雨の日、自戒となる傷を抱えて。/沙波

わたしの身体の声を聞けるのは、わたししかいなかったのに

2019年11・12月 特集:生理現象をおもいやる
テキスト:沙波
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She isでは、毎月の特集テーマをもとに「VOICE」を書いていただける方を公募で募集。2019年11・12月の特集「生理現象をおもいやる」の公募に寄せていただいた、沙波さんのVOICEをご紹介します。

今年の夏、卵巣に良性の腫瘍ができて手術をした。手術、という言葉はなんだか大仰な響きがするけれど、卵巣が腫れています、MRIを撮りましょう、と告げられたときも、手術が必要だと宣告されたときも、わたしはたいして驚きはしなかった。むしろ、約束のものを返してもらうときみたいに、当たり前に受け入れた。それはきっと、生理痛が重かったり、生理周期が乱れていたりする、そんな身体の声を無視していたという自覚が、心の隅っこにずっとあったからだと思う。

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PROFILE

沙波

1997年生まれ、大学五年生。スイスに留学していました。文学、映画、フランス語がすき。学業の傍ら、こぼれゆく記憶を留めるべく、文章を紡いだり、写真を撮ったりしています。

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