京都の山奥の小さな村で、畑を耕し、住まいを造り、そして服をつくるファッションブランド<iai>。<iai>の服をつくるタイキくんは、妻であるアイちゃんと娘のシグサちゃん、そして3匹のヤギ達と共に暮らしている。今日の天気、穫れる野菜、木々や花々の声に耳を傾け、日々の生活のなかで生まれる<iai>の服。去年の冬に、彼らの暮す村へお邪魔したときは、見渡す限りの雪景色だった。
第五回:生活にあう<iai>(前編)
第六回:生活にあう<iai>(後編)
2019年の夏、彼らが少し変わった場所で展示会をするというので、再び<iai>へ会いに、京都の奥のほうへ行ってきた。
まず(前編)では、展示会の様子を写真でお届けします。
i a i exhibition “ 光々凡々 ”
2019.9.13(Fri)-9.15(Sun)/10:00-16:00
-元伊勢外宮豊受大神社 神楽殿-
豊受大神社は元伊勢外宮(げくう)ともよばれ、天田内集落にほど近い舟岡山の山頂にある。
境内は、本殿とこれに接する拝殿を中心に、四方に別宮として多賀・月読・士・風の各神社が祀られ、
会場となる神楽殿はこの一廓より少し低く、表側参道沿いに建っています。
樹齢千年をこえる木々たちが呼吸に寄り添ってくれるこの場所は
五年前に移住した頃
はじめて足を踏みいれた時の感触が心地よかったこと
そして、人にそう遠くないところと感じとれ
僕はこの場所がつくりだす明るい匂いが好きになった。
そんな心入れのある場所を自分の手で綺麗に掃除して
衣服を並べて皆さまを迎えられる日が待ち遠しいです。