すぐに消え去ってしまう一瞬一瞬を切り取っていく写真家は、過去・現在・未来の時間軸のなかで、被写体とどう向かい合っているんだろう? 撮影した写真はすぐに過去になってしまうけれど、それでもシャッターをおしたその一瞬は、見えない何かをとらえるような感覚があるのではないだろうか。まるで、未来をつかもうとするみたいに。
今回は、She isがこれからの時代をアップデートしていくと考える写真家たちに、同時代に生きながらきらりと光る感覚を持つ「未来からきた女性」を聞いて、撮影してもらうことにした。足元には、その時代のストリートで映えるスタイルにアップデートし続けているアシックスタイガーのシューズ「GEL-MOVIMENTUM」を履いてもらって。
三人目の写真家は、音楽やパフォーマンス、写真など領域を問わず活動しているアーティスト・花代のアシスタントを経て、自身もカルチャーシーンを横断するような活動を行っている池野詩織。様々なミュージシャンとも親交が深い池野が選んだ「未来からきた女性」は、友人である鈴木真海子だ。ヒップホップユニットchelmicoでMC MAMIKOとしても活動する彼女のポジティブなオーラを「ピカっと輝く」と表現した池野は、2020年に向けて開発が進む未来都市みたいな渋谷の街中で、光を探すようにして写真を撮り始めた。
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