She isは“この場所を一緒に育てていく力を交換しあうための“Membersとともにつくりあげています。編集部から伝えたいことを熱く書き連ねることもありますが、公募を募ったり「She is MEETING」(以下MEETING)と題して会話をしたり、Membersとの濃密なやりとりはこの場所の真髄のようにきらめいています。
オンラインで、水曜日夜に編集部とMembersで語らう「She is MEETING」。コロナ渦で開催回数も増え、うれしいことに顔なじみの方も増えてきました。今回は、MEETINGやトピックを立てて会話をする「TALK ROOM」によく参加してくださっているMembersとGirlfriendsの6名にお声がけしました。She isになぜ興味を持ったのか、なぜMembersになったのか。「自由である勇気」「緩やかな連帯」「自愛の気持ちを高めていく」自分自身を取り戻すような言葉が次々と表れてきます。自己満足な部分はあるかもしれませんが、She isを愛してくださっている方々の声に耳を傾けた時間は、お互いの大切にしているものを探っていく心地がしました。
帰る場所として緩やかに存在している。
久保山(編集部):本日は参加くださってありがとうございます。よろしければ自己紹介からはじめたいと思います。普段していること、She isに興味を持ったきっかけなどお話しいただけますか。
cocco:こんばんは、東京から参加しているcoccoと申します。She isを初めて知ったきっかけは、タトゥーシールを作ってらっしゃるKaho IwayaさんのInstagramです。最近Membersになって、MEETING第5回の日記を読み合う「違う場所の同じ日の日記」に参加させてもらいました。家族でも恋人でも友だちでもない、今まで知らなかった方々の価値観や言葉を聞くことができる場所というのが、すごくしっくりきていて。自分から発信する自信はまだないんですけど、記事を読んだりイベントに参加させていただいたりして、知らなかったことや考えたことなかったこと、逆に興味はあったけど言葉に出すのをためらっていたことも全て、フラットに会話できる場所だなと感じています。好きなものは景色で、写真を撮ったり見た景色を刺繍したりしています。
アサコ:静岡に住んでいるアサコと申します。Membersになったきっかけは記事に惹かれたのと、好きな作家さんがGirlfriendsにいたから。好きなカルチャーや映画、本について話せる場が周りにあまりないので、参加したいと思いました。好きなことは、絵を描くことです。静岡はテクノのDJをやっている人が多くて、友だちのバーでイベントを企画して、絵を展示させてもらったりしています。
やしぞう:こんばんは、東京に住んでいるやしぞうです。知ったきっかけは、山崎まどかさんとトミヤマユキコさんが好きで、おふたりが最初の特集で対談されているのを拝見したからです。ずっと学生だったので、Membersの月額料金を支払う余裕がなかったんですけど、社会人になって「生理現象をおもいやる」の特集のタイミングでMembersになりました。「買い物は投票」って言葉があると思うんですけど、私はShe isをすごく推しているんですよ。ファンだから、推しに貢ぎたい気持ちです。
久保山・竹中(編集部):めちゃくちゃうれしいです。
やしぞう:音楽が好きで、今日も渋谷パルコでレコードを何枚か買いました。音楽だけじゃなくて、映画も音楽もアートも本も、カルチャー全般大好きです。TALK ROOMでも気になったものに書き込ませてもらっています。
わか:こんばんは、わかです。She isを知ったきっかけは、つめをぬるひとさんの記事を読んだのがきっかけだったと思います。あとは、和田彩花さんが大好きでイベントにも参加したくて。Membersは、ここまで好きなんだから入っちゃえ! という勢いで入りました。もともと好きな場所でしたが、コロナになってからより重要な場所になっています。一人暮らしをしていたので、家族にも友だちにも、新しい人に出会える機会なんてなくなってしまった時に、MEETINGは大切な場所でした。新しい人に出会うのって精神的には疲れるんですけど、大きな力になりますよね。あとは、週報をこっそり楽しみにしています。今は大学を休学して、韓国に1年間きています。好きなことは書店巡り。韓国でいろんな本屋さんを巡っています。
後閑:後閑麻里奈です。今は、広島の尾道市にある向島という島に住んでいます。She isとは、1年ほど前にfoo CHOCOLATERSというところでチョコレートを作る仕事をしていた時にご縁があって、ギフトでチョコレートを入れさせてもらったり記事を書いたりしました。She isは元々ありそうでなかった場所ですよね。メディアによる一方通行な発信はありますけど、社会で表立って活躍していない人でも、双方で関われるっていうのが、なかなかない機会で。特にコロナになってからは、私もわかさんと同じようにMEETINGが大切な場所になりました。行き場のないアイデアとか思いみたいなのを共有できる場所として、すごくありがたい存在。MEETINGを離れた後も、自分の中で緩やかに繋がっている感覚があって、帰ってくる場所って言ったら大げさかもしれないですけど、それくらい自分の生活に必要な存在だと感じています。
燈里:台北市に住んでいる燈里と言います。She isを知ったきっかけは、多分2018年5月「生活をつくる」の公募に応募して、それからGirlfriendsとして記事を書かせていただくようになりました。覚えている特集は「ほのあかるいエロ」、女性が自分で性について語るっていうのがすごく新鮮で、よく覚えています。私のような一般の人も参加できるのが面白いですし、参加できてうれしいです。今は大学院に所属しながら、翻訳の仕事をしたり、映画や展示を企画してアートスペースを主宰したりしています。
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