生理週間を軸に女性のバイオリズムに寄り添うライフデザインを提案するブランド、「EMILY WEEK」を昨年9月に立ち上げてからというもの、新しいチャレンジの連続で目まぐるしい日々でした。今まで携わってきたWebの仕事とは全く違う業務に戸惑うことも多く、ヘルスコンシャスなブランドの一方で、私自身の生活は乱れがちに。
そんな中でも、ひとつだけ毎日欠かさず続けていたことがあります。
朝起きたらまずお湯を沸かし、その日の気分でハーブティーを選び、お気に入りの水筒に淹れて持ち歩くこと。
水筒からハーブティーを飲むひと時がなんとなく一日の心の支えになっていて、不安な時にも「大丈夫」と不思議と力が湧いてくる。それは、毎月女性に訪れる心と身体をかき乱される時期にも同様で、根拠のない自信と安心感を得られる、私にとって大事な時間でした。
ひと月の間に心と身体のバランスが繊細に変化する女性にとって、何かを信じる気持ちや大好きでいる気持ちは、自身の心の支えになると思っています。
この連載で紹介するもの・ことが誰かにとっての支えのひとつとなって、ブルーな気持ちの時にも優しく寄り添い、ちょっとだけ気持ちを明るくすることができたら嬉しいです。
イギリスの家庭で飲み継がれているハーブと果実の濃縮シロップ、「コーディアルシロップ」って?
今回ご紹介したいのは「コーディアルシロップ」。ハーブティーと比べて聞き慣れない方も多いかもしれないけれど、イギリスの家庭では古くから飲み継がれているハーブと果実の濃縮シロップ。作り方は簡単で、旬のハーブと果実をシロップと合わせて煮込むだけ。各家庭にそれぞれのレシピがあり、ハーブの持つ効能を活かした民間療法的な使用法や、旬の果実を長く楽しむための保存食として親しまれてきました。
今回は、EMILY WEEKでも取扱いを予定しているコーディアルシロップブランド「calm」についてご紹介します。
「calm」は昨年7月に立ち上がった、シロップアーティストの高橋友香さんによるブランド。
もともとは都内の有名なオーガニックレストランでお菓子作りをしていた高橋さんが、友人の展示会のドリンクケータリングとしてシロップを提供したのがはじまり。現在お店はありませんが、千駄ヶ谷のショップ「THE MOTT HOUSE TOKYO」などでコーディアルシロップを購入することができます。
無農薬・化学肥料無使用で育てられた果実とハーブ、種子島原産のきびとうからできる洗双糖(せんそうとう)を使い、高橋さんお気に入りの調理用具で煮込んだコーディアルシロップは一口舐めただけで、美味しさと一緒に穏やかな気持ちが訪れるから不思議。
「calm」のコーディアルシロップには、例えば「光」や「愛情」「癒し」など、ブレンドのテーマが設けられています。それぞれのテーマに添えられた高橋さんの言葉も素敵なので、ぜひ「calm」のinstagramを覗いてみてくださいね。
気分が落ち込む生理週間にも楽しみたい、「calm」と「EMILY WEEK」の特別ブレンド
EMILY WEEKでは、今年9月に1周年を迎えることもあり、高橋さんに“ブルーな気分に優しく寄り添う”をテーマにした特別なブレンドのコーディアルシロップ制作をお願いしました。
EMILY WEEK 1st anniversary blend「Radiant days(輝いている日々)」
ひとつめにご提案いただいたのは「Radiant days(輝いている日々)」と名付けられた9月が旬の果実「フィグ(無花果)」を使用した季節限定ブレンド。頑張りすぎてしまいがちな女性達に、無理しなくていいよ、と優しく声をかけてくれる許しのハーブ「ラズベリーリーフ」、太陽のように明るく照らしブルーな気持ちも少し和らげてくれる「セントジョーンズワート」、心を洗う癒しのハーブ「ラベンダー」。そして香りと味を一層引き立てるスパイスの「クローブ」が加わりました。口の中で様々な味が煌めき、楽しい混乱と美味しさを味わえます。
EMILY WEEK blend「lively(鮮やかな、活き活きとした)」
そしてもうひとつは年間通して手に入りやすい果実「レモン」で、日常的に楽しめるよう作っていただいたブレンド。「lively(鮮やかな、活き活きとした)」と名付けられており、「Radiant days」と同じく「ラズベリーリーフ」と「セントジョーンズワート」に、愛情を高め喜びを与える「ローズ」、活き活きとした気分を与えるハーブ「カモミール」、心配事や不安を取り除き、冷静さを与える「レモンバーム」が加わりました。フレッシュなレモンとローズの香りが気持ちを整え、新しい1日のはじまりを感じさせるブレンドです。
気分が落ち込んでしまいがちな生理週間にもぜひ楽しんでいただきたい、2つのコーディアルシロップができあがりました。
スプーンに取って舐めても、ドリンクで割っても、アレンジレシピでも楽しめるコーディアルシロップ
コーディアルシロップは、特に癒しを得たい時などはスプーンに取って舐めて味わうのがおすすめですが、基本的にはお湯か水、炭酸水や紅茶などで割って飲みます。お酒が好きな方は、白ワインやスパークリングワインなどで割っても美味しいです。
高橋さんから教わったアレンジレシピでは、ヨーグルトやグラノーラにシロップを合わせたり、モッツァレラチーズと果実に塩と少しのコーディアルシロップを垂らすなどの方法も。料理に使うことで、味の掛け合わせも楽しめます。
どうしても落ち込んでしまう時や立ち止まって考えてみたい日、変化したいタイミングなどにまずはスプーンにひとさじ、コーディアルシロップをぺろっと舐めてみてはいかがでしょう。果実とハーブの持つパワーがあなたを優しく包んでくれるはず。
EMILY WEEK 1st anniversary blend「Radiant days(輝いている日々)」はEMILY WEEKの1周年を記念した特別ブレンドとして、アトレ恵比寿の期間限定ショップにて限定発売いたします(いずれのコーディアルシロップも、全て手作りのため数に限りがございます。あらかじめご了承ください)。
また、「Radiant days(輝いている日々)」をShe is の有料Membersの方へ抽選で1名様にプレゼント! 詳しくは、Membersの方にお届けするメールマガジンで配信予定です。