次の生理が楽しみになる方法を、EMILY WEEK・sisiFILLEと考える

次の生理が楽しみになる方法を、
EMILY WEEK・sisiFILLEと考える

サニタリーショーツを企画した3ブランド共通の願い

2018年2月 特集:超好き -Ultra Love-
インタビュー:野村由芽 テキスト・構成:羽佐田瑶子 編集・撮影:竹中万季
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市販の生理用品はハート柄とかキラキラしたパッケージで、虚像の女性像というか、求めているのはこれではないなと感じてしまう。(本田)

─それでsisiFILLEでは、オーガニックコットンでできた使い捨てタイプのサニタリーパッドを作られたんですね。

本田:でも、いろんな壁にぶつかりました。まず、サニタリーパッドを小規模で受託生産してくれる会社が国内に数社しかなかったこと。あとは、ナプキンは薬事法で守られた医薬部外品になるので、使える部材が限られてしまったり、漂白を避けられなかったり。生産側もオーガニックコットンで作るのははじめてなので、お互いに試行錯誤で……。できあがったのは奇跡的だなと思いました。

柿沼:グラフィックデザイナーの田部井美奈さんが手がけられたパッケージもかわいいですよね、持ち歩いているだけで心がほっこりする。ネガティブになっている時期に、デザインや機能などですこしでもほっとできることはすごく大事ですよね。

本田:市販の生理用品はハート柄とかキラキラしたパッケージで、虚像の女性像というか、求めているのはこれではないなと感じてしまう。パッケージは主張しているのに、買うときには過剰包装されてしまうことにもずっと違和感を感じていました。

sisiFILLEでは、手に取りたくなるデザインにしようとかなりこだわっていて。シンプルなデザインにしたことで男女問わず受け入れてもらいやすく、展示会で男性が「娘がそろそろ生理を迎える頃だから渡してみようかな」とか、「奥さんが布ナプキンを干すのが大変そうだからプレゼントしようかな」とか言ってくださるんです。生理もパートナー同士で一緒に考えてもらえたらうれしいし、男性にも早い時期から興味を持ってほしいと思っています。

─『HIGH(er) MAGAZINE』で、生理用ナプキンの使い比べレビューがあったときにいい企画だなと思いました。お茶の飲み比べレビューはよくあるのに、どうしていままで当たり前になかったんだろうって。

本田:あれはいい企画でしたよね。女性の活躍と比例して、生理用品を媒体で扱ってくれる機会も増えたように思います。そうやって公の場でいろんな人が考えてくれることはうれしいです。

─生理についてオープンに話せる機会が増えればいいですよね。「辛くても我慢しなければ……」と黙ったままだと、周りも気づかないし、なんとなくタブーになってしまうこともあるなと。

柿沼:うちの社内では生理の時に「ちょっとエミリーなんで」って言っています(笑)。生理用品を扱う部署があることで男性も話題に出しやすくなっているし、社内の女性からこっそり「いい薬ないですか?」って相談メールをもらうこともあって。自分で働きやすい環境を作っていけたらいいなと思っています。

今回のサニタリーショーツはシンプルにして徹底的に気持ちよさを追求したので、きっとやさしさに包まれる心地よさを感じられるはす。(柿沼)

─生理用品も自分にとっての「心地よさ」を大切にしながら自分の視点で選んでほしい、というのは3ブランドの共通した思いかもしれないですね。今回作ったサニタリーショーツも、素材選びから心地よさにこだわりました。

本田:サニタリーショーツの素材には、国際的な賞を数々受賞しているソーシャルプロジェクト「bioRe(ビオリ)プロジェクト」から生まれたインド産のオーガニックコットンを使用しています。単にオーガニックコットンを買い取るだけでなく、継続的にオーガニックコットンを栽培できるように生産地での農法支援や子どもたちへの教育、女性の自立支援にも力を入れています。綿の栽培から生地が完成するまでも厳しい基準のもとで管理をしているので品質にも自信を持っています。sisiFILLEの製品にもこのbioReプロジェクトから生まれたオーガニックコットンを使用しています。

bioReプロジェクトはスイスのREIMEI社が中心となり、1991年からインド、1994年からタンザニアで始められた ©REMEI AG/PANOCO TRADING

柿沼:私はこれまでいろんなサニタリーショーツを試してきたけれど、生理中は身体がデリケートになっているから素材によってはかゆくなってしまうし、経血の漏れを重視しているものが多いせいか、ゴムの締め付けがきつくて痛くなってしまうものが多くって。それに、ローライズのものが多くて、おなかが冷えてしまいがち。

なので、オーガニックコットンの心地よい素材を使いながら、おなかがすっぽり隠れるくらいハイライズのデザインに。おなか周りのゴムも、漏れは防ぎつつも締め付けすぎない、絶妙なゆるさを実現しました。

