朝、昼、夜。生活の中で助けられている香りたち/苅田梨都子

一日のスタートとして選ぶ香水、捗らないときに炊くお香

2020年7・8月 特集:癒やしながら
テキスト・撮影:苅田梨都子 編集:竹中万季
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疲れたとき、何だかすっきりしない生温いとき。
集中したいとき、沈んでいるとき。

生活していく中で私は様々なシチュエーションで些細な心のストレスにぶつかる。
音楽を聴いても好きなものを食べても解決しないとき、私は咄嗟に“香り”に頼る。

“香り”を意識し出したのは23歳。
遅めだと思う。当時恋人ができ、少し大人びてみようと思ったのがきっかけだった。
そんな素直な気持ちが、まさか癒しの対象となるなんて思いもしなかった。

25歳くらいからより香りについて意識するようになった。
その頃から自分の心を癒したり、無理に背伸びをしなくても自然と自分のために香りを使えるようになっていった。
現在は27歳になり、もう十分に立派な大人である。
香りを身に纏うことに恥じらいを感じることなく、寧ろ前向きに香りを楽しんでいる自分がいる。
香水を一つ買うだけでも勇気が必要だった頃から、気分に応じて使い分けできるよう何本か欲しいという気持ちの今、香りに対しての見解が変わってきた。

私が生活の中でどれだけ香りに助けられているのか、思いつくだけ時系列順に書き出してみる。

<朝>

夏にかけて汗ばんでくるので起床したらラベンダーのボディスプレーを全身に振り撒いている。身体も心もすっきり。
▶EO/Certified Organic Deodorant Spray Lavender(右から二番目)

支度ができたら何種類かある香水をその日の気分で纏う。自分にスイッチを押してあげるような気持ちで、誰にも会わない日にも、自分のために香水をつける。香りが一日のスタート。

BulyのBeramote de Calabreは結構前に購入したので今日本では扱っていないみたいだが、優しいまろやかな紅茶の香りがする。水性香水のため髪にも振りかけることが出来る。アルコールアレルギーの方にも。雨の日に振りかけるのが気分。
▶Buly 1803/Eau Triple Bergamote de Calabre(左端)

Aesopで初めて購入したマラケシュは当時持ち運びすぎてパッケージが剥げてしまうほど。ほとんど残っていないがスモーキーな香り。
▶Aesop/Marrakech Intense Eau de Toilette(左から二番目)

今一番つけているAesopのタシットはバジルとシトラスの香りでマラケシュよりも爽やか。調べてみるとジョルジョ・デ・キリコの絵画やウォン・カーウァイの『花様年華』などからイメージして作られた香りだそう。
▶Aesop/Tacit Eau de Parfum(左から三番目)

その他、Aesopのボディスプレー(右から三番目)やproductのドライシャンプー(右端)などを使うことも。

<昼>

事務仕事やデザイン画の作業が捗らないとき、お気に入りのお香を焚く。煙が立つので集中でき、また香りもリフレッシュさを与えてくれる。なかでもWHITE TEAの香りがお気に入り。
▶APOTHEKE FRAGRANCE/Incense Sticks

同じく仕事中に、何だか疲れてきたら手軽にハンドクリームを塗る。ハンドクリームも2~3種類持っていて気分に合わせて使う。潤いを与えるだけでなくリフレッシュ用途として使うこともある。

まろやかで甘すぎない絶妙な香り。
▶Austin Austin/Hand Cream(右)

定番で1本は必須で持っている。シトラスウッディな香り。
▶Aesop/Resurrection Aromatique Hand Balm(中央)

ブラックペッパーがポイントのスパイシーでウッディなボディバーム。ハンドクリームとしても時々使う。
▶Aesop/Resolute Hydrating Body Balm(左)

生理中や低気圧での頭痛など、身体のバランスが崩れているときにザクロのオイルや柑橘系のオイルを身体に塗る。
▶WELEDA/ざくろ オイル(左)
▶nahrin/センシュアル ロールオン(中央)

ネイルケアや、ちょっと気分を変えたいときにukaのネイルオイルやバームをつける。指先だけでもリフレッシュ。
▶uka/nail oil 7:15(右下)
▶uka/lip&nail balm mint talk(右上)

<夜>

寝る前にアロマスプレーを枕元に3プッシュほど。わたしはAesopのイストロスというフローラルと煙草の香りのものを愛用している。この香りがないと寝られないくらい、忘れられない複雑な香り。
▶Aesop/Istros Aromatique Room Spray(右端)

夜、寝る前はもうひとつ。アロマスプレーでない気分のときは加湿器でアロマを焚く。スプレーよりも水分を全身に浴びられるからひんやりとした感覚で、香りが長いあいだ楽しめるため、より疲れている日にとても癒やされる。今はAesopスペアミントの香りを愛用中。気分で変える。
▶無印良品/エッセンシャルオイル・ひのき(左下)
▶無印良品/エッセンシャルオイル・くつろぎ(右下)
▶Aesop/Isabelle Oil Burner Blend(右から二番目)

寝室やアトリエ、玄関、お手洗いなどに複数置いているサンタ・マリア・ノヴェッラのポプリは消臭効果もあるし置いているだけで癒しの香りが漂ってくる。
▶サンタ・マリア・ノヴェッラ/ポプリ(左端)

一日を通して、私は香りにかなり救われている。
「いい香りがする」ということはお洒落や背伸びをすることだと思っていた頃もあった。

最近はアロマテラピー検定の本も少しずつ読んでいて、その中で香りは精神的に癒すホリスティック(*1)な考え方もあるのだと理解して色々と腑に落ちるようになった。

香りは無理に楽しむものでもなく、自分が心地よいな、と感じられるものが一番。
私は自然とそれがひとつの楽しみになっているから、今自分が香りに興味がないなという方は無理をせず、興味が出始めたらぜひ生活の中に香りを意識して取り入れてほしいなと思う。

香りは奥深くも、生活にナチュラルに寄り添っているものだと思う。

※1ホリスティックケア:病気や不調そのものだけでなくその要因となったライフスタイルやストレスなど身体も心も環境も包括的に捉えて整えていくもの。(アロマテラピー検定公式テキストより抜粋)

PROFILE

苅田梨都子
苅田梨都子

1993年生まれ、岐阜県出身。ファッションデザイナー。
母が和裁士で幼少期から手芸が趣味となる。
バンタンデザイン研究所卒業後、梨凛花を6年手掛ける。
現在は自身の名前であるristuko karitaとして新たに活動を始める。

INFORMATION

イベント情報

10月にritsuko karita20AWの販売イベントと21SS新作展示会を予定しております。
ritsuko karita Online

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