いつかのカチューシャ/yoe

意味のない場所にリボンがついていたって、頭の上にのせただけのカチューシャだって

2019年9・10月 特集:よそおうわたし
テキスト:yoe
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She isでは、毎月の特集テーマをもとに「VOICE」を書いていただける方を公募で募集。2019年9・10月の特集「よそおうわたし」の公募に寄せていただいた、yoeさんのVOICEをご紹介します。

小学生のころ、あたらしく買ってもらったリボンつきのカチューシャを近所の男の子に取り上げられた日から、長いことじぶんのためのおしゃれが苦手だった。

「おまえ、何のためにそんなもんつけてんだよ」

今おもえば、子どものやりがちなたわむれだったのかもしれない。それでも、おしゃれの理由をうまく言葉にできなかったあのころのわたしはそれ以降、機能的でない衣服や髪形を避けるようになった。意味のない場所にリボンがついていて、頭の上にのせただけのカチューシャは無駄だから。

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PROFILE

yoe

わたしとわたしでないものの境界について、日々考えながらほそぼそと文章を書いています。ネットプリントマガジン『オルタナ旧市街』発行中。

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