2020年10月7日(水)
エレン 10月7日(水) 10:30
何日も雨が降り続いたあとで、今朝は雨が止んだ。日が照っているわけではないが、晴れている。
私たちはまだ、インディアン・サマー(小春日和)がこの10月に来ることを望んでいる。
何日か前に、東京の友達が音楽家で作曲家のテリー・ライリーの話を教えてくれた。彼は85歳で、コロナ禍のために日本で足止めをくらい、そのまま山梨県で暮らす決意をしたらしい。インタビューで、彼の人生でもっとも幸せなときの一つだと言っている。なんてラッキーなの!
娘のクラリッサと私も、3月の初めごろ、日本で足止めをくらいたいと望んでいたが、それは起こらなかった。むしろ、私たちはここで、私たちが暮らしているこの場所で、身動きがとれないでいる。私の人生ではずっと、「どこか他の場所」という考えが重要だった。この村に住むことは好きだけれど、ここを離れることができるということも知っておきたいし、未来の旅も楽しみにしている。政治的な状況のせいで、身動きが取れないような気になっているのだ。
そこで、提案があります。とても美しいフランスの村にある、私の美しい中世の家、小さな庭、3匹のネコとフォルクスワーゲンを、日本(できれば京都)のフラットか家と、2021年に1か月間、交換しませんか。ご興味があれば、インスタグラムで私に連絡をください(@eleinfleiss)。
ナカコ 10月7日(水) 15:30
イギリスに着いてから1週間が経った。こちらの家に来てすぐ、ボイラーがちゃんと動いていないことに気がついた。つまり、ヒーターもつかなければ、お湯も出ないということだ。気温は10度くらい。このせいでわたしは風邪を引いた。
ある日、熱が下がって、雨ばかりだった天気がようやく晴れた日の午後、うれしくなって、薄着で買い物に出かけたが、外はまだ肌寒かった。その日はあとになって、また高い熱が出て、その熱はしばらく続いた。
今日は回復して、洗濯や片付けをする元気があった。近くの公園に散歩に行き、食料品の買い物をした。私がロンドンを発ったのは初夏で、まだロックダウンの最中だったので、カフェは閉まっていて、子供たちは公園の遊具で遊ぶことができなかった。今は秋で、風景にもいくらか変化を感じる。気分もよかったのだけれど、家に帰った途端、息子が学校から帰ってこなければならなかったことを知った。鼻水が出ていたせいで、マスクをきちんとつけることができなかったのだ。
イギリスでは、いくつかの地域が再びロックダウンに入っている。ロンドンはまだそこまでではないが、新しいルールが導入された。