同じ本棚の中のわたしたち/西平麻依

本棚に本が仕舞われるように私たちはここへ帰って来る

2019年5・6月 特集:ぞくぞく家族
テキスト:西平麻依
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「家族」ときいたとき、あなたは何を思い浮かべますか? 5・6月の特集「ぞくぞく家族」は、さまざまな関係性が存在する答えのない家族像のありようについて、頭を柔らかくして、拡張していくための特集でした。She isでは、毎月の特集テーマをもとに「VOICE」を書いていただける方を公募で募集。「ぞくぞく家族」の公募に寄せていただいた、西平麻依さんのVOICEをご紹介します。

船の上から朝焼けを見た夫が電話をかけてくる午前8時、声に波の音が混じるのを、私はベッドの中で聞く。
「今日は釣れた?」
「一晩ねばったけど、全然」
ノイズのような、ざー、という音が運んでくる潮の匂いは、窓から降りそそぐ朝の光に溶け込んでいった。強風でうまくキャスト出来ない海の状況とはうらはらに、こちらはカーテンがゆらゆら、やさしい風の休日の朝。

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PROFILE

西平麻依

ライター。日常の中にあるロマンティックとメロウを集めて文章を書いています。

Hello, 西平麻依です。|西平 麻依 /まいも|note
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