違う場所の同じ日の日記

ささやかな個人史が小さくとも点々と世界に灯り、のこること

テキスト:野村由芽
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2020年4月6日(月)

穐山茉由さん

昼過ぎから、She isのインタビュー撮影。
実はいま、She isのとあるプロジェクトでさまざまな女性へのインタビュー動画を撮影している。本来ならそれぞれの方に合った場所まで出向いて撮影をするはずだったのだけど、コロナウイルスの影響で全てを電話会議形式のリモート撮影に切り替えた。

遠藤麻衣さん

先週オンラインでの確定申告に失敗したので、役所に行くことにした。地下鉄の駅に向かう地下道で、アイドルらしき人のチェキが1枚、壁に立てかけてあった。2020年3月7日って書いてある。もう1ヶ月も前のものだ。たぶん、気付きやすいように拾った人がそこに置いたんだと思う。もしかしたらすごく大事なものかもしれない。池袋駅を通ると、人がとても少なかった。

大崎清夏さん

仕事仲間のMさんKさんと陽が暮れる前からオンライン飲み。ビール2缶ですっかり酔っぱらう。最後はふたりと繋がったまま外に出て、海と富士山に沈む夕陽を見せてあげた。

クロダミサトさん

勇真さんは仕事。週末自粛要請が出ていたので、4月4、5日はとりあえずお店を閉めたが、これからどうするか今日行って考えるとのこと。働いてくれている従業員の人たちもいるし大変そう。

後閑麻里奈さん

今日は私の大切な師匠の命日でもあり、大好きな祖母の誕生日だ。この日が近づくと、自然と二人の顔が思い浮かんでくる。

最近よく師匠から学んだことを思い出す。植物と会話をすること、自分の内側の聖なる存在について、瞑想の方法やヒーリングなど、とても大切な宝物。この状況の中で、彼が教えてくれたことの中にヒントが眠っている気がしていて、5年ほど前のメモをゆっくり読み返している。

つめをぬるひとさん

会社を辞めてフリーランスになり、数日が経つ。
自分でも笑ってしまうくらい、ものすごいタイミングでフリーになってしまった。
不安はもちろんあるけど、意外と暇にもなっていないので、
関係各所はもちろん、こんな不要不急のものを楽しんでくださる方には、
一人一人のお宅をまわって菓子折でも持っていきたいくらいだけど、
受けたご恩は爪で返していくのが筋なのかなと思う。

羽佐田瑶子さん

6時半起床。よく晴れていたので、庭遊び。母が手入れをしている庭にはフリージア、マーガレット、チューリップと春の花が満開。青は最近歩けるようになり、黙々とうろうろしている。マーガレットの花びらで「好き/嫌い」を数える遊びをする。たのしそう。パン屋さん「クク」へ食パンを買いに行く。

花田菜々子さん

店を開けるも、あまりにお客さんが来なすぎて、これからどうなるのかもわからなくて、やる気があるような、ないような、何か考えたほうがよさそうな、考えても仕方ないような、ピリっとしない日々だ。仕事の打ち合わせ1件。退勤後、店で本8冊ほど買う。家に帰るのも気が進まなくてダラダラ歩く。

麦島汐美さん

SNSで元気をアピールした直後に、言わなくていいことを大切な友人とLINEで送り合って、相手を傷付けたあと、いま深夜の底でこの文章を打っています。本当にあなたと共有したいことは、もっと楽しくておもしろいわたしたちの未来だったはずなのに、どこかで間違えてしまった。発言、やり取りのひとつひとつがこの状況に対しての姿勢を問われているような気が日に日に増してくる。

和島咲藍さん

母の背中を押した。何かの決断を応援したりしたのではなくて、文字どおり背中を押したのだ、指で。

右の肩甲骨の周りにごりごりした塊があって、そのせいで不整脈がおきてしんどいようだった。整骨院で働く母の指示を受けながら塊を探し当てるのは、まるで自分がUFOキャッチャーにされているみたいで可笑しかった。

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