を行う立場から、近所でかかりつけ医を見つけることが難しい人に対し、オンライン診療サービスについても紹介しながら「いろいろな選択肢を知って、自分の性格や生活に合うものを見つけることが大事」と話した。
和田彩花が医師の話を聞く。「いま子どもを持つことを考えていない立場から、信頼できる情報を知りたい」
「いま子どもを持つことを考えていない立場から、信頼できる情報を知りたい」と話すアイドルの和田彩花さんと、慶應義塾大学医学部産婦人科学教室(産科)専任講師・リプロダクションセンターセンター長の浜谷敏生医師によるセッション『いつかやってくるかもしれない「生殖」の話 Sponsored by フェリング・ファーマ株式会社』。
子どもを持つことについては、一律の正解があるわけではなく、人それぞれの状況や考え方がある。そのうえで、子どもを望んだときに知っておくと良い知識として、妊娠しづらい場合に考えられるさまざまな要因、女性の卵子の変化、AMH(アンチミューラリアンホルモン)などについて、医学的な観点で浜谷医師が解説し、「生殖専門医としてはできるだけサポートしたいので、妊娠を考えたときだけでなく、女性が健康でいるために、まずは婦人科に行ってほしい」と話す。自身もいまでは気軽に婦人科へ通えるようになったという和田さんは浜谷医師の話を受け、「自分の身体で起こっていることや、起こりうることを知ることで、自分の未来にもっと可能性があるかもしれないと、前向きに考えられるようになりました」と語った。
婦人科ドクターにPMS(月経前症候群)との付き合い方を学ぶ
生理前、数日から2週間、気持ちや体調、言動が不安定になる症状を指すPMS(月経前症候群)。She isのInstagramでは、京都大学病院産科婦人科ヘルスケア専門外来担当の江川美保医師を招き、『婦人科ドクターに聞くPMS こころも体もいたわるための知恵袋』として、PMSの具体的な症状や、PMSとの付き合い方を教わった。
Instagramライブの様子はShe isのInstagramで公開中
PMS、そしてPMSの中でも主に精神症状を指すPMDD(月経前不快気分障害)は、いずれも人それぞれに症状の種類や度合いの個人差が大きいのだそう。改善にあたっては食生活や嗜好品、生活環境などを見直しつつ、病院で治療の対象にもなるので、医師に症状を相談するためにも、まずは日々体調の記録をつけることが大切だと江川医師は話す。司会のCINRA山本梨央も、体調について気軽にメモを取る方法として、アプリを利用しているという。また具体的な治療法として江川医師は、「ピルや漢方薬、精神症状にはSSRIという抗うつ剤も有効」と話し、「こういったものを組み合わせて自分に合った対処法を見つけてもらうよう、医師に相談しましょう」と呼びかけた。さらに視聴者からも、PMDDについて相談できる医療機関の探し方や、具体的な治療法など、さまざまな質問が寄せられ、PMSに関心を寄せる人の多さがうかがえた。