流れる景色をただずっと見ている/石田真澄

光を残す写真家、アイスランド、モンゴル、小豆島を撮る

2019年7・8月 特集:やすみやすみ、やろう
テキスト・写真:石田真澄 編集:野村由芽
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やすむのを忘れる、ということがよくある。
多分、ずっと動いているのが好きで、その方が安心するからだと思う。

ギリギリまで自分を追い込んでいる時はそれに対して快感とやりがいを感じ、周りの声が耳に入らなくなる。
大丈夫、このままの調子でもいける、と自分は思うのだけど
大抵はいきなり体を壊し、倒れて、そのリズムが崩れる。
いつもそう。

そのループを繰り返すたびに、ちゃんとやすまなくちゃと思う。

旅行に行くと、何もしない、ということの幸せを感じる。
明日のことや、やらなければいけないこと、というのを全て忘れることができる。
自然に囲まれながら、誰かの運転する車に乗り、
流れる景色をただずっと見ている時間が幸せだ~と感じる。
特に何も考えていないし、思ったことをぽつらぽつら話しながら進んでいく。

アイスランドの旅

車に乗っている時、向かい合って喋るのではなく、前を向きながら喋るのが妙に好きだ。
相手は運転をしているわけだし、ずっと喋る続ける必要もなく、一言二言だけ喋るのが心地いい。

アイスランドの旅

アイスランドの旅

去年行ったアイスランドでも、春に行ったモンゴルでも、その後に行った小豆島でも、
遠く離れた土地で何もしない、という大切さを知った。
何もないから、何かしようと思うのではなく、何もないから何もしない。

モンゴルの旅

モンゴルの旅

モンゴルの旅

ちょっと考えるをやめる、ひとまず忘れる、何もしない、
そうするとやっとやすむことができるような気がした。

小豆島の旅

小豆島の旅

小豆島の旅

知らぬまに気を張っていたり、進み続けなければいけないと思っちゃうことがあるけど、
やすみやすみやる、ということする。
一人でも、誰かとでも、やすむということをもっとしていきたい。

PROFILE

石田真澄
石田真澄

1998年生まれ。
2017年5月自身初の個展「GINGER ALE」を開催。2018年2月、初作品集「light years -光年-」をTISSUE PAPERSより刊行。雑誌や広告などでも活躍の幅を広げる。

INFORMATION

書籍情報
書籍情報
『everything will flow』

写真:石田真澄
価格:4,536円(税込)
発行:TISSUE PAPERS

『everything will flow』

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