染める前のサニタリーショーツのサンプル。ゴムの部分など細かい仕様はこの後さらにブラッシュアップされました

─サニタリーパッドをあてる部分の素材もこだわっているんですよね。

柿沼:通常は防水布が使われているんですが、蒸れてしまいがちなので心地よさが損なわれてしまう。サニタリーパッドで十分に経血を吸収できると考えると、防水性よりも通気性と洗いやすさを重視しました。sisiFILLEのサニタリーパッドや、EMILY WEEKのデリケートパッド(布ナプキン)はもちろん、自分の好きな生理用品と合わせて使ってもらえたらなと思っています。

サニタリーパッドを挟む部分は、通気性と洗いやすさを重視

本田:色も、意外とない色ですよね。普通は漏れを意識してか、黒とか目立たない色ばかり。

柿沼:そうなんです。すごくファンシーなものかすごく地味なもののどちらかが多いのですが、自分の気持ちが上がる色が大事だなと思っているので、スタイリッシュに仕上がる色合いを揃えました。オリーブグリーンとダスティピンクとグレーの3色で、いまEMILY WEEKでは同じ生地と色のブラジャーも作っているんです。今回のサニタリーショーツはあえてレースなどを使わずシンプルにして徹底的に気持ちよさを追求したので、きっとやさしさに包まれる心地よさを感じられるはず。ぜひ多くの人に体験してほしいですね。

EMILY WEEK × She is × sisiFILLEの3ブランドがアイディアを出し合って生まれたサニタリーショーツは、She isの2月のギフト「超好き 〜Ultra Love〜」を2/28までにご注文いただいた方に3月末にお届け予定。ギフトではsisiFILLEのサニタリーパッドも併せてお届けするので、すぐに心地よさを実感してもらえるはず。

3月上旬からEMILY WEEKのオンラインストアとポップアップストアでの販売、3月下旬からはsisiFILLEのオンラインストアでの販売も予定しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

2月のギフト「超好き 〜Ultra Love〜」のページはこちら(お申込みは2/28まで)

PROFILE

柿沼あき子
柿沼あき子

1985年神奈川県生まれ。2009年に女子美術大学絵画学科を卒業後、同年にベンチャー企業へWEBディレクターとして就職。その後WEBプロモーション企業を経て、2015年(株)ベイクルーズへWEB販促プランナーとして入社。同社のスタートアップ制度にて、女性のバイオリズムに寄り添ったライフデザインを提案するショップ「EMILY WEEK」を社内提案し、事業化が決定。2017年9月にブランドリリースし、現在は同ブランドのコンセプター兼PR担当として活動。

本田久美子
本田久美子

大学卒業後アパレルPRを経て、サンフランシスコへ。そこでオーガニックコットンという素材の持つ背景や可能性に興味を持つ。帰国後パノコトレーディングに入社。出産を経て、オーガニックコットンプロダクトブランド「sisiFILLE」を立ち上げる。現在は子育てをしながらsisiFILLE企画広報担当として活動。

INFORMATION

リリース情報
リリース情報

EMILY WEEK、She is、sisiFILLEの3ブランドがコラボレーションして作ったサニタリーショーツ。やわらかく心地よいオーガニックコットン生地を使用し、スタイリッシュさと締め付け過ぎない履き心地にこだわりました。カラーはオリーブグリーン / グレー / ダスティピンクの3色をランダムでお届け。ショーツは2018年3月初旬よりEMILY WEEKのオンラインストアやポップアップストア、3月下旬よりsisiFILLEのオンラインショップでも販売を開始予定です。

関連情報
EMILY WEEK

Harmony in Rhythm for Women's daily life. 日常を、心地よいリズムに。EMILY WEEKは生理週間を軸に、女性の4週間のバイオリズム:Reset-Active-Neutral-Balanceに寄り添った新たなライフデザインを提案します。
http://ew.baycrews.co.jp/
https://www.instagram.com/emilyweek/
https://baycrews.jp/brand/detail/emilyweek

<EMILY WEEK 期間限定ショップ in 自由が丘>
期間:2018年3月8日(木)〜3月25日(日)
場所:東京都目黒区自由が丘2-9-17 Maison IENA(自由が丘店)3F
営業時間:10:00~20:00
※ コラボレーションによるサニタリーショーツは、期間限定ショップでは3月8日(木)〜、オンラインストアでは3月14日(水)〜、EMILY WEEKのみの限定パッケージにて先行発売予定です。

sisiFILLE

sisiFILLE/シシフィーユはオーガニックコットンプロダクトブランドです。忙しい毎日を生きる現代の女性にこそ自分をケアすることの大切さを感じてほしいという想いから生まれました。
http://www.panoco.co.jp/sisiFILLE/
https://sisifille.stores.jp/

sitateru

誰もが衣服を自由自在に創造できるプラットフォームサービス。優れた技術をもつ全国300工場と連携し、マッチングシステム・IoT技術で小ロット・高品質な衣服生産が可能に。こだわりのアイテム、プライベートブランド商品、デザインワークウエアなどの様々なクリエイティブを実現する。現在、ファッションブランド、飲食・ホテル・スポーツ関連企業など5000を超えるユーザーが登録利用する。
sitateru - シタテル - | あたらしい衣服生産のプラットフォーム

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