格闘と祝福。みんなで考えた「#Dearコンプレックス」

【Members限定】日々のコンプレックスがきっといつか花束をくれるはず

2018年1月 特集:Dear コンプレックス
テキスト:はくる
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わたしたちの生活にひそむ強敵、コンプレックス。しかし、コンプレックスについて考えることは、自分と向き合うことでもあります。1月の特集「Dearコンプレックス」は、長い夜を越えて明日こそ友達になれるかもしれない、わたしだけのかたちを祝福するための手掛かりになるかもしれないコンプレックスについて再考するきっかけになればという思いから始まった特集です。

みなさんから募集していた公募コラムには、とある一言により自意識を180度変えられてしまう経験をしたノリコ・ニョキニョキさんによる「私信−電脳の波間から」他、様々な体験や想いの詰まった文章が集まりました。今回は公募コラムに加え、Twitterで募集した「#Dearコンプレックス」の投稿の中からピックアップしたものにGirlfriendsのはくるさん(@silonica)がコメントを寄せました。

※この記事は、3月1日(木)からは有料Membersの方のみ閲覧できます。

現状そのものではなく気持ちや解釈を変える

海辺で貝殻を集めるように少しずつ、好きな自分を集めていった

まるで男の子のような自分の声が昔は嫌で仕方なかったという彼女。しかし、「自分を好きになれる見かた」を探すことで、「コンプレックスは魅力」という言葉の意味が少し理解できるようになったと言います。生まれ持ったものの中には自分の力で変えられない部分もありますが、そこでただ諦めてしまっては、事態は好転しません。それ自体を変えることは難しくても、解釈や呼び方を変えることはできます。自分のことを肯定するためのルートは、実は何本も存在するのです。

誰かの欠損を愛おしく想う時、わたしは、そんなわたしのことも、少しだけ好きになる

顔にコンプレックスを抱き続けた果て、外見を褒めてくれる恋人との出会いをきっかけに、自分の中の闘争が終わるまでの記録。長年コンプレックスと向かい合ってきた土台があればこそ、得た答えや学んだ教訓は深くしみわたるものだと思います。人は完璧な美しさではなく、どこか欠けている部分に恋をするもの。そしてこれは、人を見た目で判断する・しないではなく内面にも言えることで、完璧でいることがなかなか難しいわたしたちにとって、救世主のような事実です。

私はコンプレックスを持つあなたを非難しない

幼少期から花が怖かったという彼女。「みんなが当たり前に愛しているものを、もし自分だけが苦手だったら?」と想像するだけで嫌な心地がしてきますが、彼女は前向きに「コンプレックスを感じるのは、私とあなたが同じ世界に存在している証拠だ」と語ります。たしかにコンプレックスとは、人と比べるから生まれるもの。決して良いことばかりでない現象ですが、誰かと関わりながら生きていく暖かさの産物のひとつだと捉えてしまえば、大目に見ることができるかもしれません。物事をすこし引いて見ることはコンプレックスの対処法のひとつだと感じていましたが、世界という規模まで下がってみるという発想も、きっと誰かを救うはず。

間違えながら、悲しみながら、感じながら、自分らしく生きていきたいと思う

正解の生き方を模索し、「良い子」として思春期を過ごしたという彼女。当時は黒い感情に支配される日々が続いたそうですが、そこを抜け出して好きなことをしている内に、いつのまにか自分のことを好きになっていたといいます。枠から外れることは怖いことかもしれないし、「正しく聞こえる人生」というものだって存在するのかもしれません。しかし、それは誰にとっての正しさであるかということを考える必要があるように思います。聞こえのよさや周囲の機嫌のための人生ではないのですから、好きなあなたで、あなたの思う正しさを生きていけばいいのです。

自分を変えることは自分を大切にすること

ビビりながらも掴み取った、勇気を得る方法

「ビビり」な性格に悩んでいた彼女は、他力本願ではダメだと実感しながら大人になり、そして「上手くいったときの共通点」を見出し分析しました。やみくもに現状を嘆き続けてしまう人は少なくありませんが、これは現実的に有効な改善策だと感じます。今後の生活の心得になりますし、「なぜできたのか」を精査することは、「なぜできなかったのか」の解明にも繋がるはず。全体像を把握することができれば、もつれていた足どりが軽くなるかもしれません。

「そのままで闘えばいい」と自分を励まし続けてあげたい

理想ばかりが高く努力を怠ってしまうという彼女。しかし、この現状は「自分を甘やかしすぎている」どころか、むしろ「自分を大事にできていない」ことだと気付いたそうです。短期ビジョンでは自分をいたわっているように見えることでも、中期・長期ビジョンで見ると、ためにならない行為であることは多々あります。理想に近付けるよう努力するためのコツは、実は自分を大事にすること。そのために闘うことだって、決して肉体や精神を酷使しているだけでなく、自分を大事にすることに繋がっています。

いかに自分をないがしろにしていることに無自覚だったか

アトピー持ちである自分の手を見ないように生きてきたという彼女。しかし、ふと「こんな手じゃ結婚指輪が似合わないな」と思ったことが、自分を大事にするきっかけになったと言います。自分の体と長年付き合っていると、改善したい箇所を保留にしつづけたり、慣れてしまったりするものですが、それはときに自分を蔑ろにすることに繋がります。自覚もそこそこに自分で自分を傷付けている人たちが、心身ともに自分を大事にできるようになる日が訪れますように。

Twitterで集まった「#Dearコンプレックス」

生まれ続けるコンプレックスは自分に期待している証拠

尽きることのないコンプレックスを向上心の種だと解釈できる人は、決して多くないはず。上を向くことがたとえ困難だとしても、「自分には無理だ」とうつむいてしまうのではなく、もっと素敵な自分になれる可能性を見出すためにまっすぐと前を向く日々を積み重ねていきたいものです。

コンプレックスは道しるべ

コンプレックスを感じる際は多かれ少なかれ当然理由があるものです。わかりやすく自覚している欠点から潜在的な引け目、羨望の裏返し。しかし、それらに引きずられて負の連鎖に陥ってしまってはもったいない。もう芽生えてしまったコンプレックスは、どうせなら生活の指針として良い方向に活かしましょう。彼女の言う通り、コンプレックスは影を落とすだけでなく才能の周辺の道を照らし出す役目も担っているはずです。

自分を好きだと思える一瞬の、その輝き

身体的特徴に関するコンプレックスをガラリと好転させることは至難の技ですが、気持ちよく活かせる方法を自分の中に持っていれば、それは生活の中でしっかりと輝きを放つはず。逆手に取ってしまうのでも、誤解を恐れずに言えばいっそのこと押し込めてしまうのでも、自分にとって負荷がなくしっくりくるやりかたを好きに模索してもいいと思います。


2月の特集は「#超好き〜Ultra Love〜」。偏愛という武器、夢中という愉楽は生活の糧として日々を彩っていく。何かにゾッコンになり集めたり追いかけたりしている人、趣味が高じて仕事になった人、自分のことが大好きな人、好きになれるものを探している途中の人……。あなたは何にメロメロなのか、なにがあなたをそうさせるのか、超好きなものへの愛をお裾分けさせてもらえるような投稿を、Twitterでも募集しています。ぜひハッシュタグ「#超好き」をつけて投稿してみてくださいね。

格闘と祝福。みんなで考えた「#Dearコンプレックス」

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