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短歌「いま」/伊藤紺

特集「癒やしながら」に寄せた6人の詩と短歌

2020年7・8月 特集:癒やしながら
短歌:伊藤紺
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「いま」伊藤紺

レジ袋断り牛乳素手で握る2020を生きているきみ

やきそばよ、人間はめんどくさいからソース味は永遠と思う

ライオンのようなくしゃみを聞いてからきみのからだがすこし大きい

この曲が流れる世界で生きたくて、いま人生の指揮台に上がる

ほかの人の「情報ではない言葉を今。「癒やしながら」に寄せた6人の詩と短歌」をよむ
のびやかに紡がれた詩や短歌の言葉が、頭を満たしていた考えをときほぐし、ゆさぶり、ずらすことがある。自分で自分をたすけるための癒やしを宿した言葉を。

大崎清夏の詩
戸田真琴の詩
初谷むいの短歌
文月悠光の詩
雪舟えまの短歌

PROFILE

伊藤紺
伊藤紺

1993年生まれ。歌人、ライター・コピーライター。2014年より執筆活動、2016年より作歌をはじめる。2019年、歌集『肌に流れる透明な気持ち』を刊行。うれしいが好き。

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