あなたは、どのように服を選んでいますか? 服が生まれるまでの過程やそこに宿る哲学を深く知ることができたなら、まとう服の選択肢は自分自身がなんとなく持っているルールを超えてもっと広がっていくのかもしれません。
伊勢丹新宿店によるカルチャーやファッション、今注目のニューカマーなどを独自の目線で発信し続けるプロジェクト「TOKYO解放区」。TOKYO解放区が主催で、2020年2月26日(水)から3月10日(火)、伊勢丹新宿店本館2階のRestyle TOKYOにて「知る」という企画が行われます。
クリエイションの過程それぞれに「哲学」のあるブランドを選び抜いたというこの企画に共感し、それぞれのブランドの過程や背景をShe isでもご紹介できればと思い、今回の記事が生まれました。
この企画を立ち上げたTOKYO解放区担当の千葉雛子さんは、それぞれのブランドのデザイナーとの対話を重ねながら、どのような過程でつくられていったかを知っていったそうです。千葉さんによるこの企画に込めた思いとともに、企画に参加するkoll、RURI.W、SREU、BELPERの4つのブランドのデザイナー・ディレクターの方々に、服をつくることや生活をするなかで感じる「ルール」についても言葉をいただきました。
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ブランドの哲学を知ることを、お買い物の「新ルール」に加えてみる
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石内都さんの写真集『Mother's』から着想を得て、実母のワードローブを眺めることから始まったkollのコレクション
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自身の祖父をミューズとし、過去を紐解き、未来へ繋ぐコレクションを展開するRURI.W
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古着と向き合い、既に在るものを活かしたサスティナブルなものづくりを行うSREU
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デートの待ち合わせなどで“ちょっと背伸びをする”瞬間を演出する助けになればという思いで服を作るBELPER
ブランドの哲学を知ることを、お買い物の「新ルール」に加えてみる
お洋服を選ぶとき、かわいいかどうか、予算に見合うか、着ていく場所があるのかなど、色々な選び方・優先順位のつけ方があると思います。それはひとりひとりが持っている自分自身のお買い物の「ルール」。
アパレルとファッションは、近いようで違うもの。ファッションのすごいところは、そのお洋服を装うときに、そこに込められた願いや、潜んでいる哲学を知ることで、その願いや哲学をも細部まで一緒に纏えてしまうところ。そして、夢や希望、憧れやときめき、高揚感、最終的には愛さえも生みうる魔法のような力を持っているところ。
TOKYO解放区は、「ファッションをたしなみ、カルチャーをたのしむ。」という思いのもと、様々な事象における哲学や過程を発信し、たのしんで生きていくきっかけになる、ファッションを愛しむプロジェクトを企画・運営しています。そして、TOKYO解放区が2020年のTOKYOのファッションシーンを彩る4つのニューカマーブランドを紹介する今回の企画のタイトルは、「知る」。
それぞれのブランドの哲学を知ってみた結果、ぴったりのものがあったらとっても嬉しいですし、ファッションの愛しさをちょっぴり思い出して、それもお買い物の「新ルール」として優先順位高めに追加してもらえたら、それも何より嬉しいです。
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